お嬢様学校おすすめアニメランキング 7

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのお嬢様学校成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年08月01日の時点で一番のお嬢様学校おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.2 1 お嬢様学校アニメランキング1位
citrus(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (522)
2121人が棚に入れました
ギャルだけど初恋も未経験なjk・柚子は、親が再婚した都合で女子高に編入することに。彼氏ができない!と不満爆発の転校初日、黒髪美人の生徒会長・芽衣と最悪の出会い方をする。さらに、義理の姉妹になった芽衣と同室で生活することに・・・!?

声優・キャラクター
竹達彩奈、津田美波、藤井ゆきよ、久保ユリカ、井澤詩織、葉山いくみ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

世の中、正しい答はいっぱいある。唯一の正解は意外と少ない

この物語は、百合の要素がふんだんに入っています。
但し、それだけではなく、人間として必要な優しさや温かさもあります。
見終わった後、優しい気持ちに包まれますよ。

日本でも同性婚が認められるようになりました。
「百合だからダメ」とか言う世の中ではなくなったのです。
正しいことは、時代とともにどんどん変わっています。

主人公の柚子(ゆず)は、陽気で自由奔放な高校一年の少女。
ヒロインの芽衣(めい)は、成績優秀で生徒会長をしている真面目な高校一年の少女。
この二人は、親どうしが再婚したことから姉妹となり、一緒に暮らし始めます。

柚子のいでたちは、髪はエアウェーブパーマ、化粧はアイメイク、チーク、リップと手入れをし、
スカートの丈は短く。胸元のボタンも開いている。
彼女は、転校初日から校則違反で生徒会から要注意人物として見なされます。

おそらく、大人の人が彼女を一目見たら、彼女のことを品行方正とは思わないでしょう。

でも、彼女は人を傷つけることは一切しません。
それどころか、義妹の芽衣の悲しそうな顔を笑顔にするために、懸命に頑張ります。
但し、そのやり方は常識はずれなやり方のため、多くの人に誤解を受けます。
そんな行動を繰り返す柚子を、芽衣は好きになります。

柚子の行動は確かに常識はずれです。
でも、目的はしっかりしており、結果として、芽衣をはじめとする他の人も笑顔になります。

仮にあなたが非常に困っていたとして、
常識はずれな行動であなたを助けてくれる人と、常識に縛られてあなたを助けない人がいた場合、あなたはどちらの人を好きになるでしょうか?

もっと具体的な例として
横断歩道を渡ろうとして車の止まるのをずっと待っている盲人の人がいた場合、おそらく柚子は、無理やりにでも車を止めて、盲人の人が渡れるようにするでしょう。


私たちは、中学、高校と、テストで良い点を取ることを教えられてきました。
テストで良い点を取るには、唯一の正しい答を選択しなければなりません。
でも、学校を出て働き始めると、正しいことなど、会社の方針や職場の人間関係でコロコロ変わります。
つまり、世の中で正しいことは一つでなく、たくさんあるのです。

だから、人を傷つけず、結果に対して責任をとる覚悟さえあれば、
今までの枠に縛られること無く、自由に行動して良いのです。
柚子は、それを教えてくれたような気がします。

投稿 : 2024/07/27
♥ : 46

アヤト さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

こういう終わり方好きです

物語の導入はすごく面白かった。
背景がよくわからない箇所は自分なりに考えたり、見直したりと続きが気になる内容だった。

人の感情や葛藤等を描く人間味のある物語を好むという個人的な趣向が影響しているとは思うが、全12話という短さの中で脇役のバックグラウンドを挟みつつ、あれだけ二人の関係を表現できていたことが素直にすごいと思った。

評価は分かれて至極当然だけど、自分はすごく楽しめた。
こういうハッピーエンド?は百合アニメだろうと穏やかな気分にしてくれる。

投稿 : 2024/07/27
♥ : 10
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

この出会いがあるからやめられない

「やがて君になる」を今視聴中ですがそれに触発されたかも知れません。
このCitrusの1話目を試しに視聴したところ、一気に見終わってしまいました。

女性同士ならではのエピソードはもちろんですが、
それを抜きにしても恋愛モノとしてなかなか見処のある作品だと思います。

「月がきれい」のようにキュンキュンするいうよりは、
むしろ自分は胃袋を掴まれるようなカンジでしたが。

{netabare}
ヒロインのcvは「けいおん!」あずにゃん役の竹達さん。
好みもあるかも知れませんが、個人的には
違和感なく好演していてとても良かったと思います。
{/netabare}

ありがちな設定や展開もあったかも知れませんが、
それも大して気にならず、
セリフや表情、情景や音楽、展開などが相まって
各キャラの想いが胸に伝わって来て
シーンによっては自分が体験したような感傷に浸れました。
いやー恋するのは理屈じゃないですね。

キャラデザが好みだったのも大きかったかも。
出会えて良かった作品です。

投稿 : 2024/07/27
♥ : 17

66.6 2 お嬢様学校アニメランキング2位
マリア様がみてる 3rdシーズン(OVA)

