えんな さんの感想・評価
3.9
自衛隊とファンタジー
これは中々の傑作だと思います
オタク文化で侵略、最初は「へ?」だったけど、こういう設定もアリですね
幼女にメイドにエルフ、萌えましたか
残念ながら個人的には萌えなかったけど、ストーリーは良かったかな。
えんな さんの感想・評価
3.9
これは中々の傑作だと思います
オタク文化で侵略、最初は「へ?」だったけど、こういう設定もアリですね
幼女にメイドにエルフ、萌えましたか
残念ながら個人的には萌えなかったけど、ストーリーは良かったかな。
ストライク さんの感想・評価
4.2
原作 ラノベ (2011年12月現在 既刊8巻)未読
全12話
ジャンル:オタクファンタジー
現代の日本に住むオタク主人公が、異世界で漫画やアニメのオタク文化を布教するお話。
1話観て嵌りましたw
話の設定とか、いいアイデアだと思います。
笑える所もあるし、萌える所も勿論あるし!^^
ラスト2話は、急にシリアスだったしw
キャラでは、皇帝で幼女体系のペトラルカも可愛いけど、
自分はメイドのミュセルが愛らしくて好きでした!
惚れてまう(●´ω`●)ゞ
いろんなパロディーもあり、笑えます! ^^
中でも空鍋のパロでは、ミュセルが同じヤンデレ気質を伺えました^^
あれ、どれだけの人が『SH〇FF〇E!』の芙〇楓だと分かったのかな?^^;
自分は、今期で2番目に好きな作品でした。(1番はゴールデンタイム)
殆どミュセル目当てw (〃ω〃)
原作が続いている割には、綺麗な終わり方してました。
2期 観たいですね ^^
OP:「ユニバーページ」歌 - 三森すずこ
ED:「私の宝石箱」 歌 - ペトラルカ・アン・エルダント三世(渕上舞)
OPの曲のCMで、三森さんが出てますが、あの決めポーズが 何だか可愛いですねw
ニャハハ(*^▽^*)
CD購入しました。 ^^
ato00 さんの感想・評価
3.6
異世界ファンタジーと萌文化、異色のコラボです。
日本国国益のため、萌文化を武器に異世界と交流。
そのために、オタク主人公を日本国が採用。
面白い設定でした。
内容は軽いラブコメ、ストーリーは正直微妙。
{netabare}シリアス部分はあまり必要なかったかな。
ラストのお安い政治家?役人?必要ありませんね。{/netabare}
作中背景にアニメ作品が多数登場します。
そのほとんどがわかる自分が楽しい(悲しい?)です。
私は、皇帝ペトラルカ派です。
ペトラルカの容姿・性格・口調、お気に入りです。
ED曲には癒されます。
個人的にはアキバのペトラルカを見てみたいです。
ペトラルカ「ブルー・レイとはどんな女なのじゃ」(CMです)
この言い回し、かなり好きです。
<追記;オープニング>
ふと、昔聞いた曲が心に止まることがある。
OP「ユニバーページ」がそんな曲。
テンポの良い爽やかで優しいメロディーです。
異質に触れて変化する。
それは一種の恋愛ですね。
ラストのポロン、ダブルヒロインの足チラ挨拶がかわいい。
ぺー さんの感想・評価
3.9
原作未読 なろう出身
前世の記憶を保持したまま赤ちゃんからリスタートするものの肝心な前世のくだりには一切触れず。
前世との繋がりないならわざわざ転生させる設定必要ないじゃん、が持論の私ですので普段なら捨て置く系。されど悪いイメージを本作には抱かず。展開された全12話はハイファンタジー寄りでした。昔気質でワイ好みのやつ。
あらすじそっちのけ自分史での“パラディン”との出会いは某手強いシミュレーションゲーム。クラスチェンジしての上級職が聖騎士さま“パラディン”にもつイメージ。
“最果て”ときたら想像するは辺境の地。お隣中華なら離れれば離れるほど蛮族の地。我が国も京都から離れれば離れるほどみたいな中世史もございます。
タイトルからは辺境の蛮族の住む土地に住まう聖騎士さまとある意味相対する語意をイメージできやや深みがありそうだったので視聴開始。
さっそく前世の記憶を持った赤子はスケルトン・ミイラ・ゴーストの3体に育てられることになるという冒頭。成人マインドを持ったまま異能から英才教育を受けるわけでして、この赤子主人公ウィリアム(CV河瀬茉希)は常人には計り知れぬチート能力を身につけていくわけですが嫌味や臭みはありません。
