お弁当で恋愛なおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのお弁当で恋愛な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月28日の時点で一番のお弁当で恋愛なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

74.7 1 お弁当で恋愛なアニメランキング1位
わたしの幸せな結婚(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (276)
869人が棚に入れました
この嫁入りは黄泉への誘いか、奇跡の幸運か―― 名家に生まれた美世は、実母が早くに儚くなり、継母と義母妹に虐げられて育った。 嫁入りを命じられたと思えば、相手は冷酷無慈悲と噂の若き軍人、清霞(きよか)。 数多の婚約者候補たちが三日と持たずに逃げ出したという悪評の主だった。 斬り捨てられることを覚悟して久堂家の門を叩いた美世の前に現れたのは、色素の薄い美貌の男。 初対面で辛く当たられた美世だけれど、実家に帰ることもできず日々料理を作るうちに、少しずつ清霞と心を通わせていく――。 これは、少女があいされて幸せになるまでの物語。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

尽くす女と守る男に一周回って新鮮味を感じる和風ファンタジー

原作小説はWeb版、ラノベ版共に未読。

【物語 4.0点】
ヒトは同類の他者に尽くすことで幸せを感じる生き物なのだという。

女は愛する旦那様のために世話を焼くことに喜びを覚え、
男は愛する女のために身命を賭して戦う。

昨今あまり語られなくなった価値観を、
主人公・斎森美世と久堂清霞の婚約者コンビのピュアな有り様から表現される。
ここから私はまず、伝統的な結婚という制度はヒトの幸せを一定程度保証していたものだったのかなとの感想を得ました。

大体「わたしの幸せな結婚」というこのタイトル。
一昔前だったらこんな平凡な作品名で世に何かを出そうなど思いも寄らなかったでしょう。
世の中それだけ価値観の多様化が進んだということでしょうし、
この作品名から一周回ってインパクトを受けた私自身に驚かされます。

結婚が幸せの絶対条件としていない点も、この作品名を含蓄のあるものにしています。
本作は純真な主人公男女の対比として、婚姻や女を血筋と権力獲得のための政略の具とする良家の醜悪さも描く。
架空の近代日本風ファンタジーである本作は、血の宿命を代々継承される“異能”という設定で固着させることで、
自由意志だけでは振り払えない、一筋縄では行かない波乱を演出しています。


あとは、自分のお気持ちで他者の表現を規制できると思っている阿呆が目に余る今日この頃。
作り手が外野の雑音に惑わされずに書きたいことを書くには、
もはや異世界やファンタジー位しかないなのではとも感じました。

例えば本作を現実の歴史ドラマなんかにしようものなら、
左から古い結婚観の押し付けだと、押し付けがましい蹴りが入ったり、
右から{netabare} 帝{/netabare} を醜悪な悪の権化に仕立てるとは何事かと怒鳴り込まれたりしかねません。

脱線しますが、近頃はNHK大河ドラマにすらも多様性やポリコレ配慮と思しきトレンドがありまして。
2年連続で、史実の裏に典型的な男女の夫婦関係とは異なるLGBTが絡んだ事実があったのでは?とのエピソードがねじ込まれていたりします。
昨年の『鎌倉殿の13人』のLGBT回は史料の裏を読んだ脚本が見事でしたが、
今年の『どうする家康』のLGBT回は正直、蛇足だった感が否めず。


愚痴はさておき、本作のファンタジー要素や異能設定に唐突感を覚える方もいるとは思いますが、
私は大河ファンタジーは得意分野なので違和感なく完走することができました。
原作者の小学校時代の愛読書『十二国記』、『彩雲国物語』、『アルスラーン戦記』。
この辺りが好みなら、1クールでは到底終わりが見えない。
制作決定した2期へ続くというスケール感も含めて楽しめるでしょう。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・キネマシトラス

惹き込まれる映像美。

決して作画枚数がMAXという感じではありませんが、
時折見せる心情ともリンクした天候、情景描写は流石は『メイドインアビス』のキネマシトラス。
セピア調のフィルターや、主線をかすれ線にする処理など、
随所にセンスを感じる画面作りで演出してきます。

魅入ってしまうのは色彩の美しさ。
単に色鮮やかにするだけでなく、
美世を幸せにする久堂家は全体的に明るい色調。
美世を苛める斎森家は暗い色調w
と明暗を使い分けた心情表現も上々。

私が毎回楽しみだったのはHALKA氏による着物デザイン。
男が愛する女性を遠慮なく着飾る楽しみ。
これもまた語られなくなりつつある価値観ですが、
このデザインの美しさで、純心から言われたらぐうの音も出ません。


【キャラ 4.0点】
“異能を持たない”ヒロイン斎森美世と凄腕雷異能者の旦那様・久堂清霞は高濃度のピュアカップル。
美世を苛める斎森家の面々や、女を血筋としかみなさない悪役は妬みと執着に塗れる。
キャラの美醜もコントラストがくっきり。


愚かな悪女として良く踊ってシナリオも盛り上げてくれた美世の異母妹・香耶。
{netabare} 没落して奉公に出されるという形で退場してしまいましたが、{/netabare}
こういうキャラの末路や覚醒も私の好物なので、今後アニオリでも良いので出番ないかなと思ってみたり。