2006年11月29日
★★★★☆ 3.9 (146)
694人が棚に入れました
「ごきげんよう、お姉さま」大人気シリーズがOVAになって再び登場!! 2004年1月にTVシリーズファーストシーズン、7月にセカンドシーズンと続けてアニメ化され、大人気を博した「マリア様がみてる」がOVAで帰ってきた。
超お嬢さまたちが集う「リリアン女学園」を舞台に、姉妹(スール)たちが繰り広げる学園ドラマ。

ななろう さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

クオリティーアップ

マリア様がみてるの第三弾ですが、他との大きな違いが、OVA作品だということです。

ストーリーは、前作からの続きで、もちろん次作へもつながる本編の作品です。

OVAと言うことで、作画のクオリティーがアップしています。
さらに、イタリアへの修学旅行話は、もちろん現地取材してますよね。

しかし前作と若干顔の書き方が違い違和感も少しだけ感じましたがこれもOVAだからなのでしょうか。

それと1話50分程ありますので、全5話ですが中身は倍以上の有りますので見ごたえもありました。

このまま、続きを観ます。

投稿 : 2024/07/27
♥ : 2
ネタバレ

まみあな さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

女性の心理を理解しながら

6巻から成る3rdシーズンは、夏休みと学校行事がテーマでございます。小笠原祥子さまと姉妹の契りを結んだ福沢祐巳さんを妬む三人の令嬢が軽井沢で祐巳さんを陥れようと致します。この辺りの心理は女性ならではと思われ、殿方には分かりにくいものでありましょう。斯く言うわたくしも一回鑑賞しただけでは理解に至りませんでした。{netabare}出来ないことは出来ない、と申せばよいというのが男性の考え方だからでごさいます。{/netabare}女性は憎しみをストレートには表現致しません。表情と演技からそれを読み解いていくことにこの作品の楽しみ方があるのではないかと存じます。或は素直に、軽井沢の別荘ライフを居ながらに味わうという楽しみ方もございましょう。
 最終第6巻はイタリアへの修学旅行です。背景の作画が丁寧で、臨場感のあるものとなっております(わたくしはイタリアに参ったことはございませんが)。バチカンのシスティーナ礼拝堂のミケランジェロ「最後の審判」など良く摸してあります。
 バチカンと言えば、本シリーズ1stシーズン第1巻の挿入歌「マリアさまのこころ」は作品のために作られた曲ではなく、日本のカトリック教会が現在ごミサで用いている「典礼聖歌」という聖歌集の407番でございます。作詞作曲は佐久間彪(たけし)神父様。御参考までに。

投稿 : 2024/07/27
♥ : 5

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

イベント特盛です♪

2期で大きな区切りがついているので、
OVAという事もありアフターストーリ?
と思いましたが、嬉しい3期ですね~♪
1話50分以上の5話と1クールとしても
充分な内容でした☆彡

別れと出逢いの季節「春」の後といえば
学生にとってイベント盛り沢山の「夏」

1期も2期も其処彼処に涙腺トラップ・・
3期は・・イベント盛り沢山に相応しく
動きのあるエピソードが楽しめました♪

相変わらず油断してると涙がポロリと
零れる様な展開に簡単に引っ掛かる私・・

このアニメは全シリーズ会話が凄く楽しい。

キャラ全員若干表情が優しくなったかな?

3期ができたという事は4期も期待ができる。
そして実際に4期が出たので嬉しかった♪

投稿 : 2024/07/27
♥ : 2

70.0 3 お嬢様学校アニメランキング3位
おにいさまへ…(TVアニメ動画)

1991年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (32)
175人が棚に入れました
『ベルサイユのばら』で有名な少女漫画界の巨匠・池田理代子の原作を、名匠・出崎統が監督した学園ロマン。出崎作品の多くで連携する名アニメーター杉野昭夫が、妖しくも美しい、そして胸にしみる作画を表現している。名門私立女子高・清蘭学園。そこではメンバー限定の学生社交グループ“ソロリティ”が絶大な権力を握っていた。その中に何故か入会を許された一少女・御苑生奈々子。彼女の学校生活は、徐々に思わぬ方向に向かう。

声優・キャラクター
笠原弘子、戸田恵子、小山茉美、島本須美、玉川砂記子、神田和佳、堀内賢雄、玄田哲章

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

☆ベルばらの池田先生作品

名門女子高校のドロドロの愛憎劇。

元祖百合アニメみたいな感じです。(*^^*)

「ソロリティ」という選ばれたメンバーのみが
入会できるサークルに選ばれた御苑奈々子と
ソロリティの個性的なメンバーの物語。

NHK 1991.7.14-1992.5.31(全39話)

原作/池田理代子

監督/出崎統


アニメーション制作/手塚プロダクション.NHK エンタープライズ


主観的評価(B)