突飛な設定ですが全12話の中できちんと種明かしがされ、辺境“最果て”の地からさてさてどうなるやらといった物語。
好意的に捉えてます。トーンはやや落ち着きめの地味な作風ですが飽きがこない。
おススメポイントを挙げるならば
“祈り”
登場人物それぞれにややキリスト教的敬虔さを感じるところでしょうか。
ファンタジーにおいて中世ヨーロッパ的世界は鉄板です。ただし現実世界を形作ったであろう哲学(キリスト教)は抜けていて、観る側もそれに慣れっこになってますよね。そこに魂ぶち込んだ感じ。もちろんその他大勢の作品を悪く言うつもりはなくていつものやつは雰囲気を楽しめば良いのでしょう。WEB会議で背景をヤシの木にしてリゾート感出すのと変わらないです。
正直なところ、異形との戦闘なんかは迫力不足で見た目が楽しいとはいえません。青年期を迎えても女性声優河瀬さんが続投してるのがもの珍しいくらいで全体としてはオーソドックス。
ただしぶち込まれた魂(祈りとか敬虔さとか)によって背骨が通ってるというか体幹がしっかりしているのは感じられるかも。上に乗っかる筋肉にビルダーのような華やかなもんはないけどなにかしら引っかかりがありそうな逸品です。
{netabare}放送終了後に2期制作するよ!の発表でした。つまりお話の区切りは中途半端なのですよ。スッキリ気分爽快とはいきませんでした。{/netabare}
※ネタバレ所感
■主に信仰について
(1)パンとワイン
{netabare}キリストの“体”と“血”ってやつですね。祈りの代価として地母神マーテルからパンを授かるシーンで思いだしました。自分の体の暗喩ととれば「マーテルめっちゃ慈悲深いやん」と感心します。
一方で信仰対象とする神を掛け持ちするのは禁止みたいで不死の神に誓いを立てたマリーはいわば背信行為をしており、罰として身を焼かれているとの描写。剣と魔法の世界で信仰がわりとまともに描かれているのが新鮮ですね。
それと一神教っぽくしながらギリシャ的な多神教の世界にしているあたり柔軟です。ファンタジーでは属性が複数あったりもして多神教との相性がいいんでしょうね、きっと。{/netabare}
(2)○○との対話
{netabare}おおかたモノローグって独り言を指しますが、本作は“神様への問い”がちょこちょこ挟まれます。日本では仏さまも神さまもなにかお願いする時ぐらいでしか登場せず善悪の判断を仰ぐことはまずありません。お天道様が見てます。{/netabare}
(3)聖職者
{netabare}修道院の少年たちみたいな純潔とか好きですもんね。なんとなく河瀬さんがそのまま声あてしているのも意味がありそう。男声より透き通ってる(偏見)。{/netabare}
{netabare}もしくは2期のどっか特殊EDで歌うとか。1期最終話でパーティの吟遊詩人がつくったインスト曲に詞がつくかも。別アニメですが『ゾンビランドサガ』純子役の歌唱での存在感ハンパなかったですしおおいに期待っす。{/netabare}
視聴時期:2021年10月~12月 リアタイ
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2022.02.11 初稿
レオン博士 さんの感想・評価
3.9
【紹介】
滅びた辺境の町で、3人のアンデッドに育てられた少年が、
聖騎士を目指して冒険する重厚な世界観が魅力のハイファンタジーなろう系アニメですが、作りが全体的に少女マンガチックなので雰囲気が出ていない。
惜しい作品ですが、正統派なファンタジーで、こういうの好きです。
【作画】
柔らかくて美しい感じのデザインで少女マンガ風のオシャレなデザインしています。作画もそれなりに良い感じです。
だけど、この作品に求めているのはそんな優雅さではない。
この作品は色々惜しいところありますが、最大の欠陥は設定と見た目があってないことだと思う。
この作品は重厚な世界観を持っているので、その世界観を映像で十分に表現しきれていないのが残念。
声や絵が可愛すぎて、せっかくの重厚な世界観が台無し。
こういう世界観の作品には、もう少し動きや音に緊張感や重みを感じたいし、
敵とかアンデッドとかダンジョンには、もっと薄暗くて、荒廃していて、死の香りが漂っているような不気味さが欲しい。
