シス子 さんの感想・評価
4.3
ナントっ!
富山県南砺市が舞台の
ご当地PRアニメ作品です
一話約6分の全6話
3組の男女の恋愛ストーリーが各2話づつの構成です
・耀司と千晶編
{netabare}大人(25、6歳くらいでしょうか?)の恋愛のお話
耀司くんの転勤話で二人の揺らぐ恋心が描かれています{/netabare}
・晴喜と葵編
{netabare}高校生で幼なじみの二人のお話
若い二人の純情なお話です{/netabare}
・匠と夏子編
{netabare}二十歳くらいのちょっと大人の恋のお話
夏子ちゃんの片思いからお話がはじまります{/netabare}
どのお話も人物の感情がうまく表現されていて
お話に入り込みやすいのですが
時間が短いということもあり
ストーリーはとても
"ベタ"なものになっていることは否めません
でも
ひとつのお話で10~12分の枠で
とても効率よく内容が盛り込まれていると思います
特に
耀司くんと千晶ちゃんのお話
最後はウルっと来ましたよ
{netabare}自分の過去を重ねてしまって^^{/netabare}
背景のデザインはとてもよく出来てました
現地で色々見比べたのですが(後述)
さすがご当地PR作品です
そして
さすが P.A.WORKSですね
画がとても綺麗です
地元の地の利というのもあるのでしょうか
細かな部分まで観察されてて
とても丁寧に描かれてました
私はiphoneで視聴したのですが
スマホのディスプレイで観てても
充分
満足できるほどのクオリティです
話は大きく逸れますが
この作品の
それぞれのお話は
南砺市が合併する前の
旧市町村ごとに
舞台が設定されています
お話に出てくる町は全部で8つなのですが
実は
3つのお話全てに
スキー場のある町が出てくるんです
耀司と千晶編・・・利賀(とが)
晴喜と葵編・・・・たいら
匠と夏子編・・・・福光(ふくみつ)
匠と夏子編では
実際に福光にあるIOX-AROSA(イオックスアローザ)
というスキー場が舞台となっています
ちなみに
利賀は「スノーバレー利賀」
たいらはそのまま「たいら」
(名前は"たいら"ですがコースはかなり"タイト"です^^)
という名前のスキー場
です
自慢じゃありませんが
(自慢にもなりませんが)
わたくし
これら3つのスキー場全て
滑りにいったことのあるのですが
なぜか
いっしょに行ったのは
全て違う人・・・
どのような関係の人かは
おいといて・・・(^^!
南砺は私にとって波乱にとんだ地なのです^^
思い出の地
恋多き南砺のお話なのでした~
一度遊びに来てみられ~^^
余談で
(長文注意)
{netabare}実は
この作品を知ったのは
あにこれサイトの「TrueTears」のレビューを
見たのがきっかけです
レビューを読んで
興味を持ち
「TrueTears」でググったら
この作品に偶然
行き着いてしまったのです
タイトルを見て
最初は
パクり?
って怪しんだのですが
南砺市がPR作品として
まじめに(?)製作されたということが分かり
しかも
「アニメーション制作は当市に拠点を置くP.A.WORKS 主な制作スタッフ・キャスト・アーティストには 南砺市城端地区を主に舞台にしたTVアニメ 『true tears』を手掛けたメンバーが集結し 南砺市各エリアの美しい自然・風土・文化・などとともに 3つのオリジナルラブストーリーを描き出す(ばぁぁん!)」
(作品サイトからコピペしました・・・"ばぁぁん!"は私が勝手に付けました^^)
のうたい文句に
期待が膨らみ
視聴を決意しました!(そんなに重大なことでもないのですが)
が
しかし
あらためて
サイトの内容を読んでいくと
ナントッ(洒落じゃないよ^^)
この作品
現地に行かないと観られないということを知りました
視聴は
ワンセグか
スマホに専用アプリをインストールして観るという
方法があるのですが
スマホはGPS機能を使っていて
そのエリアに行かないと視聴できない仕組みになっているのです
その他には
南砺市の旧自治体ごとの施設に行って
その庁舎内にあるモニターで
視聴できるということです
詳細は作品の公式サイトをご覧ください(宣伝かよ!)
