お菓子作りでツンデレなTVアニメ動画ランキング 1

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78.0 1 お菓子作りでツンデレなアニメランキング1位
迷い猫オーバーラン!(TVアニメ動画)

2010年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (1878)
11263人が棚に入れました
血の繋がらない姉・乙女と二人暮らしをしている都築巧は、2人で潰れかけの洋菓子店(パティスリー)「ストレイキャッツ」を経営している。店長である乙女はお人好しで不器用なドジッ子なので、店は巧が幼なじみ・芹沢文乃の手を借りて何とか維持する日々。\nしかし、ある日乙女が大胆なものを拾ってきてしまう。

声優・キャラクター
伊藤かな恵、井口裕香、竹達彩奈、佐藤聡美、岡本信彦、堀江由衣、田村ゆかり、吉野裕行、間島淳司、佐藤利奈、新井里美

. さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

あれ?あれ?普通に面白いと思うのですけど、やっぱり私は変なのかな~??

ラノベ原作みたいですね~。私、全然原作を知りません。
なんでも原作派の方からは、あんまり評判宜しくないとか・・・。あ、でも私ツボっちゃいましたよ!登場する女の子はとっても可愛いし、笑いあり、ホロッとする要素有りで普通に楽しめちゃいました! そんな私って変なのですかね~??


お話は12話から構成されます。で、1話完結ストーリーとなっていますから、割合気軽に観れちゃう作品だと思いますよ♪ 
内容は孤児院育ちの主人公”都築 巧”君と、同じく孤児院育ちで幼なじみのヒロイン”芹沢 文乃”さんを中心に、彼らが通う私立梅ノ森学園での日常を面白おかしく描いた学園ストーリーとなっています。


孤児院育ちの”巧”君は、洋菓子店”ストレイキャッツ”を経営する”都築 乙女”さんに拾われた過去があるんだって。だから乙女さんは義理のお姉さんって事になり、乙女さんと一緒にストレイキャッツを切り盛りしています。

そうそう、”乙女さん”。困っている人を放っておけない人なんですって。だから世界中色々な国に出かけて困っている人を手伝いに行ってしまいます。そこで、幼なじみの”文乃さん”がお店を手伝ってくれているって言う訳。

文乃さんがまた可愛いんだよね~。ツインテールに大きな赤いリボン。そして八重歯がチャームポイントのスーパー美少女!そんでもって自分の気持ちを素直に口に出せないツンデレときています。うん、王道の萌え萌えヒロインキャラだね!


本作には文乃さんの他に2人のヒロインが登場します。巧君と同じ様に乙女さんに拾われた美少女”霧谷 希”さん。なんだか髪の毛が猫の耳みたいですよ~。お話する時は招き猫の様に手を曲げて、語尾に”にゃ~!”付け。ウム、こちらも定番萌え萌えキャラで抜かりなし。そしてスーパーお金持ちで超絶ワガママお嬢様。で、体型は完全幼女体型という”梅ノ森 千世”さん。うは、ロリまでカバーとは・・・。なんという贅沢ヒロインづくしのアニメなんでしょう。


そうそう、ヒロインのみんなはね、”巧君”の事が好きなんです。だから巧君は、いわゆるハーレム状態かな~。も~モテモテな訳です。でも王道のハーレム物と違うのは、巧君に好感が持てるって事かな。デレデレで節操無いとかそう言うキャラでは無く、ちゃんとヒロイン一人一人の事をしっかりと見て大切にしているの。だから、観ていても嫌味に感じないんですよね。この点、すごく好感を持てました!


物語はね、内容は正直あんまり評価は出来ないかな・・・。まぁ基本ドタバタラブコメディーって事で♪ だからストーリーを楽しむ作品では無く、自分のお気に入りキャラを見つけて、その子を応援するって言うのかな、そういう見方が良いんじゃないかなって思います。


そうそう、この作品。1話毎に監督さんが変わっているんです。なので観る回によっては、好き嫌いがはっきりと分かれちゃうかも知れません。私的に驚いたのは7話かな。あれ?これ別の作品を間違って再生しちゃたのかと勘違いしてしまう程。あ、でもばかばかしい(ありゃりゃ、失礼)事をすごく真面目に作っています。スタッフを見ると、ホント~に全力を出しているなと、つくづく関心してしまいます。
あ、ちなみに個人的には好きな回でしたよ! あまりの完成度に、結構真面目に見入ってしまいましたから(笑)


全体を通して感じるのは、この作品は観ている人を楽しませたいんだなって言う事。
監督が毎回変わると言う事で、伝え方、表現方法も毎回変わるので、人によってはやっぱり違和感を感じたり、好みに合わなくて面白くなかったりするんだろうな~って気はします。でも、各話共通の思いは一つで、”見ている人を楽しませたい、喜んで貰いたい”って気持ちなんだと思います。

