ぬいぐるみでファンタジーなおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのぬいぐるみでファンタジーな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月29日の時点で一番のぬいぐるみでファンタジーなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

86.1 1 ぬいぐるみでファンタジーなアニメランキング1位
甘城ブリリアントパーク(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (2733)
14715人が棚に入れました
主人公・可児江西也は、転校してきた謎の美少女・千斗いすずから、いきなりマスケット銃を突きつけられ、デートの誘いを承諾させられた。いすずに連れられやってきた場所、そこはダメ遊園地として悪名高い甘城ブリリアントパーク(甘ブリ)だった。

声優・キャラクター
内山昂輝、加隈亜衣、藤井ゆきよ、川澄綾子、野中藍、白石涼子、相坂優歌、黒沢ともよ、三上枝織、津田美波
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

大爆笑の13話、こんなに笑ったのは久し振り。<さらに追記;13話について>

傾いたテーパパークを再建へ。
高校生支配人代行可児江の孤軍奮闘を描く作品。
というのは、表向き。
異世界起源の何でもありシュールコメディーです。

可児江の経営手腕はさておき。
冷徹なツッコミはお見事でした。
美人助手の千斗は、不器用ツンデレ。
「言葉より先に銃」には、無条件で笑えました。
フワフワ4人娘も、萌え笑いを提供。
リアルぬいぐるみたちも邪悪な笑いを奏でます。
それと、一本調子次回予告は何気に楽しみでした。

12話までは、まあまあのコメディーでした。
しかし、13話PV回が最高の出来です。
全編、シュールの乱れ撃ち。
大半、涙を流して私大爆笑。
落ち込んだ時に観ると立ち直ること請け合いです。
スカイダイビングアイロンがけって何だ。
思い出しただけで笑えます。

やるときゃやりますね、京アニさん。

<さらに追記;13話について>
{netabare}ストーリーとはびた一文関係ない最終回。
シュールコメディーにふさわしい最終回と言えるでしょう。
京アニさんの遊び心が溢れてて、超絶楽しいです。

PVがつまらない?
これを逆手にとってハチャメチャPV作成騒動記です。
従業員の意見を聞いてのPV作成。
各人が各人の立場で意見を主張。
これをまとめると・・・分かりますよね。
アッハンウッフンいや~ん・・・って自由過ぎます。
もうPVとは程遠い存在、馬の出産に至ってはもう笑うしかないです。

笑って笑って大号泣、京アニさんありがとう。{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 105
ネタバレ

mio♡美桜 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

Look at the sky It's Magic Hour!

{netabare}
チェケラッアザ〜すマ〜ジか〜(意味不明…)
と聴こえていた、謎のOPの冒頭。

正解は
Look at the sky It's Magic Hour!
みたい。

直訳すれば「空を見て!魔法の時間だよ‼︎」
って感じかな?
間違ってたらごめんなさい、英検3級です。
リスニングも壊滅的です…。
でも、これ絶対そう聞こえないですよね…

そんなテーマパークを舞台にしたアニメに相応しい
心踊るOPで始まる「甘城ブリリアントパーク」
京都アニメーションの新作という事でワクワク。

あらすじとしてはかなり端折りますがイケメン、ナルシストな主人公:可児江西也君が学校に突如現れた謎の美少女:千斗いすずちゃんに半ば脅され経営難に陥ったテーマパークの支配人代行に大抜擢!
経営再建に乗り出し、パークの仲間とドタバタありながらも、期限内ノルマの入場者数達成というお話です。

しかも支配人は本物のお姫様様!それも魔法の国の‼︎
ノルマ未達成ならパークは消滅、お姫様であるラティファ様の命も消滅というおまけ付き。

ここで主人公である可児江君のお手並み拝見って事で
第1話、第2話くらいまでのつかみはオッケーでした。

いすずちゃんをはじめ、ラティファ、エレメンタリオの4人の可愛さは言うまでも無く、モッフル、マカロン、ティラミーのマスコットトリオも見た目は可愛い。
(のちに3バカトリオとなりますが…)
やっぱり女の子の目の描き方は流石だと思います。
背景の作画も相変わらずの安定度。
さすがに京都アニメーション。
頷けます。

ただストーリー的に何か突き抜けるものが無く、最後までクスクス笑う感じで終わっちゃった…よぉ…

良く言えば、適度な笑いと適度なお色気と適度なワクワク感。

表現を変えれば市民レベルのマラソン大会で起伏の無い平坦コースをマイペースで、時折沿道に手を振りながら走っていたけどゴール前100m付近で足がつって、最後は歩いてゴールしたって感じ…

ごめんなさい、かなり抽象的で。

でも、普通に見れば多分、適度な笑いあり、感動ありのストーリーなのかもしれません。

だけどそれを許さないのが「京都アニメーション制作」という肩書きみたいなものなのでしょうか?