辰石幸次や鶴木新といった御仁は人物相関図だけ見れば、美世を取り巻く広義の逆ハーレムキャラということにもなるのでしょうか。
清霞みたいな異能の天才に生まれなかったけど家の宿命やらは背負っている。
恋のライバルとはまた違った形で美世にアプローチしてくる彼らの姿に、
理想と現実の自分との狭間で苦悩する男の渋味を感じました。


【声優 4.0点】
ヒロイン美世役・上田 麗奈さん、旦那・清霞役の石川 界人さん、
美世の幼馴染・辰石幸次役の西山 宏太朗さん。
この辺りのメインどころはアニメ化に先立ち上演された朗読劇からのキャスト継続。

アニメより先にゲームやドラマCDなどが展開された場合、
アニメキャストは変更になることが多いのですが、
本作みたいに初回から勝手を知っているキャスト陣の繊細な演技を聞いていると、
キャストの継続性ってやっぱり重宝するなと思います。

上田 麗奈さんに、どちらかと言えば元気な凛とした声のイメージを抱いていた私。
初回の上田 麗奈さんのオドオドボイスを聞いた時は、
これ終盤キャラ覚醒した時、どんだけ振れ幅大きいんだ?とワクワクさせられました。

実際、最終回見たら、{netabare} 美世は勇ましい巫女?で興奮しました。
美世が旦那様のために力強い声で宣言する相手が、弱かった頃の自分自身というのは意外でしたが。
そこの“一人二役”も含めて好演だったと思います。{/netabare}


一方で私はアニメでキャスト変更になった
斎森香耶役の佐倉 綾音さんの嫉妬ボイスや、
使用人ゆり江役の桑島 法子さんの柔和な声色にも味わいを感じていまして。
声優継続か変更かもまた良作の絶対条件でもないんだなと考え込んでしまいます。


それにしても終盤登場した堯人(たかいひと)役に石田 彰さん。
2期に向けて、良い意味で嫌な予感しかしませんw


【音楽 4.0点】
劇伴担当はエバン・コール氏。
アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』、劇場アニメ『ジョゼと虎と魚たち』
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、劇場アニメ『金の国 水の国』
と私が連続エンカウント中の作曲家。

本作もまた緻密な心情曲だけでなく、
和洋折衷のファンタジー世界観や異能バトルなど幅広い対応力が求められますが、
上記の同氏の経歴なら何が来ても美しく彩ることができます。

同氏は日本語もペラペラですし、日本のコンテンツ産業にとって大きな力となる存在ですね。
秋からのアニメ『葬送のフリーレン』劇伴でも活躍を期待しています。


OP主題歌は、りりあ。「貴方の側に。」
“あなたの隣は私でいいですか?”などとド直球で想いをぶつけるピュアラブソング。
私は劇場アニメ『バブル』ヒロイン役&ED主題歌以来の遭遇でしたが純度は相変わらず。

ED主題歌は伊東歌詞太郎「ヰタ・フィロソフィカ」
私は『デカダンス』ED以来の遭遇でしたが、こちらもEDアニメーションの画力に負けない相変わらずのバラード巧者ぶり。


音楽は総じて私がまたアニメで聞きたいと思っていた作曲家、アーティストが、
存分に力を発揮してくれて嬉しかった感じ。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 34
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

組紐の意味<追記;13話>

観る前にアニメタイトルに抱いた印象がホンワカ。
観てみると、ホンワカと程遠い。
どちらかというと、ドンヨリでした。

風景から察すると大正時代の帝都。
異能すなわち超能力が重視される世界です。

ヒロイン美世は名家に生まれ、無能故に虐げられています。
だから、卑屈で暗い。
前髪が長いのもそれに拍車を駆けます。

厄介払いの縁談が彼女の転機。
久堂家当主の清霞と婚約します。
果たして彼女は幸せな結婚を遂げるのか?
と言う物語です。

正直、美世の性格が私好みではありません。
自分を卑下する所がなんとも痛々しい。
実家で受けた扱いを考えると致し方ないですが。

{netabare}当初、ギクシャクした関係の清霞と美世。
美世が本来持つ純粋な性格により、距離が縮まります。
最終的には、硬い絆の婚約者に。{/netabare}

異能バトルありの純愛物語。
未だ婚約状態なので、2期は必然。
山あり谷ありの美麗なストーリーになりそうです。

<追記;13話>
{netabare}いい夫婦の日(11月22日)に合わせて配信された続編です。
1月から2期が始まるための処置なのでしょう。

内容は当たらず触らずといったところ。
穏やかな風景の連続。
まさしくいい夫婦です。

美世の笑顔が格段に向上しています。
ただし、奥ゆかしさはそのまま。
日本女性としての謙虚さがにじみ出ています。

原作を全く知らない身としては、2期が気になる所。
でもまあ、結末はアニメタイトル通りとなることでしょう。{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 21
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