それを感じたからなのかな、私の場合は、”さむ~いギャグ”も、”ベタベタの展開”も、”空回りしてしまいそうなほどの話の展開”もなんだか全部許せちゃいました(笑)


ヒロインのみんながとっても可愛くて、ドタバタだけど笑いあり、そしてドタバタコメディーの裏には、ちゃんとテーマとして”家族愛”が描かれている本作品。個人的には結構好きになってしまいましたヨ♪



~さいごに~
スーパーお嬢様の”梅ノ森 千世”さんの付き人である佐藤さんと鈴木さん。その鈴木さんのCVって”新井里美さん”なのですね!私、この方の大フアンですので、声を聞いた瞬間に一人で萌え苦しんでおりました(笑)。終盤登場の”村雨 四摩子さん”はCVが”能登麻美子”様! あれれ他にも有名どころが沢山!!。うは、どんだけおふざけに全力で取り組んでいる作品なんでしょう。等と観終わってから改めて感じたのでした。






投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

集まって、寄り添った「そこ」が私の居場所…

この作品の原作は未読です。最近、過去作視聴に飢えている感があり、今期もそれなりの視聴数はありますが、ランキングを見ていて目に留まったのが
この作品でした。

あにこれ総合得点75.7点(2017.1.28日現在)と高得点をたたき出している上、感想・評価が1,726件と相当数のレビューが書かれた作品…これが面白くない訳がない、というのがこの作品の視聴のきっかけになりました。

この物語の主人公は、高校2年生の都築巧…優しい性格の持ち主で、普段は学校の部活動などには所属せず専ら自宅の洋菓子店を手伝っている…そんな男の子です。
性格も明るく友達付き合いも上々な巧ですが、そんな彼もつらい過去を背負った一人でした。
そう…彼は孤児だったんです。

当時孤児院を経営していた協会の前に捨てられていた彼の隣には一人の女の子が幼い頃からずっと一緒…
その女の子の名前は芹沢文乃…今の巧の幼馴染という訳です。

月日は流れ、巧は今住んでいる洋菓子店のオーナーである都築乙女に引き取られて現在に至る訳ですが、巧の義理の姉にあたる乙女さんは「色んなモノを拾ってくる天才」といっても過言ではないでしょう…
洋菓子店であるにも関わらず、家には大量のネコが住み着いていますし…
そしてある日…乙女さんは巧に続き人間2号となる霧谷希を拾ってきて…物語が動いていきます。

人って、ワンちゃんやネコちゃんと違ってホイホイ拾ってこれるものではありません。
だって人は色々なシガラミにがんじがらめになりながら生きているのですから…
だから自分に纏う鎖はそう簡単に切れるモノではありません。

でももし、その鎖が簡単に切れる人がいたなら、きっとその人は周囲との繋がりがそれだけ希薄だった…という事になります。
吹いたら飛ばされそうな自分自身をたった一人で支えながら生きていくのはさぞかし大変だった事と思います。
だから乙女さんが希ちゃんを拾ってきたのは大正解だったと思います。

ここには希ちゃんの痛みを知っている巧や文乃がいるから…
これがどれほど精神的な苦しみを和らげてくれる事か…

人の寿命から普通に考えると親が先に他界するので、誰もがいつかは天涯孤独の身になります。
大切なのはそのタイミング…
社会的な基盤を築き上げた以降なら深い悲しみは味わいますが、生活がひっくり返る事はありません。
でも、それが物凄く小さな頃の事だと話は違います。

だって絶対誰からに頼らないと…迷惑をかけないと生きていけないのですから…
明日のご飯だって…着るモノにすら何の保障もないんです…
ここで「感謝」と「迷惑をかけちゃいけない」という相反するセンサーが同時に作動するのは決しておかしい事ではありません。

だから本当は一人ぼっちで寂しいのに余計無理をしてしまう…
思考がこの悪循環にハマったら最後、後はパニックを引き起こすだけなのに…
そういう心に寂しさを感じた時…この作品を視聴するのは最高だと思います。

「居場所」に対してこれほど優しい作品…中々無いと思います。
だってこの作品…もう繋がっていて大事な存在に昇華している事をきっとこれ以上無いくらいの温かな言葉で教えてくれるんです。

でもこの作品はそんな傷をなめ合うだけの作品ではありません。
仲間を思いやり気付いてあげる事…こんな当たり前で些細な事かもしれませんが、生きていく上で大切なポイントにもキチンと焦点を当てて描いています。