「京都アニメーション制作」
この言葉を聞くとかなりの方は心に何かしらの期待を抱くと思います。
これは否定出来ないと思います。

でもそれは京都アニメーションが作り上げてきたこれまで
功績から生まれたものだからしょうがないとも思います。

多分、制作サイドも1クールという短い尺の中で原作を反映しつつ原作ファン、京アニファン、普通のアニメファン、
色んな期待に応えないといけないから大変だと思います。

結果から言いますと普通に面白かったです。
ただ京都アニメーションという期待値×3乗くらいの高さから落ちた時の落差が他の制作会社の作品よりも大きいというだけの事だと思います。
(これはあくまでも京アニファンとしての思った事で、他の制作会社がどうこうという事ではありません。)

ちょっと自分でも何書いてるか分からなくなってきたので
一息入れちゃいます。

OPの「エクストラ・マジック・アワー」
AKINOさんの伸びやかな歌声と本当にテーマパークにいる様な気分にさせてくれるメロディー。
いつもアニソンに関して思うんですけど、作品の世界観とかを楽曲で見事に表現出来るって凄いと思います。
なんでこの様な曲が作れるのかなぁ〜って。

EDのbrilliant4が歌う「エレメンタリオで会いましょう」もそれぞれの声優さんがしっとりとした歌声で歌ってくれてます。優しい気持ちになれる曲です。

さぁ、気分も落ち着いたところで結論です。

軽い気持ちで見ればクスクス笑える面白い作品だと思います。

そして私が思ったのが凄く原作が気になる作品という事でもありました。
短い1クールという中で描ききれなかった所が凄く気になります。
多分、あると思うんですけれど。

だから1度原作を読んでから、改めてブリリアントパークの皆んなに会いにきたいと思います。

そしたら、また新たな発見があるかもしれませんね♪
{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 95

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

安定した京アニクオリティーヾ(o´∀`o)ノ

経営不振にあえぐテーマパークの再建を
コミカルに描いた日常系作品。
全14話。
原作:ライトノベル(未読)


簡単なあらすじを!
「甘城ブリリアントパーク」の経営再建を
託された主人公がパークのキャストと共に
日々奔走するストーリー。

京都アニメーション作品という事で
作画、キャラデザはとても綺麗な仕上がり。
女の子キャラの可愛らしさはやはり秀逸♪
にわか者からするとこの作画、キャラデザだけで
オススメできるポイントになり得ちゃいますw

中堅と若手のバランスの良い声優陣も
なかなか良かったですね。
特にパークのキャスト役を演じる
ベテラン、中堅陣に惹かれました(*´∀`*)♪
面白いキャスティングだと思いますw

ストーリーだけ若干消化不良が。
経営再建を軸にしたストーリーという事で
おっさん的にはかなり注目したんですけどねぇ。

おや?「経営再建」じゃなくね!?
あれ?ただの「集客」じゃねッ?!
という……(´∀`;)
まぁ、とにかく「集客」から!
「再建」への第一歩的な事なんだろうと
良い方へ解釈しておきますw

ただ、この点に注目したのは個人的な事w

個性的でバイタリティー溢れるキャラたちと
ファンタジー色を取り入れたドタバタな
コメディは悪くなかったかと。
男女問わず楽しめると思います♬


遊園地やテーマパークなど人に夢や元気、幸せを
与えてくれる場所ですよね。
自分にとっては現状アニメがその役割を
果たしてくれていますw
これからも遊園地やテーマパークのような作品に
たくさん出会えると嬉しいですね(*´∀`*)ノ





《キャスト》

可児江 西也(CV.内山昂輝)
千斗 いすず(CV.加隈亜衣)
ラティファ・フルーランザ(CV.藤井ゆきよ)
モッフル(CV.川澄綾子)
マカロン(CV.白石涼子)
ティラミー(CV.野中藍)
ミュース(CV.相坂優歌)
サーマラ(CV.津田美波)
シルフィー(CV.黒沢ともよ)
コボリー(CV.三上枝織)
トリケン(CV.福山潤)
栗栖 隆也(CV.諏訪部順一)




《主題歌》

OP
『エクストラ・マジック・アワー』/AKINO with bless4
ED
『エレメンタリオで会いましょう!』/BRILLIANT4


【2015 5/13 レビュー投稿】

投稿 : 2024/06/29
♥ : 93

70.7 2 ぬいぐるみでファンタジーなアニメランキング2位
こばと。(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (521)
3352人が棚に入れました
ある一軒のアパートに、とある目的のために奮起する少女が1人やって来た。彼女の名前は花戸小鳩。彼女の目的は「行きたい所」に行く為に、人間の傷付いた心を癒しその心で「ビン」を一杯にすること。
お目付け役の謎のぬいぐるみ・いおりょぎと共に早速傷付いた心を癒そうとするも、極度の世間知らずかつ天然な小鳩はやることなすこと空回っては、いおりょぎに怒られてばかり…。
そんな時「よもぎ保育園」の園長・沖浦清花と保育士の藤本清和に出会い、そこで雑用担当のバイトをすることになる。