幸せな日々を送りたい送らせたいと願うお話

原作未読 全12話

時代は明治?大正?時代のような感じで、異能の力が重宝される世界。異能の力がないと見られていた主人公の斎森 美世(さいもり みよ)は、父親・義理の母・異母妹から幼い頃より虐げられて使用人より酷い扱いをされてしまいます。{netabare} (美世の母は幼い頃に病死){/netabare}

転機は異能者の家系で最高の名家とされる久堂家の当主・清霞(きよか)の婚約者候補として久堂家へ赴きます。清霞は数々の婚約者候補たちがすぐに逃げ出すほど気難しい性格と言われ、美世が行ったところですぐに追い出されるだろうとのことで斎森家は決めたようです。しかし、清霞は美世を気に入り、大切に思うようになりました。清霞と美世が色々な障害を乗り越え、幸せを掴むまでの物語です。

最初はとても残酷で悲しいお話が続き、自信がないのか細い声の美世はアクの強い斎森家の面々には到底太刀打ち出来ないだろうと観ていました。

でも清霞と出会って世界が変わり、その後も色々な障害がありましたが、幸せな感じで終わっています。

その時代のお話ということではなく、この作品には異能の力が随所にでてきます。ファンタジー要素も色々とありましたね。

作画がとても綺麗でした。(桜の描写など)

第2期の制作が発表されました。まだまだ一波乱二波乱ありそうですね。放送が楽しみです。

OPはりりあ。さん、伊東歌詞太郎さんが歌っています。

最後に、異母妹役は佐倉綾音さん、人の心に反感心を抱かせるいい演技でしたw

投稿 : 2024/12/28
♥ : 28

68.5 2 お弁当で恋愛なアニメランキング2位
CLANNAD [クラナド] もうひとつの世界 智代編(OAD)

2008年7月16日
★★★★☆ 3.9 (299)
1753人が棚に入れました
京都アニメーション制作の大ヒットシリーズ「CLANNAD」番外編。本作の主な登場人物は、朋也と少女たち(渚、杏、椋、智代、風子、ことみ)。TVシリーズでは、渚を主な相手役としてストーリー展開されていたが、「もうひとつの世界 智代編」での朋也の相手役は智代。物語は「朋也と智代が付き合いはじめて1カ月の時点」という設定となっている。なお、アニメーション制作はTVシリーズと 同じく京都アニメーションが担当している。
【ストーリー】
部活もせず毎日をぐうたらに過ごしている岡崎朋也。進学校の中では浮いた存在で不良扱いされている。そんな朋也を毎朝起こしに来る一人の生徒・坂上智代。お弁当を作ったりこまめに世話を焼いてくれる彼女の目標は生徒会長になることだった。ある朝、いつものように智代が朋也を起こしにくる。それは、生徒会長選挙当日。二人が付き合い始めて1カ月が経とうとしていた…。
ネタバレ

こた さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

智代ルート。

朋也はいい人間だと思う、けれど欠損が多いというのも事実かもしれない。
誰にでもありそうな人間としての弱い部分でもあるけれど。
朋也を人間的に大きく成長させたのは紛れもない、渚との出会い。
それはやはり、渚にしか成せないことではないかと思う。{netabare}現に渚が亡くなった後の朋也は、同情する余地はたしかにあれども、汐の育児放棄など救いようのないクズな部分も露になった。{/netabare}

それらのことを踏まえて、相手が智代や杏だと、朋也は人間的に欠損したままであり、それでもしっかりとして頼りがいのある彼女らが補ってくれるという形に否が応でもなってしまう。
だから、この智代ルートを観ると朋也×渚のカップルでつくづく良かったなと感じる。
べつに朋也が悪いのではなく、智代の存在が眩しすぎるのだ。
不釣り合いさが露骨に出てしまっている。
それでも、智代が報われてくれればいいと…
最後はなんだかんだで涙なしには見られない展開。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 29

totehi さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

人生の宝を探しに行こう

アニメ版CLANNADではなかった智代ルートのアニメ化。智代が好きな自分は迷わず見ることが出来た。


感想
まったく原作と同じ展開で智代の家族とか出てきます。生徒会長と不良はやっぱり壁が多きますね。でもそれを乗り越えられる二人って感じの物語です。
これを見て続編が知りたいなら「智代アフター ~it’s a Wonderful Life~完全版」(非R18)をやってみるといいかもですね。PC版にない追加シナリオが凄くいいんですよ。タイトルの由来もこれだし、むしろここから始まるからなと。


「さあ、いこう 世界は美しく そして人生はかくも素晴らしい」

投稿 : 2024/12/28
♥ : 12

keylove さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

智代もやっぱり可愛いです。これはこれで泣けますし、雰囲気出てます

いわゆるクラナド外伝ですけど、もともと智代のキャラが素晴らしいので
観て損はないと思います。この章ではクラナド本編とはまったく違う智代ちゃんを見ることができます。本編でも充分に可愛いのですが、この章の智代ちゃんは本当に可愛いです。

もちろん、まったく別の物語なのでクラナドと同じに考えてはいけませんけど
それでも主人公と智代の葛藤や愛情はきれいに描かれていて
この章を観ることによって、さらに智代のことを好きになること間違いなしです。智代ちゃんはスポーツ万能、頭は良くて生活態度も良好。
言うことないヒロインになれるんですけどね。
本編ではそういう描き方をされてない部分があるので、これで修正したというか、本来の智代ちゃん像を活かしたのでしょうね。
本当に魅力的な内容になっています。

