あやかしで漫画原作なTVアニメ動画ランキング 4

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のあやかしで漫画原作な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月02日の時点で一番のあやかしで漫画原作なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

85.2 1 あやかしで漫画原作なアニメランキング1位
ノラガミ(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (2455)
14281人が棚に入れました
黒いジャージにスカーフ姿の“夜ト”。夜トは祀られる社の一つもない~貧乏でマイナーな神様。自分の社を築くべく、自分の携帯番号を街なかやトイレの壁に書き込み、賽銭<5円>で人助けをする、自称“デリバリーゴッド”である。良家の令嬢・壱岐ひよりは、交通事故に遭いそうになった夜トを助けようとして、代わりに自分が交通事故に巻き込まれてしまう。それがきっかけで“半妖(魂が抜けやすい体質)”となったひよりは、その体質を治してもらうために夜トを追いかけ、次第に行動を共にするようになる。さらに、夜トに拾われ、神様が使う道具“神器”となった“雪音”も仲間に加わり、人間に害を与える“妖”と戦いを繰り広げる一方で、夜トの秘められた過去がひもとかれていく。

声優・キャラクター
神谷浩史、内田真礼、梶裕貴、豊崎愛生、小野大輔、沢城みゆき、福山潤、今井麻美、小松未可子、大川透、釘宮理恵、井上和彦
ネタバレ

yuuuu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ヤトの憎めなさが好きですわぁ(゚ω゚)

原作をそこそこ読んでのアニメ鑑賞!
ヤトが神谷さんなのはほんと、申し分ない!完璧や…
OP、EDすごくよかった!
特にEDが好きかなぁ!

原作から省かれた部分が多々あるようですが、アニメとしては12話で結構きれいに収まっていたように思います(`・∀・´)

さてさて、各話ごとの感想といきます^_^
1話{netabare}
伴器を解雇して、神器がいなくなったヤト。
そんなヤトを助けたひより
ひよりはよく体を落とす人となりました( ̄▽ ̄)
{/netabare}1話をみて、作画が結構いいなぁと率直に思いました!(゚ω゚)次回以降にも期待っ

2話{netabare}
ついに神器を手に入れたヤト。
けど、それを手にしたヤトには涙が…(°_°)
雪音は生意気そうで、前途多難な予感…
{/netabare}
3話{netabare}
天神さんからの依頼で踏切にいた妖を無事倒しましたとさ。雪器はまだ制御が難しいみたい(ーー;)
伴器は天神さんのとこにいたのねー
ひよりが無茶しすぎでそのうち大変なことになりそう…
雪音は年頃の男の子って感じ。ヤトも苦労しそう(°_°)
雪音はどうして死んじゃったんだろう…
{/netabare}
4話{netabare}
小福ちゃん登場!!あの二人やっぱ好きだわぁ( ̄▽ ̄)
ヤトは自分が万一の時の行き先を作ってあげたんだね
やっぱ、優しい。

野良も最後に出てきたけど、ヤトにも野良にも複雑な過去がありそう…(°_°)
{/netabare}
5話{netabare}
雪音がひよりの家に居候することに!
なーんか、ちょくちょく悪さをするから、ヤトがさされまくって辛そう…
最後雪音の意に沿わない形でヤトが妖を切ったから、この後雪音ともめそうだなぁって感じ(ーー;)
{/netabare}
6話{netabare}
毘沙門と遭遇。めっちゃ神器連れてた!
なんか、過去にヤトが毘沙門の神器を切ったらしく、凄い勢いでヤトを殺しにかかってた…
ヤトは、うなじのところがすごく黒くやすんでて、お清めしても浄化しきれないでいた…
雪音は店の商品勝手に持ち出したりとかいろいろしてたから、多分それが原因なのかなぁ(°_°)
{/netabare}
7話{netabare}
野良の名前の由来…たくさんの主をもつ
ヤト、コンビニで働いてたし…
雪器がなまくらになってた(°_°)
これは行いが原因?
最後にノラの横に立ってた人(神様かな?)が木になる(゚ω゚)
雪音が早くヤトに心を開いてくれないかなぁ…
みてて辛い(´;ω;`)(いい意味で)
カズマが言ってた、早く手を打たないとヤトは死ぬって言葉。
どうやら、ヤトに危機が迫ってるようです。
{/netabare}
8話{netabare}
いじめを受けてたまなぶくん(見知らぬ人)の悩みを聞く話。まなぶくんは自力で踏みとどまれてよかったよ(´;ω;`)
ヤトもたまにはいい仕事するやん^_^