追記欄_

投稿 : 2024/07/27
♥ : 3

61.7 4 お嬢様学校アニメランキング4位
俺が好きなのは妹だけど妹じゃない(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★☆☆ 2.7 (409)
1435人が棚に入れました
「俺が好きなのは妹だけど妹じゃない」は主人公の永見祐が、美少女で成績優秀、生徒会長も務める妹の永見涼花が”兄を溺愛する妹の小説”を書いてラノベ大賞を受賞したことから、ラノベを知らない妹の代わりに作家デビューすることになるラブコメディ。

声優・キャラクター
畠中祐、近藤玲奈、小倉唯、赤﨑千夏、荒浪和沙

とろとろとろろ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

平成最後の神アニメ

あらかじめ先に言っておくと、このアニメは聖剣使いの禁呪詠唱と同じく、
ニコニコ動画で視聴することが前提で作られている。
ニコ動のコメントが付いて初めて楽しめる作品なのだ。
つーかそのコメントを抜きにするとオール1の評価になってしまうんだな。

個人的にこれほどの神作画を見たのは俺ツイ以来だろうか。
ストーリーも噛めば噛むほど味が出る.......と思って噛み続けていたら、
味を感じる前に無くなってしまったみたいな。
最初からの構成だったのか途中で打ち切られたのかは知らんけど、10話で
終わってしまったのは残念でならない。
次は劇場版に期待しよう。
絶対に見に行かないけど。

まぁこれを作った制作スタジオは近い内に廃業するだろうな(笑

投稿 : 2024/07/27
♥ : 7

68.2 5 お嬢様学校アニメランキング5位
きんいろモザイク Pretty Days(アニメ映画)

2016年11月12日
★★★★☆ 3.9 (155)
685人が棚に入れました
イギリスからやってきた高校生、アリス・カータレット! 大親友・大宮忍の家にホームステイしています。アリスに忍、凸凹コンビの小路綾と猪熊陽子、アリスを追いかけてきたもう一人のイギリス人留学生・九条カレンたち仲良し5人組は高校2年生の秋を迎えます! アリスと忍、二人一緒に玄関をくぐれば朝日に照れされてキラキラ輝く通学路。通い慣れた道を小走りに駆けていって、いつもの駅前でいつものメンバーと待ち合わせて。綾に陽子、そしてカレンが笑顔でアリスたちを迎えます。どこにでもあるようで、世界に一つしかない彼女たちだけの大切な日常――プリティ*デイズ! 二度目の学校祭が近づいてきたこの頃、忍の様子がちょっとおかしい!? 「このところ、なんだか朝が眠くて……」いつものんびりしている忍ですが、クラスの演劇で脚本&衣装リーダーを任され、頑張りすぎているみたいです。違うクラスのアリスと陽子も、その様子は気にかけているけれど……果たして忍たちの劇は無事成功するのか、どうなる学校祭当日!?

声優・キャラクター
西明日香、田中真奈美、種田梨沙、内山夕実、東山奈央
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

受験生の皆さんにこのトーテムポールの歌を贈りたい。

原作コミックは五巻まで購読中。

短編アニメ映画一本のために、
わざわざ映画館に遠出するのもどうか?とも思いましたが、
冬の寒さが厳しくなっていく、ここ北陸でも、
一月遅れで映画館で難民向けに期間限定で金髪パワー配給が実施される
ということで行ってきました♪


短さ以上に、日常系だから、ふわふわしているだけで
上映時間が終わってしまうのではw
との懸念もありましたが、
それなりにストーリーもあって難民として
一定の満腹感はありました。


本作の実質的な主役は{netabare}小路綾でしょうか。

要は些細なことで仲間内での自らの存在意義を見失い、
クヨクヨしてしまう、あややの十八番(苦笑)
……あややが悩み出したら、映画一本くらい軽くできますねw


本作はそこから中学時代のあややとシノ、陽子、
三人の進路、高校受験のエピソードから、
あややの存在意義の再確認が行われる壮大な?展開にw

ある意味、『きんモザ』最大の?ミステリーである、
学力壊滅なシノと陽子が、偏差値に大差があると思われるあややと
何故、同じ高校に通っているのか?
という謎も解き明かされます。


この受験奮闘記を鑑賞していて、
ふと、受験と友情についての回顧から、
受験に友情は必要か?という問答が私の頭で回り出しました。

私の現役時代、教師の中には、
勉強は自分一人でやるもの。受験は孤独。進路は自己都合。
みんなでお勉強会なんて馴れ合い。
とお説教なさる方がいらっしゃいました。

確かに、一人で集中して学力を高め、合格を勝ち取ることができるなら理想的です。

ただ世の中、それを貫ける人は少数。
孤独に負けそうになったり、自分だけの視野狭窄に陥り空回りする人の方が多いと思います。

そういう時、進路や勉強について相談できる仲間がいれば心強い。
私も情報交換の中で勉学についても、ふと気付かされた視点が多々ありました。

自分一人で集中する時間も、仲間との情報交換も、
両方あって初めて受験を乗り切れたと私は思います。

だから、もうすぐ受験という大戦に挑む方の中で、
もし一人で煮詰まっている人がいらっしゃったら、
是非、周りとコミュニケーションを図って欲しいと思います。

残された時間はそう多くはありませんが、
アプローチの転換ひとつで一変するのが若者のポテンシャル。

恥を捨てて、周りやあややにしがみつけば、
トーテムポールみたいにニョキニョキ!っと
合格ラインまで偏差値が伸びるかもしれませんよ。{/netabare}


……とゆるふわ日常系で、無駄に熱弁してしまいましたがw
本作はTVアニメ1期の第一話くらいのストーリー内容はある作品。
難民の方なら、一見する価値がある作品だと思います。