【主人公について】
主人公の声や性格がこの世界観にあまり合ってない。
落ち着いていて思慮深いタイプなのはいいけど主人公って言うよりまるでヒロインのような性格してる。
女性っぽい繊細さがあって、強さの割に戦い方がちまちましているし、情緒も不安定で、可愛すぎる声と相まって女の子っぽい。
また、主人公の強さは可愛い見た目とこの世界観の作品の割に過剰で、重厚な設定の割にバトルに緊張感がない。
この作品を好きになれるかは、「最果てのパラディン」というタイトルの印象とはかけ離れた主人公像を許容できるかが鍵かも。
【キャラクター】
キャラクターは総じていい感じ。
特にアンデッド3人のキャラクターが良かった。
ハーフエルフの射手も女性よりな顔つきで、ホントに少女漫画感ありますね。
ヒロイン的なキャラクターに頼らず、キャラクターの人間的な魅力で勝負しているとこはいいと思います。
【気になったところ】
{netabare}
主人公が、アンデッド3人のこと大事なのはわかるけど、自分の命を軽く見すぎているところは気になった。
何故か理由がわからないけど、大好きな家族が自分を殺そうとしている。
殺されても仕方のないことをしたんだろうから殺してもいいよって聞き分け良すぎるにも限度ってものがある。
理由を聞いて納得したならともかく、なんでかわからないのに殺されて終わりでいいの?
特に過酷な人生を歩んできたわけでもないのに、まるで希望を持つことを諦めた自殺志願者のような死生観でちょっとあり得ないかなって思います。
こういう考えに至るにはそれなりの説得力が必要だと思う。
{/netabare}
【シナリオ】
主人公の親から独り立ちして弱い自分と決別して戦う覚悟を決める感じがすごく良い。
旅先で仲間と出会って弱い者を救いながら敵と戦う王道ファンタジーで、
安直な萌え要素に頼らず話の面白さで勝負しようとしているところはGOOD。
世界観の面白さよりも、主人公の精神的な成長に焦点を当てている感じですが、思ったよりも成長は感じられなかった。
ただ、結構スローテンポで話が進むので少し退屈なところもありますが、雑多な異世界なろう系とは一線を画した魅力がありますね。
シナリオは面白くて好き。
【総評】
前半がちょっとスローペースすぎるのと、その割に3人の掘り下げが不足気味かな。
もうちょっとテンポよくして、アンデッド3人との家族の絆をしっかり見せてほしかった。
設定が魅力的で話も面白いけど、重厚な世界観が映像としてうまく表現できていないので、もっと予算つけてあげれば名作になりえるポテンシャルがあると思いました。
結構面白いと思うので、2期が楽しみだし、原作を読んでみたい。
えたんだーる さんの感想・評価
4.6
本作の原作は「小説家になろう」に掲載され、主人公は現代日本から転生したということになっていますが、その設定のことはほとんど忘れて良いんじゃないかと思うくらいにまともなファンタジー作品で、個人的にはけっこうお勧めです。
ただ、主人公が生まれ育ってから「最果てのパラディン」になるまでほぼ1クールを使ってしまうという、人によってはそのテンポ感に堪えがたい作品にもなっています。続編の制作が既に決定しているのが救いです。
あんまり似たアニメ作品を思い浮かべることができませんが、『グランクレスト戦記』とかを楽しめた人なら大丈夫な気はします。
神が想像上の物ではなく実在することを一般人もある程度認めていて、神官は場合によっては神と直接向き合うという世界観はとてもファンタジーっぽいです。
さて、皆さんは聖騎士(パラディン)と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。
騎士(ナイト)は中世ファンタジーでもおなじみですし、歴史上にも多数実在しますし、実は現代でも爵位として残っておりナイトを名乗れる人は存在しています。でも、たぶん現代にパラディンはいないですよね。
物語で聖騎士(パラディン)として出てくる人物というと、違う人もいますが概ね「騎士でもある聖職者」みたいな雑なイメージがあります。