声優・キャラクター
花澤香菜、稲田徹、前野智昭、折笠富美子、桑島法子、中島愛、神谷浩史、三木眞一郎、小山力也、浪川大輔、吉野裕行、斎藤千和、成田剣
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

いおりょぎさん!この作品面白いですね。そうだな。ん、そう言えば、ど~ば~と、話の中でいつもいつも俺に惨いことばかりしやがってー!こらぁー!ひえ~ごめんなさい、きゃあぁぁぁ

CLANP作品、全24話です。

前回CLANP作品である「ちょびっツ」を観たので、もうひとつの有名なこの作品を観てみようと思いました。この作品の主人公「こばと」サムネを見かけることも多く、他の方のレビューを読んで以前より気になっていた作品です。


お話は(こばと)と {netabare}ぬいぐるみの{/netabare} (いおりょぎ)が何処からかやってきて人々心の傷を癒すために頑張っていくお話です。

テーマは「癒しのひとときお届けします」ですね。
日常とファンタージを組み合わせたお話です。

(こばと)と(いおりょぎ)のやりとりが、ボケ(こばと)と突っ込み(いおりょぎ)という漫才を見ているようで楽しかったですね。
特に(いおりょぎ)の普段とのギャップが面白かったです。怖すぎですw

{netabare}(いおりょぎ)の炎で(こばと)がいつ焼け焦げになるか心配でしたw{/netabare}

根底に一本流れがありますが、お話は1話完結で観やすかったですね。
いい話ばかりでした。
胸を打つシーンやちょっぴり涙も出る回もありましたね。
{netabare}
この台詞が好きでした。いつも(こばと)に悪態(正論w)をつく(いよりょぎ)が(こばと)の事を「アイツは本当にドジ常識知らずで、いつだって自分のことは後まわし、たのまれもしないのに他のやつのためにクタクタになるまで頑張って、けどな、あいつのしょうもねぇとこキライじゃねぇだよ」(いよりょぎ)のぶっきらぼうでもやさしさが滲み出た台詞でしたね^^
{/netabare}
(こばと)は外見も衣装も可愛いですが、内面がすごく可愛いです。一生懸命で、浮世離れしていて、ドジで、やさしくて、でもちょっと頑固なところもあって、何にでも感動して、ひとつひとつ行動や言動が癒されますね~こばと役の花澤香菜さんの声もプラスしてます^^

ちょうど「ちょびっツ」をこの作品を観る前に観たこともあり、「ちょびっツ」のキャラが結構出ていて嬉しかったですね^^
{netabare}
こばとが住むようなるアパート「ガブ・城ヶ崎」は、ちょびっツで主人公が住んでいる場所と同じで、そこの管理人さんも同じ方であったり、ちょびっツのヒロイン(ちぃ)と(黒ちぃ)(作中ではちほ・ちせ、結構出てきますね)や居酒屋「よろこんで」の店員 大村 裕美、洋菓子店「チロル」(ちょびっツのとき「ちぃ」がアルバイトしていた所)店長が出てきたりしてました^^
{/netabare}
他のCLANP作品のキャラも出ているようですね。
どうやら世界観が共通なようです。

最初は色々謎が多いお話ですが、物語が進むにつれて伏線は回収されていきます。

やさしい〜やさしい気持ちになれる癒しの作品です。こばとの笑顔に癒されますね~
最後は涙なくしては観れませんでした。ハンカチがいっぱい要りましたw

作中の(こばと)の歌う曲、決してうまくはないのですが、心に突き刺さります。ピアノの旋律もやさしい感じでいいですね。
OPとEDが坂本真綾(OP)さん、中島愛(ED)さんということで「たまゆら」のOP/EDコンビですね^^作画も曲も癒されます。

大好きな作品がまた一つ増えました。春の訪れそうなポカポカの陽気にピッタリの作品です。
癒される作品を観たいと思っている方、ぜひぜひ視聴してくださいね。オススメです。
こばとちゃんに癒されてください^^

こちらも私の周りのレンタル店ではなかなか置いてませんでした。活動範囲を広げてやっと1件見つけることができました。もう少し置いてあるといいですね~
{netabare}
うさぎさんの可愛さにだまされてはいけませんw はい〜(こばと)
{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 55
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「わたしにできること」