そもそもクラナド自体がそれぞれすべての女性キャラが好かれて当然の設定なので、誰もが惚れられて当然なのですね。

渚の設定がずるいぐらいに良すぎるんしょう。
それが好きでもありますけどね。

タイミングとしては一期のあとに観るのが良いかと思います。

これはこれで、オススメできます!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 11

66.6 3 お弁当で恋愛なアニメランキング3位
かくりよの宿飯(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (213)
891人が棚に入れました
友麻碧氏による人気小説シリーズ(KADOKAWA刊)が原作。あやかしたちが棲む異世界「隠世(かくりよ)」にある老舗宿・天神屋の大旦那にさらわれてしまった葵は、祖父が残した借金のカタとして、大旦那に嫁ぐことを求められてしまう。断固として嫁入りを拒む葵は、自慢の料理の腕を振るい、借金を返済すべく天神屋で働くことを決意する。

声優・キャラクター
東山奈央、小西克幸、土岐隼一、加隈亜衣、内田雄馬、田丸篤志、石川界人、寺島拓篤、平川大輔

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

富士見L文庫から来ました!(第26話: 葵ちゃんの居場所が見つかった!)

と書いてみたものの、個人的にはまったく未開拓な文庫レーベルです。シリーズ既刊分は計8巻みたいですね。

で、レーベルのラインナップを見るとタイトルに「あやかし」とか「もののけ」とか「つくも神」とかそっち系のワードがてんこ盛り。あ、そう。そっち系の話が多いレーベルなのね…。そして「L」文庫っていうくらいでたぶん女性向け。

ということでとりあえずまだ1話しか観ていませんが、小説(もしくはほぼラノベ?)原作ではあるんですけど、割と少女漫画の文法に近い感じのストーリー構成を感じます。似たような空気を感じる作品だと『神様はじめました』とかそういう感じですかね?

人物配置的にも女性主人公+(人外だけど)男性複数のメインキャラですしね。この文法だと、「第一印象最悪」はもうフラグでしかありませんね。

「生まれつきあやかしが見えて家族・親族に疎まれる」というあたりは『夏目友人帳』の男女逆転版みたいな感じでもあります。

主人公の葵ちゃんが「料理が得意」ということでいわゆる「飯テロ」系の展開が想定されるのと、舞台が「幽世(かくりよ)にある旅館」ということで『このはな綺譚』にもあったような宿泊客や従業員との交流がありそうなのとで恋愛ロマンス+ハートフル系のストーリーが予想されます。

私はそういうのは嫌いじゃないので、たぶん視聴継続です。キャラクター・デザイン的にも好みですし。

2018.4.10追記:
第2話視聴終了。史郎さん(葵のおじいちゃん)の若い頃の様子が判明。

なんというか、たぶん遊びに使ったお金を払えないで困っているのをつい大旦那が立て替えてしまったのが積もり積もったんでしょうけど、借金の額もさることながら貸す方も貸し過ぎ(笑)。

……まあ、放っておけない感じの人だったんでしょうねぇ。ところで葵ちゃんは幽世に行きっぱなし? 現世(うつしよ)に帰ってくることはあるのでしょうか。帰ってこなければ現世では行方不明になってるはずだけど、確か大学生だよね?

2018.4.17追記:
第3話: いいから、とっとと飯を出せ!
……いや、つまらなくはなかったですがなんとなく(笑)。

異文化で飯屋をやるなら、インプットも重要ですね。あとは、「カレーライス」というキーワード…。

2018.4.24追記:
第4話: 史郎さんの夏目パンチ(笑)!
葵ちゃんの料理も出てきて、良かった良かった。

2018.9.25追記:
第26話(最終回)視聴終了。夏目友人帳といい魔法使いの嫁といい、この世のものならざるもの的な物が見えることで居場所を失う話はけっこう多くて、本作もある意味そういう話だったのかなとは思います。

そんな葵ちゃんが天神屋で居場所を築いていく本作はある意味、異類婚姻譚の醍醐味を前面に押し出した作品になったのではないでしょうか。

作画的にはちょいちょいヘタっていた本作ですが、少女漫画的なラブストーリーに抵抗感がなければ楽しく観られる良い作品だったと思います。

なお、(ヘタっていないときの)絵柄というかキャラクターデザインは、割と個人的な好みには合っていました。無理なく完走できた感じです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 39

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

料理の力は絶対!そしてカッパこそ正義!

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:神様はじめました!パクりました!みたいな雰囲気になってるが大丈夫か?まさかここからグルメアニメにならんだろうな。。。
期待度:★★★

ストーリーとしてはあやかしと人間の異種間交流ハートフルストーリー
すごくよく出来ていたと思います。

ただ、グルメアニメとは思えないほど料理の表現が雑というか美味しそうじゃない。。。そして食べているシーンも。

大旦那様がとにかく男前すぎて惚れる。

2クールで長いけど楽しめはすると思います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 17

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あやかしお宿に嫁入りします!?