この事件がひと段落ついたと思ったら、ついにヤトの全身までやすみが広がっててピンチ
顔まで変色してきて、ほんとにやばそう
雪音くんがそれをみて変わってほしいなぁ…

小福さんのところに助けを求めに行ったら大黒さんが一線を!?
ヤトの命運やいかにのところで終わるから続きが気になる…
一気見でよかったぜ(`・∀・´)
次みよ次!
{/netabare}
9話{netabare}
みそぎの時間。
ひよりが毘沙門のところまで行ってカズマを呼び、カズマと伴器と大黒でみそぎを行った
服を脱いだ雪音の背中には凄い数の妖が取り付いてて、すごくやばいってのが伝わったきた(°_°)
ヤトもめっちゃ血を吐くし…

ひよりが妖と化しそうな雪音を呼び止めたおかげでなんとかみそぎは成功、ことなきを終えたとさ(ーー;)

これで、雪音がいい子になってくれたらいいのになぁ

…毘沙門と会議っぽいことしてたカズマは抜け出してきて大丈夫だったのかなぁ
あと、大黒運転できるんだ笑

EDのあと、白髪の男がノラからラボって呼ばれてた
一体何者だろうか
続きがきになる!!!
{/netabare}
10話{netabare}
うお!雪音くん掃除しとるやん!

ひよりの友達がラボの話ししてた
いなくなってほしい人を消すって、怖っ!Σ(゚д゚lll)

雪音くんと息バッチリで、ヤトも絶好調!
だけど、なんか昔はもっと強かったらしい?

今度はノラが絡んできてちょっと面倒なことになりそうだなぁ
最後に、ひよりが「どなたですか?」って言っちゃってるし!?
{/netabare}
11話{netabare}
ノラのせいでヤトに関する記憶を失ったひより。
でもそれで半妖にならなくなったから、これでいいんじゃないかとも思うけど、どうやらそうはいかないみたい…
この話では、ヤトがひよりの記憶を戻そうと頑張るけど、どうやらラボを倒すしかないみたい(ーー;)
ヤトにはめんどくさい過去があって…

いよりの中にはうっすらとヤトと雪音が残ってるみたいで、最後ヤトと雪音を前にして泣いてた。
あれはなんの涙だったんだろう(゚ω゚)
{/netabare}
12話{netabare}
なんとか、ラボも倒し、いよりの記憶も戻り、めでたしめでたしみたいな感じだったけど、ノラがちょっと不穏な空気を残していたなぁ
二期への布石かなぁと思っております(゚ω゚)
{/netabare}
全話視聴して感じたのが、あれ、原作こんな感じだったっけなぁというのが正直なところです
(読んだのが結構前なので曖昧ですが)
なんというか、作品全体の雰囲気が少し違っていたと思いました

戦うシーンはかっこよかったし、豪華声優陣によってキャラがすごくたっていて良かったです

しかし、どこか物足りなさを感じてしまいました。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 13
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

夜卜神が「なんで神社アニメ特集に俺っち載ってないの?」とお怒りのご様子です。

・・・あんた影薄いからねぇ
(貧相な主人公・夜卜神より、羽振りの良い天神様の方がよっぽど目立ってた気が・・・)

日本の神々をモチーフとする設定が凝っていて興味深くはある作品なのですが、シナリオが場当たり的で余り面白くなかったのがとても残念でした。

どちらかというと女性ファン向け作品ということで、ヒロイン壱岐ひよりの印象も薄い感じ。
原作マンガの方はまだまだ絶賛連載中とのことなので、アニメの方ももし続々編があるのなら、もう少しアニメファンの好みを研究して頑張って欲しいと思う作品でした。

天神様に免じて評価点数は心持ち高めに付けておきます。


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ      あだちとか(『月刊少年マガジン』2011年1月-連載中)
監督         タムラコータロー
シリーズ構成     赤尾でこ
脚本         赤尾でこ、福田裕子、和場明子
キャラクターデザイン 川元利浩
音楽         岩崎琢(第1-2期)、小西香葉・近藤由紀夫(第2期)、ELECTROCUTICA(第2期)
アニメーション制作  ボンズ {/netabare}