容姿も性格も可愛い少女が、周囲の人々の心を癒していく様子を、ほのぼのと緩い気持ちで眺めて楽しむアニメだろう、と思い込んで、あまり期待せずに視聴を始めた本作ですが、いま考えると、その第1話から、OP『マジックナンバー』の30秒あたり、「好きなときに歌いたいだけなのに」という歌詞が流れたあと、雨の中で立ち尽くす少女が、ふっと横顔を上げる、その頬(ほほ)に、水滴に混じって、白糸のような涙が伝うシーンが挟まれていることに、もう少し注目すべきでした。

序盤は明るくて元気いっぱいだった少女の表情が、中盤過ぎから次第に曇りはじめ、終盤には人知れず《もの思い》にふけりがちになってしまう、その過程が自然に描かれていて、胸が締め付けられるような切ないシーン、それから「ああ良かったね」と手を叩きたくなるシーンも十分以上に堪能できました。


◆期限付きの「契約」と、少女の「願い」

「いおりょぎさん」という犬の縫いぐるみの形のマスコットを伴って、神様との契約により、季節が四つ廻るまでの期限つきで地上に降り立った謎少女・・・という設定は、よくある「魔法少女」のフォーマットどおりなのですが、この「こばと」という少女は、魔法が使えるわけでもなく、超能力があるわけでもない、無力な存在です。

こばとにできることは、いおりょぎさんの助けを借りて、傷ついた人々の心を癒すこと、そうすれば、癒された心はコンペイトウに形を変えて、ビンに集まってくる。
そして、ビンいっぱいのコンペイトウを期限内に集めることが出来れば、こばとは「行きたいところに行く」という自らの「願い」を叶えることができる、それが神様との「契約」。

だけど、こばとは・・・

←ココ、まだ本作を視聴されてない方々は、【絶対ネタバレ回避】が賢明です。
事前情報はこれで十分と思いますので、早めに視聴を開始しましょう。

※予(あらかじ)め断っておくと、本作は、『CLANNAD AFTER STORY』や『四月は君の嘘』のような、人の死をダシにして視聴者を無理やり泣かせにかかるアザトい構成(両作のファンの方には申し訳ありませんが)にはなっていません!

両作とは、感動のポイントが違う、というか、感動の種類が違う、というべきか(個人的には「感動のクオリティ」が違うと表現したいくらいです)、それはともかく、本作は2クール全24話をかけて、非常にゆっくりと(その分説得力は高く)、こばとの心情推移を描き出すので、何となく話の筋は予想できても、いざそのシーンまで来ると、やはり心にグッと来るものがありました。

いやあ、CLAMPさん、実によく分かっていらっしゃる。


※以下、猛烈ネタバレ。

◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

=================== こばと。 (2009年10月-2010年3月放送) ====================

 ------ OP「マジックナンバー」  ED「ジェリーフィッシュの告白」 -----
{netabare}
第1話  …願う少女。 ★ 桜が満開の公園にこばと登場、藤本さんとの出遭い
第2話  …コンペイトウの輝き。 ★ 園児(俊彦君)の心を癒す回 *3
第3話  …雨の贈りもの。 ☆ 片想い気味の女子高生の心を癒す回
第4話  …青葉のときめき。 ☆ 琥珀のデートを助ける回、こばとの時間制限
第5話  …ホタルのやくそく ☆ 孤独な絵本作家の心を癒す回
第6話  …小さなかくれんぼ。 ☆ 保育園への不審な電話、こばと自身が園児に癒される回
第7話  …やさしいひと。 ★ 藤本さんの友人の大学生(堂元さん)の心を癒す回
第8話  …こねこの子守歌。 ★ アパートの大家さんの双子達の心を癒す回
第9話  …夏の記憶。 ☆ 仲直りしたい女子高生達の心を癒す回
第10話  …オルガンと少年の日。 ★ こばとが藤本さんの少年時代を少し知る回
第11話  …探偵 花戸小鳩。 ☆ ケーキ店の店長&店員の心を癒す回
第12話  …銀色の瞳。 ☆ いおりょぎさんの憂鬱
第13話  …天使と守り人。 ★ 古い銀杏の木霊を癒す回、この頃からコンペイトウ集めが滞り始める
第14話  …黄昏の探しもの。 ☆ 芋を盗んだ少年の心を癒す回
第15話  …秘めたる祈り。 ★ 清花(さやか)園長の病気とこばとの記憶、こばと自身が藤本さんに癒される回
第16話  …謎の生命体。 ☆ 保育園の立ち退きのピンチとバザー回、藤本さんの笑顔に気付く
第17話  …謎の生命体、2号。 × 続き、安易な脚本引延ばし(いおりょぎさんの冒険)が残念
第18話  …木枯らしのぬくもり。 ★★ 堂元さん告白回、こばと気付かずスルー *1
第19話  …ホワイトクリスマス。 ★★★ こばとへの一番のプレゼント *2{/netabare}