人って誰かに認めて欲しくて頑張る事があります。
でももし、その頑張りに気付いて貰えなかったら…
その思いを額面通りに受け取って貰えなかったら…
気持ちを伝えるのって…本当に難しいですね。

1クール12話の物語でした。
この作品には「泣ける」成分は微塵も含まれていなかったようですが、私には何か所か目頭の熱くなった場所がありました。
新作ばかりでなく、過去作の良さを感じる事のできた作品だったと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

昔ながらの手法に回帰した作品であるが故に現代の物差しでは測れなくなってしまった

当時放送直前になっても監督が発表されず、「監督が逃げ出したのか!?」と無用な心配をしていたことが懐かしいw


毎話置きに監督と制作スタジオが入れ替わるという手法は、常時無数の下請けアニメスタジオが点在する日本の業界ならではな気がします
(誰か海外のスタジオ事情に詳しい人教えてください;)


そもそも監督が毎話違うといっても、歴史を紐解けば70年代まではテレビシリーズのアニメには監督なんて役職はほとんどありませんでした
それに現在でも東映アニメーションなんかではシリーズディレクターと呼ばれる総監督的な役職の人の下で、各話の演出家が一般に言う監督的な立場で現場を回していたりもします


だいたい一般的な実写ドラマや特撮などにおいてもシリーズ全体を統括する監督なるものの存在は珍しい
テレビシリーズにおいてここまで整合性というものを重視するのは、日本のアニメの特徴の一つだとオイラは思うのです・・・
表現の幅が広いアニメーションという手法において、その自由度が裏目に出てしまわぬようにも、シリーズ全体に整合性が求められているのではないでしょうか?


逆にこの作品がもたらした結果というのは、この手の現代日常劇においてシリーズ全体の整合性なんてものはさほど気にする必要がないのでは?という疑問も生みました


ところで昨今では奇抜な演出やアクの強い作画を一切受け付けない視聴者も多い気がします
判を押したように記号化されたキャラクター、ガチガチなトレース行為を反復するような作画、セオリー通りの演出、そんなものが求められている中で今作が広い人々に指示されたのは奇跡的だと思います


一昔前ならば演出家や作画監督毎のアイデンティティの違いを探して楽しむ余裕がヲタにはあったというか、ヲタだからこそ持ちあわせていたような楽しみ方ではないのでしょうか?


まあ逆に整合性と言う意味ではお世辞にも整った作品とは言い難く、全編を最初から「ネタ」としてしか楽しめない、という意味では一周流し見たらそれで終わり
何か躍起になって内容を語るほどのこともない作品だと思いますけどね


この際なので好きな監督や作画監督を探してみたり、好きな監督の回だけ見てみるのもまたこの作品の楽しみ方の一つだと思うし、肩肘張らずに見れる「お祭りアニメ」という点では評価すべき作品なのだろう


1
迷い猫、駆けた
監督、脚本、絵コンテ、演出 板垣伸
作画監督 石川雅一


2
迷い猫、笑った
監督、絵コンテ 八谷賢一
脚本 木村暢
演出 石川敏浩
作画監督 きみしま幾智、木下由美子


3
迷い猫、見つけた
監督、脚本、絵コンテ 平池芳正
演出 唐戸光博
作画監督 岩佐とも子


4
迷い猫、脱いだ
監督、絵コンテ 大地丙太郎
脚本 木村暢
演出 高田昌宏
作画監督 石田智子


5
迷い猫、泣いた
監督、絵コンテ、演出 福田道生
脚本 木村暢
作画監督 江原康之


6
迷い猫、困った
監督、脚本、絵コンテ、演出 池端隆史
作画監督 武智敏光


7
迷い猫、乗った
監督、絵コンテ、演出 久城りおん
脚本 木村暢
作画監督 椛島洋介


8
迷い猫、抜いた
監督、絵コンテ、演出 小野学
脚本 木村暢
作画監督 久行宏和


9
迷い猫、泳いだ
監督、絵コンテ、演出 平田智浩
脚本 木村暢
作画監督 大河原晴男


10
迷い猫、持ってった
監督、脚本、絵コンテ、演出 佐藤卓哉
作画監督、菊池聡延


11
迷い猫、割れた
監督、絵コンテ 草川啓造
脚本 木村暢
演出 吉田泰三
作画監督 佐々木貴宏


12
迷い猫、決めた
監督、絵コンテ 佐藤順一
脚本 木村暢
演出 カサヰケンイチ
作画監督 小谷杏子









個人的にはササタカさんの作監デビュー話となった11話が好きです^q^

あと、、、流石に「2回死ねー」はないわーwwwwwwwwwwww

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15
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