この作品の原作は未読です。
主演が奈央ぼう…この時点で視聴の意志は天岩戸並に固いのですが、私の中で赤丸急上昇中の石見舞菜香さんの出演が、気持ちを後押ししてくれました。
「ゲーマーズ!」の星ノ守千秋も印象的でしたが、何より「多田くんは恋をしない」のテレサ・ワーグナーがこれ以上無いはまり役で、振り返ってみるとテレサに色々持っていかれていましたから…^^;
加えてくまちゃんに上田さんも出演している…

声優の道は狭き門だと理解しているつもりです。
仮にその狭き門を運良く突破できたとしても、順風満帆な道のりではありません。
あっという間に淘汰される過酷な世界…のはずなんですが、一度花開いた声優さんの忙しさは半端ありませんね。
旬の声優さんは何本もの作品に出演されていますし、声優さん同士があちこちの現場で顔を合わせているのですから…

最近、私の中の声優さんの位置付け…というか認識が少し変わり始めています。
もちろん、作品に命を吹き込む大切な仕事…という位置付けは変わらないのですが、昨今の様に毎期の放送数が増えてくると、知らない作品は視聴が敬遠しがちになってもやむを得ないの思うのです。
ですが、そこで好きな声優さんが出演しているという理由で視聴を始めてみると、見て良かったと思える作品がこれまで山ほどありました。
だから、声優さんは作品と視聴者の架け橋の様な存在…最近、そう思えるようになってきました。

話題が思いきり逸れてしまいました。
この物語の主人公は、亡き祖父譲りの「あやかしを見る力」を持つ女子大生である津場木葵…
物語は、ある日彼女があやかしの棲まう“隠世(かくりよ)”にある老舗宿「天神屋」の大旦那を名乗る鬼神に攫われてしまうんです。
その大旦那曰く、祖父が残した膨大な借金のカタとして葵は鬼神に嫁入りする約束が祖父との間に交わされていたとか…
嫁入りを嫌がる葵は起死回生の策として、 「天神屋」で働いて借金を返済すると宣言し…物語が動いていきます。

隠世に棲まうあやかし…
やっぱりあやかしは人間を喰らう存在で、見た目と潜在能力も人間とは桁が違います。
だから、かくりよにおける葵の存在は、吹けば飛ぶような存在なんだと思います。
実際、その様なピンチが無かった訳でもありませんし…

でも2つの事が、ピンチが具現化しない足枷になっていました。
一つは、鬼神の花嫁候補であること…
名前に「神」が付いていることからも、潜在能力の高さはあやかしの中でもトップクラスなのでしょう。
そのため、手を出した際の返り討ちの怖さは、きっと半端無いんだと思います。

そしてもう一つは基本的に素直なあやかしが多かったから、っだと思っています。
あやかし全てが素直か…までは分かりません。
ですが、美味しい食べ物にはちゃんと美味しいという反応を示すんです。
そして、葵にはあやかしに美味しいと言って貰える料理のスキルを持ち合わせていたことが大きいんですけどね。

こうして自分の料理の腕を振るえる場所を手に入れるのですが、借金に関してどうしても気になる方は、きっと原作で確認するしかないんだと思います。
本作品の続編が制作されれば別ですけどね…
こう言うのも、葵は巻き込まれ体質なので、様々な問題やトラブルにぶつかった顛末を描くのに、2クール必要だったんですから…

だから自分の店を持って粛々と借金を返済する…こんな展開からは想像もできないような波乱万丈の展開が葵を待ち構えているんです。
そして痛快なのが、葵が決して追い込まれた事態でもものおじしないこと…
もちろん、ものおじしないのは決して良い事ばかりではありません。
勢いが裏目に出て周りに迷惑をかけたことだってありました。
でも、「自分に出来ることを精一杯頑張る!」と言う当たり前を愚直に貫く彼女の姿勢を見ているあやかしだってちゃんといるんです。

自分のためじゃなく誰かの幸せのために頑張る葵の「隠世」での心温まる物語…
気になる方は、是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、奈央ぼうの「灯火のまにまに」と、ナノさんの「ウツシヨノユメ」
エンディングテーマは、沼倉愛美さんの「彩 -color-」と、中島愛さんの「知らない気持ち」
個人的にはオープニングが好みでした。奈央ぼうのオープニングをカラオケでチャレンジしてみました。
奈央ぼうはスイスイ歌っているので私も…と思いましたが、思いのほか歌詞が早くて撃沈しました。
でも大好きな歌です。

2クール全26話の物語でした。
最初は2クール作品とは知らなかったので、知った時には嬉しく思ったのを覚えています。
やっぱり2クール作品の方が物語の内容も深いですし、愛着も湧きますから…
こういう心と心の触れ合いを描いた作品が腰を据えて視聴できるのは素晴らしい事です。
今後もこの様な作品に巡り合えるのを期待しています。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 13

69.5 4 お弁当で恋愛なアニメランキング4位
みだらな青ちゃんは勉強ができない(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (305)
1307人が棚に入れました
名前の由来は――官能小説家の父に悩まされる女子高生・青ちゃんは、念願の一人暮らしを実現させるため、難関大学合格を目指して猛勉強中。「青春?男女交際?そんなの知るかッ!」……だけどそんな青ちゃんに、クラスの人気者で「リア充王」の木嶋がまさかの愛の告白。空気を読まない木嶋のアプローチに、勉強そっちのけで青ちゃんのエロ妄想が暴走する!