 ------ OP (変わらず)      ED「わたしにできること」 -----
{netabare}
第20話  …旅をするひと。 ☆ バレンタイン・デー、こばとの逢いたい人 ※『ツバサ』一行登場回
第21話  …春の足音。 ★ 清花園長&ヤクザの息子(沖浦さん)の心を癒す回
第22話  …さよならの日。 ★★ 保育園取り壊し回、こばとの心の痛み
第23話  …こばとの願い。 ★★★ 再び桜満開の公園(期限の到来、藤本さんのコンペイトウ回) *4{/netabare}

 ------ OP (変わらず)      ED「あした来る日〜桜咲くころ」 -----
{netabare}
第24話  あした来る日…。 ★ 6年後の春の話{/netabare}
-----------------------------------------------------------------------
★★★(神回)2、★★(優秀回)2、★(良回)9、☆(並回)10、×(疑問回)1 個人評価 ★★ 4.6


◆考察メモ(※OPは一度も変わらないが、EDが二度変わることに注目)

本作のEDは、第1話から第19話までずっと「ジェリーフィッシュの告白」となっており、2クール作品としては異例。
その後に、第20-23話EDは「わたしにできること」に切り替わり、最終第24話だけED「あした来る日〜桜咲くころ」となっていて、これらは制作側の何らかのサインと考えるのが妥当である(→考察の最大のポイント)
因みに、EDが切り替わる直前の第19話および第23話が、私の基準ではともに《神回》評価となりました。


◇「ジェリーフィッシュの告白」(第1-19話ED)

{netabare}*1:第18話に、堂元さんのこばとへの告白がある。

{netabare}「こばとちゃん、いつも周りの誰かのことを心配してるね。優しくて、真っ直ぐで、こばとちゃんはいつも一生懸命だ。」
「はあ。」
「こばとちゃん、こばとちゃんみたいな女の子、好きだよ。」
「(笑顔で)堂元さん、有難うございます。」
「え?」
「お蔭様で、ちょっと元気になれました。」
「どういたしまして。」{/netabare}

→堂元さんの「好き」は、likeじゃなくてloveなのに、こばとは全然分かってなくて、そこも面白いのですが、ここで引いてしまう堂元さんも好印象かも。


(《複数形》 jellyfish,jellyfishes)
1 a 【可算名詞】 【動物, 動物学】 クラゲ.
b 【不可算名詞】 (食べ物としての)クラゲ.
2 【可算名詞】 《口語》 意志の弱い人.

→つまり、ジェリーフィッシュ(=意志の弱い人)は堂元さん(第7話「やさしいひと。」より)となるので、このEDは堂元さん視点の歌とみると一番しっくりくる (※こばと、いおりょぎさん、藤本さんはいずれも意志が強いため)

*2:第19話までに、こばとは藤本さんのことが気になって肝心のコンペイトウ集めに全く身が入らなくなってしまい、いおりょぎさんの怒声もうわの空になってしまう。

{netabare}「私、かえって藤本さんを傷つけてしまったみたいで、また藤本さんに嫌われてしまいました。それが、それが・・・なんでこんなに苦しいんでしょう・・・」
「そんなに、清和のことが気になる?」
「つい、考えてしまうんです。藤本さんのこと。何故だか分からないけど、考えると胸が痛いんです。」
「そうか。」
「堂元さん?」
「こばとちゃんへの一番のプレゼントが、今ようやく分かったよ。」{/netabare}

※このあと第20-23話まで、EDが「わたしにできること」に切り替わる。つまり、

「ジェリーフィッシュの告白」 →※堂元さん(=おそらく男性視聴者の代理)視点の歌
「わたしにできること」 →※こばと視点の歌 ・・・と思う。{/netabare}


◇「わたしにできること」(第20-23話ED)

{netabare}魔法も超能力もない「こばと」に「できること」は、裏や下心のない優しさで周囲の人々に接すること。
それが、こばと自身も気付かないうちに人々の心を癒してしまう(*3:第2話、いおりょぎさんのこばとへのアドバイスより)。

{netabare}「優しく・・・したんでしょうか。私・・・」
「裏や下心があるのに優しくしても人は癒されねえし、お前はお前のしたいようにやってけばいいんだよ。」
「はい。」{/netabare}

