ようす さんの感想・評価
3.7
すみっこが落ち着くキャラクター達の、絵本の中での出会いと大冒険♪
2019年公開の劇場版作品。
公開当時、評価がとても高いことを知って驚いていました。
すみっコぐらしというキャラクターがいることは知っていて、
人気があることも知っていて、
一応何匹かは覚えもしていたのだけれど、
果たしてキャラクターが先行している作品の、
しかも劇場版を面白いと思えるのか、
観る直前まで疑いを持っていました。笑
短い内容ではあるけれど、
見終わった今、すっかりすみっコ達にメロメロです。笑
60分ほどの作品です。
● ストーリー
すみっこが落ち着く仲間たち、すみっコ。
今日はみんなでご飯を食べに、
喫茶「すみっこ」へ。
料理を待っていると、
地下から大きな音が。
行ってみた地下室で、
絵本の中に吸い込まれてしまう。
絵本の中で出会ったのは、
ひとりぼっちのひよこ。
みんなでひよこのおうちを探してあげることにする。
絵本の中には世界のいろんな物語が集まっている。
桃太郎、マッチ売りの少女、人魚姫…。
物語の登場人物になりながら、
迷子のひよこのおうちと仲間を探すお話です。
押し付けられて戸惑いながら役をするキャラもいれば、
ノリノリなキャラもいる温度差に笑う。笑
キャラクターの意思を無視したナレーターの強制進行にも笑えましたw
この劇場版の素晴らしいところは、
開始5分のキャラクター説明がわかりやすいところ。
すみっコ(と、みにっコ)と呼ばれるキャラクターはたくさんいて、
これまで私も覚えようとしながら覚えきれずにいたのですが、
この5分の説明ですっと覚えられました。
今までの苦労は一体…。笑
今までキャラクターの設定は一切知らずにいたのですが、
それも説明してくれるので、初見の大人にも超優しいw
こうしてキャラクターの設定を聞くと、
見た目+ネガティブな設定の可愛さにハマりましたw
なるほど、これは人気になるわけだ…。
ストーリーは子ども向けだろうと思っていましたが、そんなふうになめてかかってそうな大人の鼻を明かすミスリードもあったりで、
思っていたよりもちゃんとしていました。
というか、キャラが可愛いからそれだけで楽しめる。
キャラクターがしゃべるセリフはなく、基本的にはナレーター(V6の井ノ原快彦さん&本上まなみさん)の進行。
キャラクターのセリフはすべて字幕(ひらがな)です。
ナレーターがしゃべりすぎてうるさいなと感じるシーンもありましたが、
大事な山場の感動シーンはキャラクターの表情のみで進行し、
余計なナレーションが入らなかったので、そこはポイント高かったです。
言葉がなくても感じ取れることがたくさんで、
子どもの情操教育に最適すぎないかと感心していました。
もちろん、私も感動していました。
優しくて、あったかい世界でした(*´ω`*)
● キャラクター
すみっこが落ち着く、すみっコ達。
“しろくま”や“ねこ”といった、動物モチーフのキャラもいれば、
“とんかつ”や“えびふらいのしっぽ”という食べ物モチーフのキャラ、
“ぺんぎん?”や“にせつむり”といった、正体が怪しいキャラまでww
設定を聞いているだけで楽しかったです。笑
今回は絵本の登場人物になるということで、
各キャラコスプレモード。
これはグッズの需要も高かっただろうし、
作りがいがあっただろうな…。笑
ちなみに私はエンドロールの全員ひよこ化が一番好きでした(*´Д`)
● 音楽
【 主題歌「冬のこもりうた」/ 原田知世 】
優しい歌です(*´ω`*)
ほっこりしたエンドからのこの歌への流れは、
雰囲気を壊さなくて素晴らしいです^^
● まとめ
あったかくて優しくて、いい世界でした(*´ω`*)
すっかりキャラの可愛さと優しさに魅せられました。
すでに私は他の劇場版も観たくなっている。笑
グッズも欲しくなっている。笑
文句なく親子で楽しめる、
素晴らしい作品だと思いました^^