で、聖騎士(パラディン)として物語や伝説として語り継がれる人もいるんですけど、基本的にはRPGとかで聖魔法的な物が使える騎士の上級職的な物としてしか認知されていません。そういう聖騎士は必ずしも神に日常的に祈ったり聖職者としての立ち振る舞いをしたりはしなかったりする人もいます。
翻って主人公のウィルくんはブラッドという元戦士に剣術や格闘を仕込まれ、ガスという元魔法使いに魔法を仕込まれ、地母神マーテルの神官だったマリーに神への祈りや聖職者としての在り方を学び、正式に「灯の神グレイスフィールの神官」としてグレイスフィールに認められています。
そして、王弟エセルバルドに正式に叙任されてパラディンとなるのですね。
こんなに聖騎士然としたキャラクターも創作物といえども珍しくて、価値判断や考え方が周囲から浮いていてそのギャップとかも面白いと思います。
ワタ さんの感想・評価
2.3
※超絶酷評です
序盤からずっと低空飛行を続けてましたが
終盤2話でようやく振り切れてくれましたね、マイナス方向にですがw
冷静沈着だったカラスさんの躍動っぷりが面白い。小物臭全開のセリフとかいちいち笑えます。
まあせめて、キャラ萌えありきの作品なんだから、キャラは魅力的に描いて欲しかったです。
どのキャラも性格がテンプレで、セリフもありきたりでつまらない。行動原理も所々おかしいし。
調子っぱずれな歌やマヨラー(笑)とかで個性付けしようとしてるけど完全に失敗してる。
それだったら挫折や葛藤させたり、もっと内面を掘り下げるべきでしたね。
友情をテーマにしてますが、まあこれも薄っぺらいし、やたらと押し付けがましい。
ドッキングすることで相手の気持ちが簡単に理解できちゃうらしいので
まともに描く必要ないんですかねw
最終回の連続ドッキングは友達を使い捨ててるようで、案外皮肉の意味も込められてるのかw
他にも
敵にあっさりやられるだけで存在価値のない戦艦&戦闘機
明らかに演技力不足な声優陣
ひたすらキモいだけの安易な尻プッシュ
数え上げればキリがないですね。作画も後半力尽きちゃったし。
上記で挙げたような粗を感じさせない、畳み掛けるような「勢い」もなかった。
ウケそうな要素を他作品から拝借して適当にぶち込んだだけ。
作品の個性や作り手の情熱をこれ程感じられない作品もないですよ。
ビビットこないどころか、はやくも2013年ワーストアニメ筆頭候補に躍り出ちゃった感。
今後これを下回る作品が出ないことを願うばかり。
2期やるのか分からないけど、こんな糞アニメのために貴重な枠を使って欲しくないですね。
アトランティス さんの感想・評価
3.9
プリキュア+エヴァ+ウィッチーズのような作品。
主人公が○○ラーだったり、屋根から軽く飛び降りたり、変な鼻歌など笑いどころやツッコミどころも多く
自分的にはなかなか楽しんで毎週見れたと思います^^
1番のお気に入りはれいちゃん。
登場するたびにいつも見入っていましたw
それともう1つ
このアニメの良かったところは
OPのearthmindが歌う「ENERGY」
僕の中では閃乱カグラの「break your world」に次ぐ2013冬アニメOPランキングの上位にランクインしている曲です♪
earthmindさんの透き通った声とfullの最後のサビの部分がお気に入りですね^^
ウォークマンにも入れて
今でもよく聴いています
またOVAでも出るのを楽しみにしています
ピピン林檎 さんの感想・評価
3.8
髪の色からレッド、ブルー、グリーン、イエローの4人の美少女達が、{netabare}伊豆大島付近の海上にある世界全体へエネルギーを供給している人類存続の要=示現エンジンの破壊を目指して襲来するアローンと呼ばれる謎の敵と戦う{/netabare}話ですが、あともう一人パープルっぽい髪の、微妙な立ち位置の美少女がいて、併せて5人の美少女達の{netabare}友情の物語{/netabare}にもなっています。
2013年冬の放送なので、作画は流石に確りしています。
問題は、ストーリーの方なのですが・・・
【評価】
※バトル系変身美少女ものに、私がこれまで付けた評価として
①魔法少女まどか☆マギカ 総合5.0(TV本編、劇場版前後編)~4.8(叛逆)
②魔法少女リリカルなのは 総合4.0(劇場版1st)~4.5(劇場版2nd As)
③結城友奈は勇者である 総合4.4