◆期別評価

(1) 第1期 (計12話) ☆ 3.7
(2) 第2期 (計13話) ☆ 3.5
-----------------------------------
  総合  (計25話) ☆ 3.6    


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

================ ノラガミ (第1期) (2014年1-3月) ===============
{netabare}
第1話 家猫と野良神と尻尾 ★ 夜ト神と壱岐ひよりの出遭い、ひより生霊になる
第2話 雪のような ★ 神器・雪音召喚
第3話 招かれた厄災 ★ 天神(菅原道真)の依頼、真喩(まゆ、元夜卜の神器・伴音)、自殺を誘う妖
第4話 しあわせの在処(ありか) ☆ 貧乏神(小福)と神器(大黒)、縁切り、本当は怖い夜卜
第5話 境界線 ☆ 雪根の迷い、一線を引く
第6話 コワイヒト ★ 最高の武神(毘沙門)の襲撃、浄めきれない傷と野良の囁き
第7話 迷い事、定め事 ☆ 不吉な忠告、進行する夜卜の病(やす)み
第8話 一線を越えて ★ 風穴の開く場所、学校のいじめ、雪根の一線、夜卜の危機
第9話 名前 × 禊(みそぎ=身を削ぐこと) ※作画・演出は良いけど脚本が粗雑で残念
第10話 忌むべき者 ☆ ひよりの初詣・記憶喪失(夜卜)
第11話 棄てられた神 ☆ 禍津神(まがつかみ)蠃蚌(らぼう)の襲撃、ひよりの記憶喪失(雪音) 
第12話 一片(ひとひら)の記憶 ★ 蠃蚌VS.夜卜、記憶回復、禍津神の死{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)6、☆(並回)5、×(疑問回)1 ※個人評価 ☆ 3.7

OP 「午夜の待ち合わせ」
ED 「ハートリアライズ」


=========== ノラガミ ARAGOTO (第2期) (2015年10-12月) ==========
{netabare}
第1話 諱(いみな)、握りて ☆ 毘沙門天の死霊救済、雪根と鈴巴(毘沙門天の神器の一人)の出遭い
第2話 彼女の思い出 ☆ 野良・陸巴(くがは)暗躍、毘沙門天一家の軋み
第3話 イツワリノ絆 ★ 兆麻(かずま)破門、藍巴(あいは)の夜卜襲撃、陸巴vs.兆麻
第4話 願(ねがい) ★ 陸巴の罠(神同士の殺し合い、代替わり)、夜卜vs.毘沙門天、兆麻の打ち明け話(麻一族全滅の真相)、雪根絶命?
第5話 神祝(かむほさ)き、呪(ほさ)きき ★ 祝(はふり)の器、毘沙門の病(やす)み進行、兆麻の制止・犠牲
第6話 為すべきこと ☆ 誤解解消、陸巴破門、面の妖退治
第7話 神様の祀り方 ★ ひより高校進学、恵比寿の祝の器買取申込み、道標、ミニお社
第8話 禍津神 ★ 夜卜の高天原引っ越し、緋(ひいろ)と面の妖、夜卜軟禁・汚れ仕事、父(とと)様の解放条件
第9話 糸の切れる音 ☆ 黄泉の言の葉、恵比寿への嫌疑、イザナミ、忘却寸前
第10話 斯く在りし望み ☆ 梅雨(梅の精)、黄泉からの脱出行
第11話 黄泉返り ☆ 続き
第12話 君の呼ぶ声 ☆ 続き、魂呼び、夜卜の真名、天の討伐軍、神薙の陣
第13話 福の神の言伝 ☆ 恵比寿の代替わり、緋器(ひき)破門 ※シナリオとっても残念{/netabare} 
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)5、☆(並回)8、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.5

OP 「狂乱 Hey Kids!!」
ED 「ニルバナ」

投稿 : 2025/02/01
♥ : 23
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

宿無しジャージ神(全12話)

オープニングカッコ良いです。
原作の絵を生かして、細いきれいな線で、丁寧によく動いているという印象。

妖の目玉キョロキョロぐにょぐにょしたやつらは、実線がビビットに映える中に対照的な色が混ざって、目にビックリする感じでポップですね。あ、苦手な人もいるかも…?