投稿 : 2024/07/27
♥ : 23

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

劇場版も安定のゆるふわ感

原作未読。TV版は1期・2期とも視聴。

1時間と、劇場版としては短い作品ですが、そう感じさせないほど盛り沢山の内容。
ゆるふわ感とちょっぴり感動の物語。
『TV版大好き!』って方には安心してお勧めできる作品です。

本作の主役は綾。
中学生の時の忍と陽子との出会い。
そして、同じ高校に進学するエピソード。
ちょっぴり感動しました。

忍は相変わらず。
『はろーはろわーはろりすと』はさすがに笑ってしまった。

アリスとカレン『そわそわダンス』は必見。

後半の文化祭のドタバタ演劇は、きんモザワールド全開!って感じでした。

投稿 : 2024/07/27
♥ : 26
ネタバレ

ジャスティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

綾視点で送るいつもの日常物語

[きっかけ]
AT_Xで放送はされていたものの、きんモザについては2期を視聴してからが良かったので、少し遅れていましたが、期待しながら視聴を致しました。
[感想]
{netabare}
今回まさかのキャラクターの視点というのがあり、
指定されたのが私が一番大好きな綾ちゃんでした。

これは俺得すぎるんだけど、
綾ちゃんばかり出てきてくれるから素晴らしいかった。

綾ちゃんは、軽いスランプというか悩みを抱えてしまったけど、
私にとっては綾ちゃんがいないと陽子が大変になるから
絶対に必要なメンバーなんだよ。と伝えたい。

今回の話は過去編が中心でみんなが疑問に思っていた忍がどうやってもえぎ高校(忍たちが通っている学校)に入れたのか?
という疑問からストーリーが中心に始まって行きます。

というかもえぎ高校と言うんですね。(WIKIによればここで学校名が決定されたのこと)。

忍は確かにアニメの中でも断念で赤点ラインっぽい描写が多くあり、本当にどうやって受かったのか不思議な点でした。

学校見学はしっかりとやっていたんですね。
烏丸先生は相変わらずぶれない先生ですね。

忍がここまで行きたい学校というか見学を初めてしてからここにしたいと思ったのでしょうか?

雰囲気が良いというのも分かるけど、実際に行きたい高校がなかったから好印象に思ったのかな?と思っていました。

勉強会が開始。綾ちゃんはまさか違う学校を選んでいたなんて...でももえぎ高校に入っているということは、やっぱりその第1志望の高校に落ちたからここに来たのかな?

何故だろうと思いながら続けていくと受験当日。
まずは綾ちゃんからなんと合格。お嬢様学校に入れるなんて綾ちゃん入っていたら確かにそんな気がするような感じはする。

絶対に不合格になると思っていた。なんか落ちそうな予感しかしてなかった。

忍たちの受験当日はなんと綾も一緒に受験することに。ここも受験していたのはまさに日常系のいいところ。

そしてみんな合格したけど、綾だけが...離れることになるのか?
と思った...
入学式当日忍たちが学校に来ると、なんと綾ちゃんまでこっちに来ていた展開に。

まさか選んでここに来たという神展開(もう知ってたことなんだけど)でも、こうしなかったら陽子との関係も悪化していたかもしれないから
これで正解だよ綾ちゃん。
{/netabare}

投稿 : 2024/07/27
♥ : 7

70.4 6 お嬢様学校アニメランキング6位
まりあ†ほりっく あらいぶ(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (686)
3879人が棚に入れました
眉目秀麗な優等生だが本性は果てしなくドSの自称美少女・祇堂鞠也と、100%ツンの毒舌メイド・茉莉花が、百合趣味の主人公・宮前かなこをコミカルにいじり倒す!原作は遠藤海成が月刊コミックアライブ(メディファクトリー刊)で連載中の漫画。コミックスは第7巻まで発売中で、累計発行部数は140万部を突破。TVアニメ第1期が2009年1月から3月まで放送され、いよいよ2011年春からは第2期が放送開始予定!

声優・キャラクター
真田アサミ、小林ゆう、井上麻里奈、甲斐田裕子、新谷良子、神田朱未、後藤沙緒里、平野綾、沢城みゆき、松来未祐、杉田智和、上田燿司

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

今日もピコピコお耳が可愛いですよ♪寮長先生!!