いずれにしても現地に赴くしかないのですが
コレはナントしても(何回も言いますが洒落じゃないよ^^)
観てみたい
という欲望が膨らむ一方
富山の道よくわかんね~しな~
という葛藤に陥り
しょ~がない^^
富山の道に詳しい
友人"M"を道連れにすることに・・・
5月のゴールデンウィークの最終日
連休の無駄な時間をつぶすため
買い込んだ小説(古典部シリーズだよ^^)も早々に読み終えてしまい
休日が1日余ったので
急遽
当日の朝早くに"M"に電話しました(迷惑なヤツだ)
朝6時・・・^^!
("M":"M"、シ:シス子)
電:プルルルル・・・プルルルル・・・(×10回)
・・・ガチャ(やっと出た^^)
M:もしもしぃ
(私からの電話だと知ってやる気のない声)
シ:ぐへへ~
おネエちゃん今どんなパンツはいてるのw
M:朝はよからなにふざけとるんや~!
死ね!
ボケ!
(かなり眠そうでご機嫌斜め)
シ:(素に戻って)
いや~
天気がいいから
ドライブにでも行きたいかな~って・・・
M:はぁ
どこにぃ
シ:福光・・・"のほう"・・・
M:ふくみつぅ?
な~んでそんなとこにぃ
シ:ん~アニメでも見に行こうかな~って^^
・・・てへぺろ^^
M:ぜんっぜんっかわいくね~しぃ
っていうかなんでアニメなん?
意味わかんね~しぃ
っていうか福光って遠いしぃ
あんたっ
この前もむりやんこ山に引っ張り出して・・・
("イニD"レビュー参照)
シ:(話を聞かずに)
往復で2時間くらいやし~・・・いいやろ~
お昼ラーメン奢るし~
M:行こ(即答)
シ:(ふっふ~ん尻の軽いヤツだ)
じゃあとで迎えに行くね~
(方言が入り分かりにくくなってしまってスイマセン(^^!)
っていうか
実際には
福光はまだ近い方で
一番奥の利賀ともなると片道で軽く2時間くらい掛かるんですが・・・
バカめ!
悪徳訪問販売みたいな
胡散臭い話に
まんまと引っかかりやがったぜ^^
朝9時・・・
なにも知らない
ナビ女"M"を
文字どおりナビシートにしばりつけ
南砺市に向けレッツゴー!(お~!)
ゴールデンウィーク最終日の朝早くに
叩き起こされ
ご機嫌ちょ~ワルな友人に構うことなく
私だけノリノリ絶好調で
南砺市に到着
でも・・・
ま~
とにかく
大変でした
視聴できるエリアまで移動して作品を視聴して
また
次のエリアまで行って視聴しての繰り返しで
専用アプリには地図機能もあって
視聴エリアに入ったら
知らせる機能も備えているのですが
どこがどのお話のエリアなのかいまいち分かりにくくて
車のナビと
ナビシートのわがままナビ女を巧みに"操作"しながら
1日中走りまわってました
途中で視聴しながら
「わ~みてみて・・・意外と画が綺麗や~・・・」
って・・・あれ?
ナビ女にガチ無視されてヘコんだり
お話にプチ感動して
涙してたら
「あんたなぁに涙流しとるん?はよラーメン食べにつれてけや!!」
って速攻で現実に引き戻されたり
せっかくこんな山奥まで来たんだから・・・
と
世界遺産の「五箇山合掌集落」を
にわか観光したり
やっていることのスケールが
大きいのか
せこいのか
自分でもよく分からなくなるくらい
いろいろ
紆余曲折しながら
ようやく帰路についたのが
夕方の5時ごろ
ナビシートのナビ女は
車のナビとスマホを見ながら道案内をして
しかも
作品の舞台はほとんど山あいにあり
タイトなワインディングロードと
私の"イニシャルD"張りの派手なドラテクの煽りをもろにうけ
車に酔ってしまい
ヤバイ状態になってました
ごめんねナビ・・・じゃなかった^^・・・"M"
私の奢ったラーメンはちゃんと完全消化してね^^{/netabare}