④幻影ヲ駆ケル太陽 総合3.9
※この外、変身しませんがバトル系美少女もの作品として
⑤灼眼のシャナ(I/II/FINAL併せて)総合4.2
※そして今回の作品の視聴直後の評価として
⑥ビビッドレッド・オペレーション 総合3.8
上の①~③に比較すると
(1)少女ひとり一人のキャラの作り込みが甘く一貫性がない、
(2)ストーリーの作り込みが全然足りない、
(3)世界観がありきたりでしかもチグハグ、
等々、確かに色々とダメな作品で、バトル系変身美少女ものとしては、残念ながら一番低い評価になってしまいましたが、それでも最終回近くはそこそこ楽しめました。
ラストは、{netabare}一応 happy endで、後味良く視聴を終えることが出来たのが大きかった{/netabare}のかも知れません。
===============================
【各回の評価】
★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×が付いている話は脚本に大きな疑問を感じた失敗回
{netabare}第一話 ファーストオペレーション ☆
第二話 かさなり合う瞬間(とき) ☆
第三話 本当の強さ ☆
第四話 約束 ☆
第五話 もう一つの鍵 ★
第六話 健次郎があかね達の友情パワーを強化しようとするけどとんでもないことになる話 ☆
第七話 ゆずれない願い ☆
第八話 今日よりも鮮やかに ★
第九話 晴れときどきふわふわ ☆
第十話 光と影と ☆
第十一話 つたえたい想い ★
第十二話 ビビッドレッド・オペレーション ★★{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)3、☆(並回)8、×(疑問回)0 ※個人評価 3.8
正直言って、人に勧めるかというと「余り勧めない」作品になると思います。
途中何度か視聴を断念しようかと思ったくらいだし。
しかし、この作品を視聴することによって、改めて①~③の出来の良さを確認できたようにも思いました。
①~③が好きな方は、試しに一度視聴してみると良いかも知れません。
フリ-クス さんの感想・評価
3.6
ちなみに『あざとらしい』という日本語はありません。
わかって書いておりますので、
つっこみはナシでお願いいたします。ほんとお願い、やめて。ごめんて。
さて、本作は大人気異世界ギャグアニメの第三期にあたります。
途中にスピンオフ作品『この素晴らしい世界に爆炎を』があったので、
シリ-ズとしては4作目になるのかしら。
原作は暁なつめさんのライトノベル(拙は未読)。
制作は、二期まではスタジオディーンさんだったのですが、
前作にあたる『爆炎』からドライブさんへ変更になっております。
その変更に合わせて監督も、
金崎貴臣さんから安部祐二郎さんにバトンタッチ。
(金崎さんは総カントクですね)
前作の『爆炎』はめぐみんしか出てこなかったため、
主役パ-ティの四人(カズマ・アクア・めぐみん・ダクネス)がTVで揃うのは、
二期の放送終了以来、なんと7年ぶり。
ちなみに劇場版から見ても4年半ぶりということでして、
ファンの方々は待ち焦がれていた、
前作を知らない方々は「なんですか、これ?」的な新シリーズになります。
拙は一期から見ておりまして、
劇場版ぐらいまではけっこう好き・お気に入りだったのですが、
その視点から本作の評価を申し上げますと
なんか思ってたのとチガウ
というのが偽らざるホンネといったところです。
見ていて面白いっちゃ面白いんですが、
拙が勝手に期待していた『おハナシの核心的な魅力』みたいなものが、
どうにも薄まっちゃった感が否めないんですよね。
仲間をココロから大切にし、実はけっこうもてもてのカズマさん、
なんていうのは、
なんかこう『裏切られた感』があると言いますか……。
もちろん、何をどう描こうが、
それは100%、原作者や制作陣の自由であります。
いやほんと自由っちゃ自由なんですが、
けどさ、でもね、
・「それってあなたの感想ですよね」とか言ってジャイアンを論破するのび太くん
・お笑い番組を見て、テーブルをばんばん叩いて笑い転げるゴルゴ13
・裏アカでアスカをディスりまくってクックッと笑う綾波レイ