●本作品「まりあ†ほりっく あらいぶ」を見るにあたって!
 寮長先生からの注意事項を守ってくださいね♪
 
①本作品は、1期「まりほり」を視聴してないとぉー、百合と言われる毒素に犯される危険性がある
 のですよー。
 百合っ娘こと主人公の「かなこ」さんとですねー、女装美人の「まりあ」さんの関係をよく理解す
 ることで、毒素から身を守ることができるのですよぉ~
②1期から体を慣らしてからご視聴頂くと、脳から新種のアドレナリンが分泌してくるのですねぇ~
 不思議とありとあらゆる耐性があっぷするので、まずは1期からの視聴を推奨しますよぉ~!
③かなこさんは、見境なく鼻血を出すので、本当にこまったひとなのですねぇ~
 血に極端に耐性のない方は、ご視聴を控えるかぁ~白黒テレビにてご視聴してくださいねぇ~
④「まりほりあらいぶ」を観て、何処でも誰でも、デコって盛ってはいけませんよぉ~!!
 デコって盛っても良い素材は増えるワカメだけですからねぇー。これは警告ですよぉー!!
 
以上、ゴッドこと寮長先生からの注意事項でしたぁ~異議は却下しますですよ~
質問はありませんですねぇ~もし何か困ったら同室の方に聞くといいですよぉ~
 
 
■総評
寮長先生のありがたいお言葉を胸に、2期も楽しく視聴できました♪
とは言いつつも、正直1期に比べるとちょっと物足りないような気がしちゃいましたw
とはいえ、面白かったですよ!!相変わらずの馬鹿っぽさと、シャフトの演出もよかったしねー♪
でも・・・かっかっ・・・かなこちゃんがー!!かなこちゃんがーいけないんですよおぉぉぉぉ!?
他のキャラにくらべて、一段とかなこちゃんがパワーアップしてるからww
そんなかなこちゃんをパワーアップした寮長先生!!
「時間の流れ方が常識と少々異なる空間」って!?かなこちゃん「オラ」って言ってたしぃ!!
かなこちゃんパワーで、他のキャラが1期にくらべておとなしく感じちゃいましたのです♪
あと、最終回で先が読める展開になっちゃったのも残念なところかなぁ・・・
でも、いつも全力で、妄想&暴走率100%のかなこちゃんの表情は、見ているだけで楽しくて、
元気をもらえるので、やっぱり観て良かったと思いました♪
 
■おまけ
OP曲の「るんるんりる らんらんらら」はとっても耳に残る良い曲ですよ
まりや役の声優さんで小林ゆうさんのすばらしい演技力が歌でも感じられますね♪
茉莉花バージョンは6話でしたね(ノ´▽`)ノオオオオッ♪ー
 
もうひとつ、個人的に寮長先生ファンとしては、沢城みゆきさんが歌う「ネコミミリズム」がお勧め♪
1期ED曲のカップリングですが、可愛さいっぱいの歌声でこちらも耳に残る曲ですよ♪
 
あと、幕末のカードゲームは楽しそうでしたね♪
ちょっとやってみたいですねー!!

投稿 : 2024/07/27
♥ : 35

チュウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

百合要素よりも、オヤジ要素の方が目立ってない?ww

前のクールに引き続いて面白い♪
なんと言っても、宮前かなこがアホすぎるww
あんな、実際のオヤジよりも完全にオヤジ化している女子高生がいるのか?!ww

ってか、かなこに限らず全員のキャラが個性強すぎww
個人的には、茉莉花が大好きでしたが、小林ゆうの演じる鞠也も魅力的!!
そして、サブキャラが他のアニメで主人公貼れるクラスの奴ばかりなのも面白い!!
それなのにも関わらず、やはりかなこのキャラが異常に強すぎて、キャラのバランスを崩さないところが凄い!!

-----  声優陣  -----
やはり、小林ゆうは天才すぎる♪
この手の役をやらせた時に彼女の右に出るものはいないでしょうww
何と言っても、絶対に役を楽しんでやっている感が良いですよね~♪
宮前 かなこ(cv:真田 アサミ)
衹堂 鞠也 (cv:小林 ゆう )
汐王寺茉莉花(cv:井上 麻里奈)

-----  音 楽  -----
て、て、天才www
一期のHANAJIも個人的には良かったですが、今回も天才的に良い♪♪
てか、第一声が「メス豚になれ~」ってwwww
この曲、大好きです♪♪
OP「妄想戦士 宮前かなこ」鼎神父
  「るんるんりる らんらんらら」小林ゆう 
ED「どうにもとまらない」天の妃少女合唱団
  「ドンマイ ドンマイ!」小林ゆう