笑えるシーンを人物を遠目にして引いて見せているのが、冷静な目線なような、地味なような。地味…丁寧すぎて地味な感じも拭えんかもしれん。

第一話は、社も持てないモテない神様・夜卜と、格闘マニアのフラフラ幽体離脱お嬢様・ひよりの出会いまで。
神器と呼ばれる武器となる霊体を上手いこと多く養えるほど、強い神になってゆくんですが、初っ端からたったひとりの神器に三行半を叩きつけられ
(手汗サイアク〜!とか言われ…){netabare}(でもあの神器さん、ゆくゆくは再登場するはず){/netabare}、
ソロ神様になってる夜ト。
いつか立派な社の設立目指して、デリバリーゴッドと称してチマチマした依頼を引き受けてはお賽銭をいただく…その日暮らしのジャージ神の、明日はどっちだ!


月刊マガジンがよく家に転がっているので、原作を読んでいまして、あの美麗な絵がどう動くのか気になって観てみます。
タイトルになっている「ノラガミ」エピソードはまだ解決されていないので、毘沙門天ヴィーナの話が一段落するあたりまででしょうか。楽しみです。 →ヴィーナまでやらず、オリジナルキャラクターのエピソードで締めるようですね。

公式サイトのおみくじ引いたら末吉だったトホ(_ _)

(最終話まで観て)
途中心配になるくらい淡々とした演出だったのですが、カッコいいところはカッコよく人情くさい所はとても人情くさく、まとまりよく終わった気がします。


各話感想**************
{netabare}
2話
丁寧に進んでるけど遅いような気も。こんなもんか?雪音登場。
3話
ひよりと夜トそれぞれの思いやりある所が見え隠れ。退治時の音楽が一風変わってますね。家も無く寝起きするってシンドイだろうなぁ…。

4話
テンポよく楽しい話だった。小福ちゃんの寝ぐせかわいい。

5話
普通に物分りのいい家政婦さんなのかと思いそうになるけど、「見えてない」のね。お父さんとの空気感とか、ジワジワ分かる違和感がおかしいけど、演出がすごくなんというか…奇をてらわないですね。今時地味でストイックだなぁ。
夜トの説明不足とお嬢様のおせっかいが絡まって…「雪音くんはいい子です」って言葉が切なく漂う。
浮遊霊の女の子の話、原作で哀しくてイヤだったんだ…。うう
報われないものを見せる割には、あんまり、現実的な想いが込められたエピソードじゃないなって気がして。無念さを見せるのに子供を交えるのは残酷な使い捨て感だと思ってしまうのは、私がヤワなんでしょうか。連載初期で荒削りだと感じた。アニメでもそのままなのね。残念。

6話
毘沙門との対決。
小福ちゃんのはた迷惑な活躍がかわいい。「魔が差す」=主を刺す、のがわかってない雪音。むつかしー思春期に手を焼いてる夜トです。

7話
雪音の不良化進む。魔が刺した時の夜トへのダメージ、きっと大げさなアニメなら効果音とフラッシュな感じで…(推理もので犯人わかった!的なシーンでピカーンとなるような風に)見せるんじゃないかと思うんですが。数人の登場人物の中、俯瞰で「ツッ…」って、心配なくらい説明的なことをせず地味なんですが。

8話9話
学校生活を覗くことで、雪音のおいてきぼり感が暴れ出して。
雪音の声優さんすごく自然な息づかいでうまいですね。
保健室の寝起きの夜トと掴んでるひよりがかわいかったな。
これまでの地味な演出で細かい内容は伝わってるのかな?という疑念がありましたが、「伝わってるよー」というメッセージもいただき、そっか心配しすぎかぁ?と気を楽にして観ることに決めた。

ごめんなさーい!!ってやっぱり雪音の声優さんうまい。
鼻水たらしてもらい泣く大黒は、身体に合ったごつい車乗ってたね。でもチャーハン作ってくれるんだ、いいなー。

さてヴィーナが動くかなー?