だけど、そんなこばとの優しさも、彼女にとって一番気がかりの藤本さんには届かない。

{netabare}「おい、ひとつ言っておく。同情や好奇心なら来るな。迷惑なんだよ、可哀想だの大変だの思われるのは。」
「そんなこと、思ってません。」

・・・(中略)・・・

「やっぱり、私のやっていることは、人を癒して差し上げることなんかじゃなくて、むしろ、迷惑なんでしょうか。」
「藤本さん、何か傷ついていそうでした。けれど、藤本さんは迷惑だとおっしゃってました。」
「まあ、人によるかもな。」
「世の中に、傷ついている人と傷ついてない人がいるとして、傷ついている人の中にも、癒されたい人と癒されたくない人がいるってこと、知りませんでした。」
「んで、お前はどうしたいんだよ。」
「私は・・・」
「お前は癒したいんだろうがよ。なら癒せよ。」
「いいんですか。」
「いいも悪いも、んなことは実際に癒してから考えろ。」
「はい(笑顔)。」
{/netabare}

こばとは本作の中で、まず序盤には琇一郎を想う琥珀の姿勢から、それから自分への堂元さんの姿勢からも少し、そして何よりも清花園長と沖浦さんの姿勢そしてそれを見守る藤本さんの姿勢から、少しづつ恋愛感情を知っていくことになるが、藤本さんの心を癒せず、彼の力になれない自らの心の痛みが、実は恋の痛みであることをなかなか自覚できない。

藤本さんはこばとの気遣いを自分への同情や好奇心と思い込んで「迷惑だ」と頑なに拒絶し、こばとの心を苦しめるが、清花先生は保育園の取り壊しのあと「藤本君の力になって欲しい」と、こばとの肩を押す。

そして、第22話終盤で再度藤本さんに拒絶されたのち、第23話を迎えてようやく・・・
→琥珀のセリフ「こばとちゃんは選んだんですね」。

こばとにできることは、いおりょぎさんの助けを借りて、周囲の人々の傷付いた心を癒し、ビンいっぱいのコンペイトウを集めて自分の願いを叶えること。
でも、こばとは、コンペイトウを集めることよりも、期限の日まで「大切な人」である藤本さんの傍にいて、少しでも彼の力になること、を選んだ。
→これが、こばとの選択。

→「わたしを大好きでいてくれる人たちの所へ行きたい」から、「わたしの大切な人のそばにいたい」へ、こばとの願いが変わってしまった。


*4:第23話後半の公園のシーンで、ようやく藤本さんは、こぼとの気持ちは同情や好奇心ではなかったことを理解する。
→そのとき藤本さんは、こばとを必死に引き留めようとするが、それと同時に、それまで傷付いて頑なになっていた藤本さんの心が、こばとの真心に触れて氷解し、巨大なコンペイトウになって、こばとのビンを満たす。
→そして、こばとは神様との当初の契約どおり「行きたいところに行く」ことになり、藤本さんの目の前で姿を消す。{/netabare}


◇「あした来る日〜桜咲くころ」(第24話ED)※EDとしては最終話だけだが、第1,13,19話で重要な挿入歌となっている

{netabare}第22話の冒頭、こばとが幸福そうな寝顔で見る夢の中で、ピアノを弾く藤本の後姿を嬉しそうに見詰めるまだ幼いこばとが描かれており、そこが、こばとが行きたい場所(私を大切にしてくれる人がいる所)であることを暗示している。
→この夢のシーンが、最終第24話での6年後の春の二人の再会につながる。
(つまりアニメでは、こばとは藤本さんとの公園での別れよりも10年前の世界に転生したことになる。)

※なお原作では、二人の再会は、こばとが転生した16年後の春となっており、アニメよりも納得がいくラストとなっている。{/netabare}


◆総評:本作は繰り返しの視聴に耐えうる《感情描写系の名作》

例えば、第19話の真ん中付近に、ヒロインのこばとが急にシクシク泣き出すシーンがあるのですが、1回目の視聴時は私はこのシーンはほとんど何も感じることができずに見過ごしてしまいました。
ところが2回目の視聴時には、その前後でのヒロインと相方のそれぞれの心情が自然に推察できるようになっていて、この何気ないシーンにも少しばかり心が動かされてしまいました。

要約すると、本作はヒロインこばとを中心とする一人ひとりの登場キャラクターたちの心情推移が、作品全体を通して実に整合性が取れていて説得力のあるものとなっており、繰り返し視聴することにより、そうした一つ一つのシーンでの心情の読み取り精度も次第に高まっていくので、作品から得られる感動自体も増していく作品、と個人的に結論づけたいと思います。

二転三転する派手なシナリオ展開よりも、数人の登場キャラたちの自然で納得のいく心情推移を腰を落ち着けてじっくり鑑賞するのが好きな方には特にお勧めできる作品です。


◆(参考)歌詞メモ

◇「ジェリーフィッシュの告白」歌詞(short ver.)