投稿 : 2024/07/27
♥ : 21

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

相変わらず真田さんが何を言っているか聞き取れんwww

直接的な続編というより一期でやりきれなかった部分の再構成

一期で完成されたキャラクター像の掘り下げに入っていて、
むやみやたらに新キャラクターなどでエピソードを稼いでいるわけでないのが好感触

豪華なキャスト陣や5話から突如として現れる「真・OP」だけでも価値アリ

全体的にも、説明臭かった第1話を除けばテンポが良くて楽しめます



にしてもまあw
主人公、宮前かなこのモノローグを含めたセリフ量はハンパなくw
対してそれを演じる真田アサミさんはちょっと大声で早口になると何を言ってるか俺には聞き取れませんwww
(DVDのCMが顕著)
はいw大好きです



あと静珠さんカワユスw

投稿 : 2024/07/27
♥ : 6

71.5 7 お嬢様学校アニメランキング7位
トラペジウム(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (25)
73人が棚に入れました
元乃木坂46の高山一実が、現役アイドルとして活動していた2016年に雑誌「ダ・ヴィンチ」で連載した同名長編小説をアニメーション映画化。
高校1年生の東ゆうはアイドルになるため、「SNSはやらない」「彼氏は作らない」「学校では目立たない」「東西南北の美少女を仲間にする」という4箇条を自らに課して高校生活を送っていた。城州東高校に通うゆうは、ほかの3つの方角にある高校へ行き、3人の美少女と友だちになる。文化祭やボランティア活動を通して結束を深めていくゆうたちに、ついにテレビ出演のチャンスが舞い込む。やがてアイドルデビューのプロジェクトも動きだすが、大きな問題に直面する。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

嘘で磨いた虚像(アイドル)で光って何が悪い?

元・乃木坂46の高山 一実氏が、現役アイドル活動中に連載した同名小説(2018年書籍化)の劇場アニメ化作品。

アイドルを目指す主人公女子高生・東ゆう。
自身も含めたの東西南北の美少女JKと親交を深めて、
アイドルグループとしてのデビューを目指して画策する青春作品。


【物語 4.0点】
私は虚像としてのアイドル、アイドルと嘘に向き合っている作品には一目置く傾向がありますが、本作も同様。

主人公少女は街で美少女を見かけたら皆アイドルになれば良いのにと思ってしまう程、アイドルに心酔。
アイドルになるためなら嘘も方便、東奔西走して集めた美少女たちとの友情すらも夢へ至るため手段。
4人で取り組んだボランティア活動だって、
将来、有名になった際、過去のSNS等を漁られても好印象を保持するための粉飾にすぎない。

夢のため、打算の友情、慈善を重ねてしまう主人公の青さ。
ビジネス成功本を斜め読みした上昇志向が墓穴を掘る、チクチクした予感が常に胸を刺す。
アイドルへとステップアップする度に4人の間の歪(ひず)みが拡大する描写はとても不穏。


それ以上に私の背筋を凍らせたのが、芸能界のシステム。
主人公少女はまだ、夢のための嘘と打算に多少の後ろめたさを感じている様子も。
が、芸能界は、光る原石を発見したら、迷いなく育成プログラムに組み込んで研磨して輝かせて売り込み消費させる。
品質保持のためなら、ライブでの口パクだって、さも当然のようにやってしまう。
芸能関係者はいい人たちばかりなのに、長年熟成された芸能界の慣習がそうさせる。
嘘や誇張があろうが、メンバーの関係やメンタルに影があろうが、容赦なく突き進んでしまう。
何もかも用意されている「これが大人の世界なんだ」との主人公少女の感想が強烈です。

この辺りの生々しさは実際にアイドルを経験した原作者ならではだと感じました。
虚像をリアルと夢想するのがアイドルと割り切っているつもりの私でも、
夢の芸能界とは言え、これで良いのか?と割り切れない問答が心中を入り乱れるシナリオでした。


因みに私は本作の“東西南北”が現実にアイドルデビューしたら結構ハマるなと感じました。
{netabare} オーディション出身じゃない“天然物”のJK4人を、
アイドル挑戦コーナーで見守り育成しているような
リアリティショー風の成功物語の演出には弱いものでして。{/netabare}
“東西南北”は俺が育てた等と、掌の上で思い上がってしまうのだろうなとw


実は、私は原作小説は序盤で挫折していまして。
その理由について、私は文体が合わなかったとか色々言い訳してきましたが、
今回、劇場鑑賞して、結局、行間から察知した不穏な空気に、読み進める覚悟ができなかったからだと悟りました。

また原作は東西南北のアイドルを集めるまでが大分長いのかな?との印象でしたが、
本劇場版は集めてからの方が長い構成。
{netabare} 10年{/netabare} に及ぶ青春物語を90分余りで一気に駆け抜ける。
{netabare} ひとつの夢の始まりと終わり{/netabare} を通じて、嘘でも間違っていても、夢を見る尊さを噛み締める痛切な青春アニメとしても良作。

いずれにせよ、鑑賞の際は相応の覚悟が必要なアイドルアニメだと思います。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・CloverWorks

アイドルライブ映像には特筆すべき点は見当たりませんでした。
むしろ刺々しいシナリオだからライブも変化球で来るのかな?と構えていたら、
案外キラキラした普通のCGで肩透かしを喰らった感じw