10話
今月の月刊少年マガジンの紹介見たら、アニメに「オリジナルキャラクター登場」とな。それが今回のラボウ(蠃蚌って書くんだって)。
じゃあ、ヴィーナまで話は進まないね。

ゆきねの勉強見てる時のラクガキで「働け!」ってやつの、まさにソレを技に働いてた姿が、今月の原作連載話で読めますよ…。まさかの…利用法⁉


12話
ひよりの記憶を取り戻せ!
ってとこを混ぜる事で、ゲストキャラとの対決を違和感なく混ぜ込み。
ラボウ、{netabare}原作のとと様とヴィーナさんとこの謀反薬師がまざった{/netabare}ようなキャラかなー、という気もしましたが

いけずなノラちゃん、「とと様」の話をチラつかせましたね??
続き、やってくれるんですかね??
やるならばぜひ、「シケた学園だぜ…」のひより様が見たいです。(≧∇≦) {/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 44

74.9 2 あやかしで漫画原作なアニメランキング2位
ノラガミ ARAGOTO(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (983)
6076人が棚に入れました
黒いジャージにスカーフ姿の“夜ト”は、祀られる社の一つもない貧乏でマイナーな神様。自分の社を築くべく、賽銭〈5円〉で人助けをする、自称“デリバリーゴッド”である。交通事故に遭いそうになった夜トを助けようとしたことがきっかけで、“半妖(魂が抜けやすい体質)”となった良家の令嬢・壱岐ひより、さらに、夜トに拾われ、神様が使う道具“神器”となった少年“雪音”と共に、人間に害を与える“妖”と戦いを繰り広げながらも、その三人の絆は深まっていった。
一方で、七福神の一柱(ひとり)で最強武神である“毘沙門”から命を執拗に狙われ続けている夜ト。ふたりの間に秘められた過去、そして、因縁の対決の行方は…

声優・キャラクター
神谷浩史、内田真礼、梶裕貴、沢城みゆき、福山潤、井上和彦、星野貴紀、東城日沙子、置鮎龍太郎、豊崎愛生、小野大輔、大川透、今井麻美、釘宮理恵
ネタバレ

yuuuu さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

最後まで目が離せない展開!雪音の成長が嬉しい二期でした!!

一期では、分かんなかったことだらけだったし、ヤトとかの雪音もグレてたし、モヤモヤするシーンが多くあったけど、二期は違った!
もう、目の話せないシーン、心動かされるシーンがちゃんとあって、最終話みて凄くスッキリした!

一期で斬るのはもったいない!斬!!

さてさて!
各話ごとの感想!
1話
二期のスタートはどうやら毘沙門についての話から見たいです(`・∀・´)
{netabare}みそぎに行ったカズマのことを告げ口する陸巴。何か企んでいるようで

毘沙門はたくさんの神器を持っているが故にさされることも多く、辛そうな描写も多々ある
死霊を見つけると放って置けないため、こうなってしまってる(ーー;)

雪音は、だいぶ自分の力を制御できるようで、赤ちゃんに取り付いた妖を妖のみ斬ることに成功!
(部屋はめちゃくちゃになったけど)
引き続きひよりに勉強も見てもらっているようです(゚ω゚)

雪音と、友達になった鈴巴は毘沙門の神器ということが判明して、ちょっと複雑な表情の雪音。

目の話せない展開が待っていそう(`・∀・´)
{/netabare}
一期より、展開がワクワクする!
2話{netabare}
陸巴の差し金で鈴巴が殺された…
毘沙門には当然やすみが現れて、カズマがそれを目撃、神器全員を集めてみそぎをするというが、誰も妖を見に宿ってなかった…
あらかじめみそぎを済ませておいたのかな

陸巴はここで神器たちの信用が揺れてる隙に毘沙門を消そうとしているみたい
毘沙門を殺して陸巴にはどんなメリットがあるのだろう…?
ノラも一枚絡んでるみたいだし…

そういえば、髪がすごいことになってた神器いたけど、多分桃色の髪の子と喧嘩したんだろうね…
{/netabare}
3話{netabare}
陸巴の策略でカズマが破門されてしまった…
でも、名は取られてないから追放か

陸巴は雪音が使えない時を狙ってひよりとカズマをさらって行ってしまった…
ヤトに毘沙門を殺させるつもりなのかな…
でもほんとなんのメリットがあるのか疑問(°_°)
{/netabare}だんだんと目が離せない展開になってきました
4話
毘沙門とヤトの過去がわかって、やっと納得。{netabare}でも、カズマが捉えられてるせいで毘沙門とヤトは戦うことに…
雪音も切られちゃったし、どうなるんだろう…
{/netabare}
5話{netabare}
雪音は無事というか、二本に進化した、!?
よく分からんけど良かった…

それに対して、毘沙門の神器はどんどん陸巴のあやつる面つきの妖に食われていく…

カズマやひよりの協力でなんとか、事態は収拾した?のかな?