声優・キャラクター
和氣あず未、寺島惇太、津田健次郎、木村珠莉、近藤隆、白井悠介、深町寿成

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「$10」by林田健司

<2019/7/6 初投稿>
最終話まで観終えました。
コメディ重視でラブ薄めのラブコメを最後まで貫いてましたね。

一連のシモネタが受け付けられるかどうかで評価真っ二つな気はします。
個人的にはシモネタも好みの範疇でしたし、
青ちゃんの独りよがりな妄想もクスッと笑えましたし、
八宝菜のつんちょは凄かったし。
満足しました。

あと、OP曲が割と好き。

<2019/6/17追記>
11話観ました。
今週のパワーワード
「ツルツルパンツ」
「腹を満たして、その後S◯Xだ!」

青ちゃんはもうあれだな。
煩悩全開の17歳男子並みに頭がアレですね。

<2019/5/11 追記>
6話まで観ました。

ラブコメですけどウェイトはコメ95%くらいな感じ。
ラブはコメディを引き立たせるスパイス、塩コショウみたいなもんですね。
なので真面目に見るとつまんないと思います。

「呼び捨てはS◯Xの始まりだゾ」
そんな格言聞いたことねえ 笑

<2019/4/27 初投稿>
原作未読。
見始めなので評価はデフォルトの3.0です。

この作品、人を選びますね。
最初のシーン、ヒロインの一言でツボれた人は楽しめると思います 笑。
私はツボりました( ・∇・)

主人公「青」は高校生の女の子。
真面目で人を寄せつけない頑なな態度の裏にやらしい妄想がいっぱい。
というヒロイン。

も少し正確に言うと
「こんなやらしいことをされてしまったらどうしよう、逃げなきゃ!ドキドキ!」
というおめでたい妄想でいっぱいな人です。
もしかしてダクネスの親戚か?

1話見て作者が女性だとすぐにわかりました。
だって男の作者だったら、女子高生に昭和の臭い漂うオヤジ系シモネタを妄想させるとかこっぱずかしくてできないでしょ 笑

女性の漫画家が描く自虐系ラブコメの一種だと思います。
例によってヒロインの相手は女性の理想が詰まったような男の子だし。

ところで思春期の頃って異性に対して身勝手な幻想、妄想を抱きがちですよね。
男子は「女の子はみな清純」とか漠然と思ってたり。
女子は女子で「男子はすけべ」
「でも◯◯くんはカッコいいからやらしいこと考えたりするはずない」とかとか

思い返すと恥ずかしいですねー。

そんな妄想がアホのように肥大した女の子のラブコメに興味がある、と言う方向けかな。
この調子でいけば結構面白くなりそう。


そうそう。
八宝斎みたいなのでてきてシモネタの昭和臭に拍車をかけてます。
声はイケメンぶりと舞台俳優でも活躍する演技力の高さに定評のある"つんちょ"。
ACCAのニノとかGANGSTA.のニコ演った方です。
ホント、この人なんでもできるな。
声の演技もまんま八宝斎で 笑

タイトルは林田健司さんの名曲です。

<2020/6/24 補足>
なんで林田健二さんの名曲「$10」かというと歌詞が
「Oh! lady! A-1 dollar B-2 dollars 淫ら No,non non・・・」とありまして
淫らかなー?とか思って。
そんな感じです。
ごめんなさい。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 48

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

青ちゃんが淫らじゃなくて妄り(みだり)で、なんか可愛いんです!

最初は、「川柳少女」のついでに観てたんですけど、
今ではこちらの方がメインで、楽しんで観てます。

青ちゃんのキャラデザ自体は、なんか好みじゃないというか、
横顔はスッキリしてて奇麗なのに
正面の顔が、眼とかあごの線が古い感じがしてちょっと変な感じなんだけど、
キャラ設定が、とっても好きです!
しょびっちみたいな100%勘違い少女と違って、
お父さんの職業(人気官能小説作家)のせいで、
ちょっとずれてるけど妙にリアルな妄想癖と、
これもお父さんのせいなんだけど、
被害妄想が原因で男性恐怖症気味になっちゃってる感じ。
特に、無自覚なままに「リア充だし私とは正反対の人種」と避けてた木嶋君にだんだん惹かれちゃったり、
自分で勝手にピンチだと思い込んだときにベソかいて諦めちゃったりするところ、結局は勘違いで肩透かしになっちゃうのが、
なんだか可哀想でもありながら、
可愛いなって思ってしまいます。

それで、青ちゃんに告白した木嶋君が、
青ちゃんの考えてる木嶋君のイメージと違って
イケメンだし人気者だしモテるのはホントだけど、
本人はすごい純情で誠実なところ、
青ちゃんにとっては、実は残念っぽい感じもあるけど、
とっても好感度高くて、
結局は相思相愛カップルの純情ラブストーリーな展開で、
こういうの、
アニメならではって感じで、
とっても楽しいです!