{netabare}https://www.youtube.com/watch?v=aIStKxQS5AE
作詞:岩里祐穂/作曲・編曲:宮川弾/歌:中島愛

人はみな飛んでみたいのに/重力に騙されてるんだ/誰もほんとは飛べるんだよ
あのコがあんなに哀しそうなのは/自分の影をどこかに忘れてきちゃったからかも/それなら
アリガトウ、って君に言えたら/アリガトウ、って君が笑えば/行ったり来たり  うれしくなる/君がシアワセになる
心配なんていらないよ  いっしょにいるから
うれしくっても涙がでるなんて、不思議だ{/netabare}


◇「わたしにできること」歌詞(short ver.)

{netabare}https://www.youtube.com/watch?v=7sgyvTUTpUk
作詞・作曲:宮川弾/歌:中島愛

無くしたものと/集めたものの狭間に/あなたの笑顔 落ちていたの/届きそうで届かない
とんでいけるわけじゃないし/笑わせてあげたいだけなのに/役立たずのこの翼/なんのためにあるのだろう
あなたのそばで笑うよ/わたしにできること/あたためるだけでもいいのかな/せめてつつみたい
気付くの そのための翼と/今こそわたし 笑うよ{/netabare}


◇「あした来る日〜桜咲くころ」歌詞(short ver.)

{netabare}https://www.youtube.com/watch?v=Sw_adAyjkqY
作詞:新居昭乃/作曲・編曲:はまたけし/歌:花澤香菜

春に咲く花 夏広がる空よ/心のなかに 刻まれてきらめく/朝に降る雨 窓を閉ざす日にも/胸にあふれる ひかりは雲の上
喜び悲しみ すべて抱いて歩いてる/私の手と君の手を 強く繋ぐもの/私を導く 遠い遠い呼び声よ/微笑むように 歌うように/響く風の音
秋は水辺に 冬こずえに潜む/世界の奥の 限りない優しさ/夜が来るたび 祈りを捧げよう/あした来る日を 静かに迎えよう
私を導く 遠い遠い呼び声よ/ほほ笑むように 歌うように/響く風の音/喜び悲しみ 全て抱いて歩いてる/私の手と君の手を 強く繋ぐもの{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 49
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

NHKの本気

<2023/9/23 追記>
前回のレビューからもう6年経ったんですね。
でも本作は忘れたくない。
そう思っての追記です。

「あした来る日」

この歌が大好きで。
特に最終回のこの歌の使い方。
泣かずにはいられない。

花澤香菜と前野智昭。
二人の名優の名演も光ります。

また1話から見返そうかな。


<2017/12/28初投稿>
本放送時に観てました。

CLAMP原作。全24話。
アニメ化時点では原作が完結しておらず、アニメオリジナルのラストになったそうです。
ただ、アニメの構成?脚本かな?にCLAMPの人が入っていたそうで。

とにかくこのアニメ作品はラスト2話の破壊力がハンパない。
当時ネットで「NHKの本気を見た」と囁かれたものです。
(NHKの本気の元ネタは別作品らしいですが)

ストーリーは

とある春先、とある街に大きくて古い旅行鞄とぬいぐるみを持った一人の少女が現れます。
少女の名前は花戸小鳩。
無邪気でいつも明るく元気で人を疑うことを知らないお人好しの少女、こばとには目的がありました。
それは、「自分の行きたいところに行く」という願いのために「傷ついた人の心を癒すこと」。
一つ癒すたびにコンペイトウのような"なにか"がガラスの瓶に溜まっていき、瓶が一杯になると願いが叶えられます。
ただし、これには一年間という期限があり・・・。

こうしてこばとの奮闘が描かれていくわけですが、このこばとが謎だらけ。
まず一般常識的な知識や生活をする上で必要な知識がかなり欠け落ちている。
まるで子どものよう。
もしくはアホ。
さらにお金もない。所持金は基本ゼロ円。(なのになぜか衣装持ちで毎話新しい衣装が登場します 笑)

そしてヌイグルミ。
喋ります。
ツッコミます。
火を吹きます。
名前はイオリョギ(五百祇)

謎は他にもいくつかありますが、(衣装を除いて)全て物語の真相に直結するのです。

ちょっとした縁からよもぎ保育園で働きはじめたこばとは、そこでバイトをする一人の頑なな青年に出会います。
その青年、藤本は{netabare}とある事情で窮地に陥るよもぎ保育園と園長(バツイチのきれいなお姉さん)を助け{/netabare}ようと必死になっているのですが・・・

物語はこのよもぎ保育園の行く末を背景に、こばとがいろいろな人々と関わり、たくさんの傷ついた心に触れていきます。
基本1話完結。

長々書きましたが、最初に書いた通りラスト2話が秀逸。
それまでは冗長に感じるかもしれません。
こばとにイラつくかもしれません。
私は何度も切りそうになりました(笑。
「こばとって何?」という疑問で最後までもったようなもんでしたが、最後まで見てよかった。

劇中何度か流れる「あした来る日」は耳について離れなくなってしまいました。

絵柄がCLAMPの中でも少女漫画寄りなこともあり好みは分かれるかもしれませんが、大丈夫な人はお正月休みにまとめ見してみてはいかがでしょう?