やすんだたくさんの神器らと、毘沙門、カズマは大丈夫か心配。
毘沙門も少女みたいに泣きじゃくって、なんか胸が痛い(ーー;)
早く陸巴をやっつけてほしい(°_°)
{/netabare}
6話
ここまでで一番感動した!{netabare}
丸く収まってくれてほんっとに良かった(`・∀・´)
毘沙門も、神器たちと色々言える仲になりそうだね

それより、刀を二本持ったヤトがキリトくんやリヴァイに重なるんだけど…笑
めっちゃかっこよすぎ(゚ω゚)

カズマもまた、道標に復帰したし、今度は打ち解ける仲になれたみたいだし!

ヤトとも仲直りしてほしいなぁ(*´∇`*)
最後にノラにトト?が話しかけてた
また、何か起こりそう…
{/netabare}
7話{netabare}
毘沙門の件がひと段落ついて、なんか神々で話してた

ところで、恵比寿が雪音を買い取ろうとしてた(°_°)
でも、雪音はちゃんと大事なものに気づいて断ってくれてよかったよ(*´∇`*)

お金じゃ買えないものってあるよね…

ヤト、お社ちっさいけど、建ててもらえて良かったね^_^

最後のやつって、黒幕は恵比寿?なのか?
{/netabare}
8話
今回はわからないことだらけでした{netabare}
ヤトは人斬りをしてるし、トトって誰?

恵比寿の代替わりが早いのは面のせい?ぽいね(°_°)

ヤトが無名なのに、長い間生き続けてきたわけがもう少しで分かりそう!

だれか、ヤトを助けてあげて…(´;ω;`)
{/netabare}
9話
話が繋がってきました。{netabare}
イザナミの本当の姿は見たくないです…

恵比寿とヤトとどっちかが残らないといけなくなってしまった…
ことのは?を手に入れるために戦う

ノラが裏切った時はどうなるかと思ったけど、とりあえず2人とも逃げだせたまでは良かった(*´∇`*)
逃げ切れるかは微妙だけど…

雪音くんが大人になってた…
カズマの「お見事!」が、殺せんせーでした(°_°)

ひよりの記憶がだんだんまちまちに…
てかなんだよあいつ?!キスしたの?!
まじありえんくたばればいいのに(°_°)(°_°)(°_°)
ヤトのひよりがぁぁぁ…(´;ω;`)
{/netabare}
10話{netabare}
ほらー!!ひより泣いちゃってたよ!!!
ほんとありえんし…
ひよりんかわいそう…(°_°)

恵比寿とヤトが互いを思うようになって、黄泉に風穴を開けて脱出を試みて、ヤトが捕まっちゃった…

どうなるんだろう…
雪音とひよりはヤトのとこにたどり着けるのかな…
{/netabare}
11話{netabare}
ヤトを救いに雪音もひよりも、毘沙門も動く!
毘沙門でも、イザナミに勝てないくらいチートな強さ…

どうやら、この世の人間の力で黄泉返りができるらしい(°_°)
ヒヨリンの出番です!(°_°)
{/netabare}
12話{netabare}
毘沙門は戻ってきたのに、ヤトの名前ってヤトじゃないのかよ!

夜卜(やぼく)って何?
ところで、ノラは黄泉に取り残されたのかな…?
ちょっとさみしいです(´;ω;`)

カズマも雪音もすごい。
天の討伐隊に引けを取らない、さすがです(゚ω゚)

でも、恵比寿はやっぱ狩られちゃうのかな…?
というか、恵比寿黒幕なんじゃないのか、、

謎は深まる…(ーー;)
{/netabare}
13話{netabare}
ヤトがちびっこ恵比寿連れてた
恵比寿は代替わりしたんだな…

ずっと気になってたけど、トトってヤトのお父さんなんだね
かつ、術師なのかな。

ノラとは小さい頃の縁らしい。なんでか黄泉から帰ってきてた。
でも、ノラを放って、雪音を道標にヤトは福の神になると決心した(´;ω;`)

でも、それってやっぱり名前残んないよなぁって思う。それでもやろうとするヤトと雪音が好き(*´∇`*)
{/netabare}
まだ、続きがありそうな終わり方ではあったけど、凄くいい最終話でした!