作画高評価の理由は人物の心情を繊細に表現した表情描写。

原作は主人公少女・東ゆうのささくれだったモノローグが牽引する作風ですが、
劇場版では、モノローグはほぼ削除して、ゆうたちの各種顔芸で描写。

プラン通りに友情を演出し、アイドルデビューに近付いたとほくそ笑んだり、
希望通りの方向に親交が発展しなかったと歯噛みしたり。
事態が深刻化して、ホラー映画ばりに目が据わってみたり。
すぐ顔に出る、ゆうの表情を読むのが本当に楽しくて怖かったですw

私のベストショットは4人で自撮りしたライブパフォーマンス後の写真。
笑顔で輝いているように見えて、よくよく見ると無理した仲間の表情がかげっていたことに後から気が付く。
その他、4人の距離を絶妙に離してみたり、光と影に分けて置いてみたり。
キャラの配置にもメンバーの関係性の変化等を滲ませた“読み応え”のある作画でした。


目の保養になったのが、4人それぞれ違う学校の制服。
スカートの裾の揺れ動き等も高密度で好再現されており、
私はアイドル衣装以上に輝きを感じました。
制服フェチでもあるという工藤くんとは一度、
学生服について語らってみたいものですw


原作者がスタッフに要望するコミュニケーションも密だったという本作。
私がひとつ高山さんナイスと思ったのが、
アイドルだけでなくアイドルファンもリアルに描くとの意思の実現。
即ち巷に根強く共有されているハチマキ&ハッピを装備してコールを絶叫しているドルヲタなど今はほとんど見ない。
自身もアイドルファンだと公言する高山さんが、
アイドルとしてもステージから客席を観察した実体験に基づいた、
貴重なアップデートだったと感心しました。


【キャラ 4.0点】
“東の星”主人公・東ゆう。
黒髪ショートなゆう自身も十分美少女なのですが、ゆうが集めた3人はもっと美人という設定。
時折、劣等感で魔が差す場面も危ないです。

“西の星”大河くるみ。
高専でロボコン優勝を目指す、小柄、萌え袖の人見知り工学系女子。
人前でパフォーマンスすることを当然の喜びとするアイドル志望とは真逆の価値観からの、
一般人目線のセリフでアイドルについての論点も深める。

“南の星”華鳥蘭子。
女子校のお嬢様。必然、練習&憩いのスペース提供セレブ枠に。
{netabare} お嬢様テニス作品のネタ等{/netabare} で意気投合したゆうの夢プランに、
乗っかってしまえとの楽天思考で“西”や“北”との寒暖の差を表現。

“北の星”亀井美嘉。
ゆうが集めたのではなく、向こうから寄って来た。
ゆうとはまた違った外面をまとった黒髪ロング美少女。
(※核心的ネタバレ){netabare} かつてイジメを受けていた際も、普通に接してくれたゆうに憧れを抱いていた
ゆうのファン第1号。{/netabare}
故に、ゆうに求める友情は重量級で、夢のために友情を軽く考えがちなゆうと、
緊張感あり過ぎなやり取りを繰り広げる。


メイン4人とも美少女ですが、生々しい裏の部分もえぐり出されているので、
私は推す気にはなれず。
代わりに私の癒やしになったのが、一途に星空等の写真を取り続けた工藤真司くんと、
崖っぷちなのに元気なADの古賀さん。


【声優 4.5点】
“東”さん・東ゆう役……結川 あさき
“西”さん・大河くるみ役……羊宮 妃那
“南”さん・華鳥蘭子役……上田 麗奈
“北”さん・亀井美嘉役……相川 遥花
(以上、敬称略)

アフレコはクライマックスの{netabare} アカペラ歌唱{/netabare} も含めて基本同時収録で敢行。
4人の感情が乱反射する修羅場にも緊迫感がありました。

率直に私の鑑賞の決め手となったのは『僕ヤバ』&羊宮ロスの緩和への期待から。
CV.羊宮さん、相変わらず旨そうに弁当喰いながら喋っていて、どうもごちそうさまでしたといった感じですw

羊宮さんは終盤の{netabare} もうアイドルやりたくないと駄々をこねる{/netabare} 迫真の演技でも魅せてくれました。
あれと似た場面を以前アイドルドキュメンタリー映画でも見たトラウマも蘇って来て、
その点でも本作にはリアリティを感じました。

それ以上に今回私が惹き付けられたのが主演の結川さん。
権謀術数から激情爆発まで、声優界にまた有望な濁声の使い手が台頭して来ました。
結川さんはこの夏、TVアニメ版『逃げ上手の若君』でも少年主人公役が決まっており、
今後の活躍が期待されます。


魔球だったのが、ボランティア先で出会ったお爺ちゃんたち3人。
“ウッチャン”内村 光良さんをリーダー役に、
脇を原作者・高山 一実さん本人と、同じ元・乃木坂1期生・西野 七瀬さんが固める布陣。
元アイドル女子のしわがれ声もネタとしては面白かったのですがw
打算のボランティアをも許し包み込む味わい深い人生の先輩方を、
例えばベテラン声優がいぶし銀で体現してくれれば、
或いは声優5.0点もあり得ただけにチョットもったいない気もしました。