・「おまえさ、いいかげん『長いものに巻かれる』ってこと覚えろよ」
とかなんとか飲み屋で後輩にセッキョ-するエレン・イエーガ-
・「SOS団はズッ友だよ」なんて言う涼宮ハルヒ
みたいなのって、あんまり見たくないじゃありませんか。
もちろんパロディならぜんぜんアリなのですが、
本編でそういうのって、
なんかちょっとアレじゃないかと思うんですわたし。
で、拙が勝手に思っている『本シリ-ズの核心的な魅力』はなにかと言いますと、
あえてきれいにまとめない『逸脱感』
という点に尽きると思うんです。笑いのとれるグダグダ感、とも言えるかしら。
イッパン論として申し上げますと、
巷にあふれてる異世界転生ファンタジーものって、
なぜか『きれいにまとめよう』とし過ぎちゃってると思うんですよね。
ゲンジツ世界ではぼっち、あるいは引きニートだった主人公が、
異世界でステキで愉快な仲間に恵まれ、
最初はちょいちょい苦労っぽいことはするものの、
ゲンダイ知識やチ-ト能力を生かし、
モテモテで楽しい異世界ライフを満喫するのでした。めでたしおひたし。
なんかね、もうね、
そういう『ゲンジツ逃避型ユメ物語』は、ほんとおなかいっぱいなんです。
そんなジブン全肯定の妄想にひたる前に、
ちゃんと本読めベンキョ-しろ、そして働け
とかなんとか言いたくなっちゃいます。
その点、1~2期の頃の『このすば』は、
いい感じに『とんがっていた・逸脱していた』と拙は思うんです。
転生しようがなにしようがクズマはクズマ。
世のため人のために働こうなんて気もちはまるっきりありませんし、
パ-ティメンバーとの友情だの相互信頼だのは、ほぼゼロ。なんならマイナス。
タチの悪いお調子者かつストレートでお下品なスケベさんなので、
モテることもありません。
たまに成り行きでがんばって皆から喜ばれたりしてみても、
セケンによくある女性の評価、
あ~~悪いヒトじゃないと思うんだけど、
そっち系の相手としてはふつうにナシかな、ごめんね。
的なポジションが不動のもの。
二期でダクネスにお見合いのハナシが持ち上がった時だって、
今期とは全然違いましたしね。
{netabare}
ダクネスはダクネスで
あんな下卑たところのない清廉なオトコはいやだ
なんて理由で話をぶち壊そうとします。
カズマはカズマで
ポンコツクルセイダーとおさらばするチャンス
という理由で、話をぶち壊そうとするダクネスの邪魔に潜入します。
これはもう、よしあし以前の、
作品としての『個性』かつ、れっきとした『差別化』なんですよね。
視聴者の斜め上を行く枠外思考、
ファンタジー作品におけるパ-ティもののセオリーを逸脱し、
ブレないポンコツっぷり、外道っぷりがたまりませぬ。
ところが今期の結婚話は、みんなそろってウジウジめそめそ。
いやいや、こんなハナシならそのへんになんぼでも転がってますやん。
教会からダクネスを略奪するシーンなんかは、
制作陣はカンド-して欲しかったのだろうと思うのですが、
なにを見せられてるんだ僕は
としか思いようがないぐらいありきたり、チープそのものでした。{/netabare}
こういう傾向というか『ふつう化・セオリー化』は、
劇場版のラストあたりから見え隠れし、
前作の『爆炎』から顕著になってきていたと思います。
あの『爆炎』って、あにこれの評価もけっこう低めだと思うのですが、
その要因は『他の三人がでていなかった』からではなく、
まるっきり『エッジが効いていなかった』からではあるまいかと。
{netabare}
めぐみんは『アタマのおかしい魔法使い』なんかじゃなく、
爆裂魔法にこだわるのにはちゃんと理由があり、
周囲の声に惑わされず夢に向かってまっすぐ突き進む元気な女の子。
ゆんゆんとめぐみんは、
堅い信頼と友情で結ばれている真の同期生。
クラスメイトも二人のキャラに戸惑っているだけで、
いじめもないし、
どこまでいっても『まあ、ふつう』。
個々のプロット以前の問題として、
基礎構成自体があまりにも『ふつう』過ぎて、だらだらの緩斜面。
エッジを利かせるところがひとつもありません。
ネット上でシロートが書きちらかしている魔法学校物語
と、どこがちゃうねん、というハナシです。
ちゃうちゃう、こんなん『このすば』ちゃうんちゃう?