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
観終わりました。
素敵でした。
最後まで誠実だった木嶋君と、
妄想純情少女だった青ちゃん、
相性よくなさそうなのに、
ハッピーエンドでよかった(#^.^#)

青ちゃんには、少しずつでいいから、
お父さんの呪縛から卒業して、
男の子ってこうなんだ(^^)って理解して欲しいな。

木嶋君は・・・
このまま誠実でいて欲しい気も、すごくあります。
リアルじゃないけど、
欲情より愛情がまさっちゃう十代の男の子!!
実はそういう男子、
とっても好き(≧▽≦)

投稿 : 2024/12/28
♥ : 33

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

青ちゃんは妄想のせいで勉強どころじゃない

タイトルがいかがわしくて最初は避けてたんだけど、
評判を耳にするうちに気になって視聴。

内容は予想していたよりも、かなり健全な思春期ものでした。笑
もどかしい男女の関係がこそばゆい!

原作者が女性なので、
女性目線で「わかる!」と共感できるシーンもあって、
男女関係なく楽しめる作品だと思います^^

ショートアニメなので、1話が12分ほど。
全12話です。


● ストーリー
高校生の堀江青(ほりえ あお)は、
官能小説家の父親から離れて暮らすため、

地方の国立大学に進学することを目標に、
青春のすべてを犠牲にして勉強に励んでいた。

そんな中、クラスメイトの木嶋拓海(きじま たくみ)だけは、
青に好意を寄せ、積極的に話しかけていた。

しかし、青は父の小説の影響から「男は野獣」だと思い込み、
勉強の邪魔にもなると、拓海のことを迷惑に思っていた。


父親の影響から中途半端に
マニアックなエロ知識があるせいで、

「男はセックスのことしか考えていない」
=「自分に好意があるなら、そういう目で見られている」

という妄想に
激しく振り回される青ちゃん。

木嶋くんはいたって普通な反応してるのに、
行き過ぎた妄想で反応してしまうw

いい雰囲気になると「おかされちゃう~」と覚悟するけど、
結局そうはならず、青ちゃんだけが暴走していたというのがお決まりパターンw

そのすれ違ったやり取りや勘違いネタが笑えます。
結局おかされたい青ちゃんなのですw

ガツガツしているのが女子の青ちゃんで、
男子の木嶋くんは終始爽やかでいい子だというのが、
この作品の品位を下げていない大きなポイント。

青ちゃんも、性的妄想はしちゃうけど、
壁ドンされて怖いと泣いちゃうほど純情です。

個人的に下ネタ系作品は苦手ですが、
この作品は女目線であるからなのか、嫌悪感もありませんでした。

むしろ青ちゃんと一緒に木嶋くんに(*´Д`)ハァハァしてましたw
一途で優しい木嶋くんはいい男だよ~。


≪ 「あーもう、なんで襲ってこないのよ!」 ≫

襲われることを警戒しながらも、
木嶋くんがそんな素振りを見せないともやもやしちゃう青ちゃんw

でもこれは青ちゃんだけに限らず、
女性の気持ちとしてはあるあるだと思うんですよね。

もちろん、青ちゃんほど極端な妄想はしないにしてもw

積極的な男性が、なんだかんだ女性は好きですから。
ただし、相手によるというのは、注意が必要なところですけど。笑
(見た目とかじゃなくて、関係性ね。)

一歩間違えれば犯罪者級に悪く言われるわけで、
男性からしたら積極的になりたくても難しいよなというのもわかりますw

さらに注意が必要なのは、
積極的な男性が好きだと言いつつ、

こちらの警戒が的中した場合は「ほらやっぱり危ないやつだ!」と、
より警戒を強めてしまうことw

たぶん青ちゃんも、木嶋くんが何もしないからもやもやして、
彼のことが気になって仕方がなくなっていくのですが、

これがね、木嶋くんが早い段階で野獣化して青ちゃんを襲っていたとしたら、
青ちゃんは木嶋くんのことを好きにならなかったでしょう。

うーん、男女の駆け引きって、難しい。笑


● キャラクター
青ちゃんと木嶋くんの関係も気になりながら、
周りのキャラも個性的♪

特に青ちゃんのお父さん(cv.津田健次郎)のキャラが強烈w

これは津田さんの演技がお見事すぎるww
声色の使い分けが面白すぎましたww

娘のことを大事に思っているのも伝わってきて、
いい父親でもあると思いました。エロに絡めなければ。笑

青ちゃんの名前の由来…ひどすぎるでしょw
娘につける名前じゃない…。笑


● 音楽
【 OP「WONDERFUL WONDER」/ エドガー・サリヴァン 】

ほどよくノリよく、好きな曲です♪

曲に合わせる映像もめまぐるしく切り替わっていて、
豪華ですねw

本編では見せない鬼畜木嶋くんの表情が印象的ですw


【 ED「恋はミラクル」/ スピラ・スピカ 】

この曲は最初に聴いた時から好きですね♪

ハニワっぽくて好みです^^

恋する気持ちがぎゅっと詰め込まれていて、
キラキラまぶしい曲です。


● まとめ
胸キュンなショートアニメで満足です♪

時間もショートでちょうどよい感じでした。

肩透かしが多い木嶋くんが、
ところどころ積極的になるというギャップにも満足じゃ♪(/ω\)