声優陣は相変わらず豪華!
OPは絶対二期の方がかっこいいと思う!
EDはどっちも好きかなぁ

作画は、戦闘のシーンが二期の方が迫力ありました
スケールが違ったしね(゚ω゚)

内容的にはお腹いっぱいなくらい詰めてあった!
黄泉には行きたくないなぁ…笑

一期みて、思ってたよりおもんないやんって正直思ったけど二期見てその評価がガラリと変わった!

一期二期通してじゃないと伝わんない部分もあるけど、どうしても一期は退屈になっちゃうなぁと…
仕方ない部分(・ω・)

タイトルにも書いたけど雪音くんが成長していく姿、凄く惹かれます^ - ^

そういえば、{netabare}
ひよりの学校生活はほとんど描写がないけど、あのキスのやつは結局どうなったんだろ
それどころじゃなかったからすっかり忘れてたよ…
{/netabare}
三期に期待(*´∇`*)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 14
ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

自称神だと名乗るジャージの人

ノラガミ2期
公式サイトに、ネタバレぽい新キャラ出しているけど大丈夫なのかな?
1話から、引きの絵が雑なのが気になるところ…

13話
{netabare}
恵比寿編の後日談と野良を野に放つ話だった。

最終回というよりは、最後のシーンに父様も、
出てきたし、円盤売上次第で3期やりそう。

代替わりしだ少年恵比寿が、毘沙門に痴女さんと言ったのはw

1期は、専門家に媚びる感じがあったけど、
2期は丁寧に作らてた印象。
{/netabare}

12話
{netabare}
恵比寿の夜トを助ける方法で、ひよりが、
毘沙門の名前を呼ぶと、黄泉から戻ってきたけど、
夜トは…真命ではないので戻れず…

ひよりは、以前、夜トにあげた社を思い出して、
夜ぼくと呼ぶと戻ってきたー

夜トって、神は神でも、正体は死神とかなのかな?
父様が何者なのか早く知りたいなぁ。
{/netabare}

11話
{netabare}
毘沙門、どこの騎士王様のコスプレだよ…
日本の神だろ…

毘沙門も、夜ト救出に参戦。
夜トのせいではなくても、夜トを恨まないと前に進めなかったと、
過去の出来事について、夜トに本音を言ったけど、
言うの遅すぎだよ痴女神さん。

恵比寿が、『夜トを助ける方法はある!』って言ってたけど、
同時に、恵比寿の代替わりフラグが立った気が。

夜トが地上に戻って終わりだろうけど、毘沙門とは、
真の和解までできるのかな?
{/netabare}

10話
{netabare}
夜トと雪音の事を思い出した ひより

恵比寿を除く七福神が拘束されていた所に、
毘沙門を助けに行く兆麻

兆麻と共に恵比寿、夜トの所に向かう毘沙門
とイザナミとの戦いもいよいよクライマックスと
なりそうだけど、ひよりの学校に転校してきた
謎の男子生徒の正体も、そろそろわかるのかな?
{/netabare}

9話
{netabare}
夜トが、父様から下されていた命令は、恵比寿への助力だった。
これが終われば、下界に帰れるような事を野良が言っていたけど、
どうだろう…

夜ト vs 父様で最終回になるだろうけど、恵比寿は父様の捨て駒で
終わるのか、まだ見せ場がでるのか???
あと、痴女毘沙門の出番は?
{/netabare}

8話
{netabare}
新章は、恵比寿の代替わりと夜トの父様の話で完結する感じにとれた。
あとは、野良は過去に夜トから、『ひいろ』という名前をもらっていて、
夜トにより、野に放たれたと…

2期終わると、色々完結しそうだから、3期が無いというより
原作も終わってたりとか?
{/netabare}

7話
{netabare}
夜トと毘沙門の和解回かと思ったら、恵比寿編に変わった。

「祝の器」となった雪音を買いにきた恵比寿、
雪音が道標としての自覚する真面目な話とギャグが織り交ざっていて、
久々に面白かった。
{/netabare}

6話
{netabare}
やっと毘沙門お家騒動が終わった…
夜トとの和解回とかあるのかな???