{/netabare}
というわけで、
本作において久々に四人が揃ったわけですから、
むかしのキレが戻ることを期待していたファンが多かったと思うんです。
で、確かにギャグ要素は、四人そろったからよくなっています。
だけど核心的な部分で、
なんかこう……『このすば』らしい逸脱感が失われちゃってるんですよね。
{netabare}
王女アイリスの話のオチだって、え゛、そういうハナシなん? て感じですし。
カズマは失意。だけどアイリスは実はホの字だった。
なんて、そのへんに転がってるコミカルラノベそのまんまじゃないですか。
拙の期待するオチというのは、
指輪のルール(魔王を倒したら王女と結婚できる)を知ったカズマは、
いずれオレは王族の仲間入り、おまえらいまから跪け、と有頂天。
その勢いで魔王討伐の旅へ出かけようとします。
だけどアイリスはけっこうしたたか。
最初からカズマのことを『面白いペット』ぐらいしか思っておらず、
まさかの事態にそなえ、
指輪のル-ルを廃止することを決定、街中におふれを出します。
それを見てガックリし引きこもるカズマ、
爆笑するアクア、
よくも散々威張ってくれましたねと怒るめぐみん、
いいから魔王討伐に行ってやられよう、とカズマを引きずり出すダクネス
みたいなグダグダ、ぜんぜん『ココロ暖まらない』ものなのであります。
最終話の締め方も、なんだかな。
カズマが支払ったお金は領主から没収した財産から補填されることになり、
なにもかもが元通り。
カズマが知的財産権を失いダクネスに×がついただけで、
これからも楽しいわちゃわちゃした暮らしが続くのでしたって……
あんたは文科省推奨作品か。
めぐみんの爆裂魔法で破壊された教会・町の修復費で、
パ-ティは元の極貧生活に逆戻り。
カネのぶんはそのカラダで払え、と迫るカズマにたいし、
それは正当な取引であり、悪辣さも下劣さもないではないか
と反論するダクネス。
そこにダスティネス家の使いが来て、
貴族社会のルールとして結婚した女性は、
夫が承認するか死亡・失踪後三年経過するまで離婚が認められず、
貴族と不倫をした平民の男はナニがちょん切られる、ということが判明。
ほほう、ならば相手をしてやろう
とニヤリと笑い、逃げるカズマを追いかけまわすダクネス。
アクアとめぐみんは「切~れっ、切~れっ」の大合唱。
ぐらいの『美しくない』締めの方が、
逆に『らしさ』があって爽やかじゃとぬしは思わんかや?
と賢狼さまも申しております。ウソですが。 {/netabare}
いろいろぐちゃぐちゃ書いてきましたが、
拙的な作品全体のおすすめ度は、B+といったところです。
決して『駄作』というわけではありません。
ほかの異世界転生ものよりはキレがありますし、
バカバカしいギャグそのものは健在でもありますので、
お気軽な時間つぶしとして好適かと。
ただまあ、拙みたく一期二期に引っ張られてるムカシの方には、
やっぱ薄味感は否めないんじゃないのかしらと愚考します。
・もてもてカズマ
・パーティの美しくも熱い信頼と絆
・勧善懲悪・エブリバデハッピーな世界観
ってのはやっぱちょっとな……。
スケベで矛盾だらけでお調子者でちゃらんぽらんだけれど、
やるときはやる、そして仲間をダイジにする。
そんな主人公に、最初は毛嫌いしていた美女たちもメロメロ。
そういう物語のスタイルって、
申し訳ないけれど『古い』と感じちゃうんですよね。
{netabare}
二期みたく
バスタオルがはらりと落ち、
カズマのエクスカリバーを見てアクアが『フッ』と笑う。
ああいうグダグダで『美しくない』のが、
本シリ-ズの魅力ではなかったのかと思ってみたりみなかったり。 {/netabare}
映像は、はっきり言って『しょぼい』です。
キャラデもなんかジュニア作品っぽくなってますし、
9話で「いっそこのまま……」とカズマにせまるダクネスなんか、
いや、別にいらんけど
とかふつうに言えちゃいそう(←悪しきルッキズム)。
役者さんとOP・EDが安定しているだけに、
映像のやすっぽさが、
世界観の『ありきたり化』をブーストさせている感は否めません。
そうは言っても、
主役パ-ティ四人がそろうのはやっぱ懐かしいし楽しいです。
ファンの方なら『けっこう』楽しめる仕様ではないかと愚考いたします。
少なくとも、
なんでこんなんアニメ化したの?