【音楽 4.0点】
OP主題歌はMAISONdes「なんもない(feat.星街すいせい,sakuma.)」
まだ何者にもなれない自分への焦燥感を抱えて、夢を追って生き急ぐ青さが、
痛切で眩しい、痛快青春ソング。

OPアニメーションも演出が多彩。
横切る人物で、めくるノートでワイプする画面切り替え等もリズミカルです。
そんな冒頭映像、最近の劇場アニメのご多分に漏れず公式がチラ見せ動画をアップしているので、
気になる方はご試食されては如何でしょうか。


劇伴担当は横山 克氏。
こちらも私の好きな作家の一人で鑑賞を後押し。
今回は“東西南北”のアイドルソングの作編曲も提供。
作風は懐メロも想起させられる素朴な味わい。
ももクロにも楽曲提供した実績もある同氏。
今後は2.5次元界隈への出没も期待したいです。

様々なジャンルの音楽に挑戦する横山氏ですが、
やはり真骨頂はTVアニメ版『君嘘』の頃から十八番の、
ピアノとストリングスによる心情曲。

投稿 : 2024/07/27
♥ : 13

中島野球しようぜ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

酷評も多いのも絶賛も多いのも宿命か、問題作か傑作か、おすすめ度★★★★☆

初めてアイドルを見たとき思ったの、人間って光るんだって。

元乃木坂メンバーの高山一実原作。アイドルという概念に一石を投じる特異なアイドルアニメ。主人公が目をつけた子達と一緒にアイドル活動をやるという独特なシナリオ展開が特徴。

人間味こそないものの夢に対しては愚直なまでに正直なので、こういうエゴイスト丸出しな主人公は1周まわって好感が持てる。

作画は比較的良かった。ただ、CGと手書きの落差があったり、けろりら先生の作画担当パートがあからさまに浮いている上にシリアスでけろりら絵をやられても変な感触しかしない。楽曲は挿入歌の「なりたいじぶん」、「方位自身」の2曲だけど、どっちもいい曲だと思います。

序盤の勧誘パートやアイドル活動で芽をだす所は良かった、中盤からは本音のぶつかり合いとアイドルとしての苦悩を描いていて、ドラマとしての色濃さが見られていて、見応えがあった。

個人的には十二分に面白かったと思うけど、人を徹底的に選ぶ作品だなぁ…と。嫌いな人は嫌い、好きな人は好きだろうが自分は後者側のスタンス。

投稿 : 2024/07/27
♥ : 1

あと さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

エゴイスト少女のアイドル人生と歪な関係性を描いた青春アイドルアニメ

 アイドルになるという夢に取り憑かれた少女・東ゆうがアイドルになるための計画を進めるため、友達の少ない東西南北の少女たちを掛け合わせる。青春アイドルサクセスストーリーのような華々しさはなく、ぐちゃぐちゃな関係性の中で夢を追いかける。
 全体的に、東ゆうという少女が好かれるように描かれていなかったのが印象的な作品。アイドルになるには、アイドルになるって何?なったらどうなるの?どうしてなるの?アイドルが人に笑顔を与えるって何なの?みたいなアイドルアニメで描かれないキラキラしていない少女たちの葛藤と苦悩が描かれていた。群像劇のようでもなく、ただ淡々と東ゆうという少女が自分の目的のために自己中心的なまでに独善を振り回すが、あくまで青春アイドルアニメらしく描かれる。仲間が増えていく過程にも違和感のある主人公とキャラの描写になかなか衝撃を受けた。
 あくまで主人公以外のプライベートな場面は描かれない。それより必要としていない。描く目線が視野狭窄敵に描かれていて物語にのめり込むのにとても体力がいる作品だった。主人公があくまで他人の感情に興味関心が無いから他のキャラとの関わりをほぼ無感情で進めていくのがかなり怖い。サスペンスでも見ているかのような印象だった。気持ち悪くなるようなまでの他人への無関心さ。あくまで目的はアイドルになるというただそれだけ。その関係性が生々しくリアルに描かれる。
 青春アニメの青くて眩しい部分だけでなく、心をえぐるような苦しさ、どうしようもない難しさなどがあった。普段爽やかな青春アニメを見ているような自分の心に刺さるような作品。
 cloverworksの作品や絵作りも秀逸。『ぼっちざろっく』や『明日ちゃんのセーラー服』で描かれたようなみずみずしい世界観から一変したこの空気感。リアルに刺してくるような生々しさに痺れる。青春アニメとして爽やかさやキラキラさがありながらもどこか腑に落ちないギラギラしたような心の落ち着かなさ。映像の美しさも合わせて世界観に飲まれるような感じがした。

投稿 : 2024/07/27
♥ : 2
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