性的妄想だらけの青ちゃんだけど、
純情でウブな男女の恋愛、よかったです^^

投稿 : 2024/12/28
♥ : 25

65.8 5 お弁当で恋愛なアニメランキング5位
美鳥の日々(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (261)
1455人が棚に入れました
「悪魔の右手」を持つ男、「狂犬サワムラ」と呼ばれ周りから恐れられている高校生・沢村正治。
彼女がいるバラ色の高校生活を送ることを夢見ているのだが、その悪評ゆえに女性は皆恐れをなして逃げてしまうため、まともに女性と話すこともできず悶々とした日々を送っていた。
そんなある日、正治の右手が突然女の子に変わってしまう!?その女の子は春日野美鳥という正治に片思いをしていた女の子で、内気な彼女は正治と付き合いたいという思いを長い間遂げられないまま過ごしており、そんな自分から逃げるように魂だけ正治の右手に乗り移ってきたのである。晴れて右手が恋人(…?)になった正治だがこの状態で学園生活を送ることになるのだった…。

声優・キャラクター
谷山紀章、中原麻衣、高木礼子、釘宮理恵、野島裕史、田村ゆかり、うえだゆうじ、湯屋敦子、大原さやか、大本眞基子

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

湘南モノレールで立ちすくむ美少女が、OPでは大暴れ 可愛すぎるヒロイン

2004年放送のテレビアニメ 全13話

原作 井上和郎 監督 小林常夫 キャラデザ 楠本祐子
制作 studioぴえろ

原作の井上さんは宇都宮市の人であるが、監督の小林さんが神奈川の人である。
監督の我儘がまさに奇跡のコラボ。
このアニメの半分は湘南モノレールとその周辺の風景描写であるといっても良い。
大船から鎌倉にかけての実在の街並みが美しく描かれている。
とくにEDを見てほしい。湘南モノレール乗りたいでしょw。
もちろんほとんど人が主張するようにOPは素晴らしい出来です。
大船の人は幸せです。これほどの地元振興アニメなどそうありません。

春日野美鳥 CV中原麻衣
沢村正治 CV谷山紀章、斎藤千和

少年サンデー連載のコミックであるが、深夜アニメと言うことで監督が張り切ったのか、乳首や全裸シーンが描かれてしまった(笑)
そんで、少年少女にこそ観てもらいたい優れたプラトニックラブストーリーであるため、夕方放送を強行(再放送)したため大変な修正が(笑)

子供が見ても大人が見ても良いものは絶対良いのです。

なんという美鳥の可愛らしさであろうか。もう言葉も無い。
そしてEDの切なく立ちすくむ実体の美鳥。
コミック連載中のアニメであるが、完全に独立した物語として安心して観れます。
放送後13年、コミックも終了した現代でも全く輝きを失わない。

点数は高くはありませんが、これは名作です。万人にお勧めします。
女性の方も安心して観られる美しいプラトニックラブストーリーです。

感動です
 

投稿 : 2024/12/28
♥ : 25

CMCM さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

おもわずにやにやwww

みなさんの評価の通り王道のラブコメでした!!
少し昔のアニメで作画はぬきにして・・・
相手が体の一部になるという目線での作品は面白かったです。

1クールの作品だったんですけど、最後の1話につめてしまったのがもったいないと思いました。
ネタバレになるんでなるべく控えますが・・・
最後にあの展開をもってくるなら、それからの話がもうちょっとふくらんでいけたかな!?と個人的には思います。

ただ、内容的にもキャラ的にもよかったので最終話からの展開をつくればおもしろかったのに~というところが歯がゆいところでした!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 1

ああ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

センチメンタル

右手が女の子になっちゃうというかなりイロモノ的な設定ですが、内容自体はいたって王道。原作未読です。

作画はもう古く、作風も古いため最近のアニメに慣れてる人には見づらい部分もあるかもしれないです。

僕は、最近のアニメも好きですが古い作品も好きなので全然大丈夫でしたし、ある意味最近では見れなくなったといえるラブコメでとてもよかったです。このアニメ放送当時はおそらく原作漫画は連載中だったんでしょう、アニメの終わり方は少し微妙だったかなと思います。というか序盤と終盤は見どころがあったんですが、中盤は個人的にあんまり興味をそそられない内容だったのがすこし残念でした。

せっかくの奇抜な設定なのでもっと踏み込んでほしかったし、主人公格の美鳥ちゃんと正治くんはお気に入りだったので二人に関する話だけでよかったかなという気はしました。

作中数人関係してくる人はいますが、最近この作品のように1対1のラブコメがあんまり見れないことを残念に思っていたのでそういう点ではとても満足でした。

ちょっと最近のアニメの作風に飽きてきたなと思った人は、原点回帰とまでは言えませんが、この作品はまた新鮮な気持ちで楽しめるかもしれません。おすすめです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 9
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