みたいな異世界転生ものよりは、見どころ・笑いどころが盛りだくさんかと。
ある意味、こういう逸脱感の消失、テイストの変遷というのは、
カドが取れて丸くなった、オトナになった
という前向きな評価をすることもできると思います。
コンテンツ制作業界ではこういうキャラの変遷を『振り幅』といって、
ドラマ系ではマストな要素のひとつですしね。
ただ、それって『このすば』に要るのかしらん。
そこのところはもう、
まるっきりの主観、好き嫌いレベルのお話でして、
正解なんてどこにもありません。
クズマさんはあくまでも、どこまでもクズマさんであって欲しい、
カドがとれたりオトナになったりしないで欲しい、
そういうのはファンの勝手なノスタルジーの『押しつけ』です。
ただまあ実社会においては、
望む望まないにかかわらず誰もが荒波にもまれてカドを削られていく、
というのは『みんなわかっていること』であります。
だからこそせめてギャグアニメのキャラぐらいには、
変わらない・成長しないことを求めたい。
そういうキモチってわからなくもないというか、
むしろ共感できちゃうんですよね。
少なくとも本作品に対する拙のスタンスはそうであります。
いや、決してゲンジツトーヒのためにアニメを見ているわけではなく、
作品のコンセプチュアルな部分に対し、
マ-ケットのニ-ズの観点からあ~だこ~だ……って、
言いわけ聞き苦しいぞ、僕。
ninin さんの感想・評価
4.0
原作未読 全11話
この素晴らしい世界に祝福を!の3期です。関係性から1・2期、『映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』を事前に観ることをオススメします。
本編は約7年ぶり劇場版からでも5年ぶりの3期となります。
ただ、2023年にスピンオフ作品の『この素晴らしい世界に爆焔を!』がありましたのでそこまで懐かしさはありませんでしたね。
でも、この作品はカズマ・アクア・めぐみん・ダグネスの4人が揃わないと面白くないですね。
今回は、大きく前半後半と分かれていますが、両方ともダクネス(ダスティネス・フォード・ララティーナ) が物語のキーとなっております。
ダクネス役の茅野愛衣さんになんてことを言わせるんだ!というシーンがこれまで以上にありますw
お調子者のカズマ、普段は駄女神ですが結構凄い事をしているアクア、猪突猛進のめぐみんw、肝心な時にドMな本性が出てしまうダグネスと相変わらずのメンバーです。
楽しく観させてもらいました。最後はスッキリした終わり方をしていますね。
また、続きがあるといいですね。
OPはMachicoさん、EDはアクア役の雨宮天さん・めぐみん役の高橋李依さん・ダクネス役の茅野愛衣さんが歌っています。
最後に、「安楽少女」というモンスターが出てきますが、CVは小清水亜美さんでオーデションの時にあるアドリブをいれて受かったそうです。
本編を観ると確かにアドリブ{netabare}(舌打ち){/netabare}は見事なものでしたw(何回もさせられたそうですw)
よこちゃん さんの感想・評価
4.8
冒頭のカズマの回想シーンが、前回2019年の劇場版であり、リアタイ派だと5年前、劇場版って案外観てない方いてそうで、ちょっと不親切かなと思いました。
私なんかすぐ忘れるんで、レビュー書いてないこともあり1期から全て視聴しました。やはりもうアニメは配信で観るべきだと思いますね。月額も観れるアニメ数考えたら安いし、観返すこともできますし。
いきなり脱線しましたが、今回もスピンオフ爆焔をと同じく制作会社がドライブ、キャラが少し可愛く感じます、ただ怪しいキャラ絵はあり、特にEDのカズマ達の画像が怪しく、うーんこのすばの事分かってるねってなります(^^)
あまりストーリー性がなくギャグと下ネタで押し切るこのすばですが、3期は大きく2つのエピソードがあり良い話なんですよ、もちろんギャグと下ネタで笑かしてくるんですが、その辺が今までと違うと感じる方が多く少し評価が下がったのかもしれません。
私は良かったと思いました、もう3期だし話を進めることもしないとさすがに飽きられて来るのではて感じたので。
あと後付けっぽい伏線みたいなのがあります、これが良い話で私は楽しめたんですが、1期か2期と繋がります、7.8年前ですよね。
やっぱりアニメは配信で(しつこい)
今までのこのすばと同じく楽しめましたので
ぜひお勧めです。
2024年8月15日