投稿 : 2024/06/29
♥ : 45

60.7 3 ぬいぐるみでファンタジーなアニメランキング3位
祝福のカンパネラ(TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (301)
2112人が棚に入れました
舞台は海に囲まれた都市国家。
世界中から商人と冒険者が集う国。"世界の宝物庫"と呼ばれ、無限の可能性を秘めたこの町で多くの人々が夢を抱き、今日も生きている。
これは、ある冒険者と愉快な仲間たちによって繰りひろげられる、ちょっと不思議な物語。

声優・キャラクター
岡本信彦、門脇舞以、こやまきみこ、今井麻美、水橋かおり、結下みちる、柚原有里、後藤麻衣、藤原啓治、杉山紀彰、後藤邑子、壱智村小真、安元洋貴、高野直子、石丸博也、こおろぎさとみ、平田宏美、長谷川明子

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

トルティア姉妹のみが見所<追記;「8話だよ全員集合」を再視聴、そしてさらに追記>

内容がほとんどないゆるい作品。
退屈なので、うっかり何回か寝てしまいました。

トルティア姉妹の漫才だけが楽しみでした。
とくにリトスの意地悪で冷静なボケが好きです。
8話のトルティア回だけは満点です。
8話のOP曲も良いですよ。

<追記;「8話だよ全員集合」を再視聴>
サブタイトルがかの有名な国民的バラエティー番組のパロディーってわかるかな。
まあそれはともかく、8話はトルティア姉妹回です。

オープニングからして、やる気満々。
かわいい曲調の萌えソング、時々ゴーレム。
トルティア姉妹のセクシーポーズとかあって、サービス全開です。

リトスがひたすらサルサをからかいまくる。
ゴーレムが天然にひっそりボケる。
それを凄い勢いでツッこみまくるサルサ。
サルサの頭の血管が何本か切れているのは確実です。

ラストも、リトスの確信犯的暴走。
サルサが不憫でなりません。
トルティア姉妹漫才ここに極まれりです。

あと、「恐怖のズンドコ」に笑いました。
これもパロディーってわかるかな。

<追記;再視聴、それもリトス登場シーンだけ>
我が愛するリトスだけを再視聴。
究極マニアックですねえ。

こいつ、取り乱すことが全くない。
取り乱すように見えるところはすべて演技です。

それにしてもサルサ、いじられ過ぎ。
サルサのキレキレツッコミ、楽し過ぎ。
声を出して笑ってたら、隣の部屋から嫁さんが、
「何笑ってるのよ」だって、危ない危ない。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 24

チュウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

双子姉妹の漫才は可愛さ・面白さ ∞無限大∞

ういんどみるが誇るエロゲ原作のアニメです!
しかし、珍しく私は原作を未プレイの作品。

私の中では結構な【高評価】です!!!
その理由としては、以下の理由が挙げられます!!

①好みもありますが、絵のタッチが柔らかく、可愛さを2割増しにする作画が好印象。
②エロゲ原作と言ってもエロ要素がなく、少し風呂のシーンでのサービスカットがあるくらい。
が大きな理由として挙げられます!!

個人的には、シナリオを音楽はじめ全ての要素が突出した良さは見出せないものの、平均以上の合格点!
普通に楽しく観れるアニメだと評価しました☆★

さて!
ここから先は、完全に私の独断と偏見のレビューとなりますが…。
まず!!!
トルティア姉妹の可愛さが異常!!!
ボケ役の双子の姉サルサ!突っ込み役の双子の妹リトス!
マジで、可愛さと面白さが半端ない!!!
リトスは突っ込みと言うか、いじり役?むしろただのS?!ww
兎にも角にも、この2人の漫才があってこそのカンパネラと言えるくらい、際立って良かったと思います!!!

投稿 : 2024/06/29
♥ : 14

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

気合の入った作画・・・見て良かったと思えた作品でした

仲間同士でパーティーを組み、依頼者のクエストを達成する・・・まるでRPGの中に入り込んだような世界観の物語です。

この世界には、エールと呼ばれるエネルギーが様々な形で使われています。この力はとても不思議な力で人形(オートマタ)に意思を持たせることができます。そして、この精巧に作られたオートマタには感情があって自らの意思で動くことができるんです。

この物語には、「出会った人を幸せにしたい」という思いで動くオートマタがいます。一点の曇りもないこの思いは、見ていてとても気持ちの良いものでした。

なによりタイトルにも書きましたが、作画が本当に綺麗で製作した人達の気合いが感じられました。
ストーリーもRPG仕立てなので、エンディングに向け突き進んでいく感じを味わえた作品でした。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 12
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