それよりも、最期に出てきた野良が「父様」?と言っていたのが気になる
{/netabare}

5話
{netabare}
雪音が「祝の器」として覚醒し、新たに二刀一対の白銀の刀の姿に。

兆麻に「麻」の一族が、夜トに斬られた真実を知ったけど、
逆恨みは次回で終わるのかな???
{/netabare}

4話
{netabare}
過去回想で、兆麻と夜トの関係性は分かったけど、
同じ状況に2度なっているのに気がつかない毘沙門…
この話だけで2期終わると少し残念な感じ。

4話終わりで、雪音が夜トをかばって毘沙門に破壊されたけど、
どうなるんだろー
{/netabare}

3話
{netabare}
まんまと、自分の神器 陸巴の策にはまる毘沙門。
兆麻を追放として、毘沙門vs夜トに

毘沙門は、そのまんま脳筋なのねーってのと、
兆麻が夜トは、毘沙門にとって恩人というのが気になった回かな。
{/netabare}

2話
{netabare}
雪音にできた友達は2話でロスト。

陸巴が毘沙門を陥れるというのが2期メインの話だと分かった回でも
あるけど、神器が飼い主を陥れる事ってそもそも可能なのかな???

期待値を下回りそうな2期になりそう…
{/netabare}

1話
{netabare}
2期は、毘沙門天がメインなのか、凄くフォーカスが当たっていた。

七福神なのに洋館に住んでいるって…と思いつつ、
毘沙門天ファミリーの中であやしい動きしている2人が、
何かしらやらかしてくれて、最終的に、
夜トvs毘沙門天になりそうな感じだった。

公式サイトにいた恵比寿と1期からの野良がどう絡んでくるのかに期待。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 7
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

神と人の物語はますます面白く

<2019/10/14 初投稿>

原作は未読です。

BS211で再放送が始まったのをきっかけに1期のレビューを書いたら久しぶりに無性に観たくなって。
1期、そしして2期の本作「ARAGOTO」をまとめ見しました。

やっぱりめちゃくちゃ面白い。
2期は更に面白くなってる印象です。

というのも1期は夜ト、ひより、雪音三人の関係性が定まるまでの地固めとなるお話でした。

2期では1期で出来上がった関係性をもとに、本格的に登場人物の背景を掘り下げながらストーリーが大きく展開していきます。

物語そのもの、世界観、設定、キャラクター造形も本当によくできてるし、映像も音楽も演出も声の演技もバトルシーンも1期に続いて◎

新OPのTHE ORAL CIGARRETES「狂乱 Hey Kids!」もテンション上がります。

ところで今回。
この曲の公式MVをYouTubeで探してみたら再生回数がなんと6,300万回!
コメント欄は英語コメで埋め尽くされてました。

ちなみに1期OPのHello Sleepwalkers「午夜の待ち合わせ」のYouTube公式MVも2,600万回。
そしてやはり大量の英語コメ。

知らんうちにそんなことになってたとは・・・ノラガミは海外でも相当な人気なのかも


さて本作、前半は毘沙門様と兆麻(かずま)そして夜トの三者の過去に纏わるお話、後半は恵比寿神に纏わる大アクションエピソードで夜ト自身の秘密も少し明かされていきます。

以下、キャラ紹介。
(主役三人は前作でご紹介したのでサラッと)

主役の夜トは哀しいジャージ神(なんかこう書くと「ひざ神」みたいだ)
作中に夜刀神(ヤトノカミ)という別神がちょっとだけ出てきますが、こちらは社が実在するちゃんとした神様です。
どんな神様か調べてみたら結構面白かった。

ひよりは相変わらずのお転婆な身体落っことし体質の中学生で、そして雪音は無事思春期を卒業しつつあります。

毘沙門様は一言で言えば「痴女神」
いえウソです。
夜トは「あの痴女」呼ばわりしてますが、真面目で勇猛で、実は心根が優しすぎる哀しい最強武神。
ボンデージ風ファションが似合ってる辺り、遠目に見るとシェリル姉さんに見えなくもない。
入浴シーンの多さはしずかちゃんを遥かに超えるサービス担当(いやお風呂多い理由あるんですよ

毘沙門様の相方の兆麻さんは、性格がちょっとスザクっぽい(声はルルーシュだけどね)。
立ち位置的にも毘沙門様を補佐する道標だし。
有能黒縁眼鏡。
概ねこれでどんなキャラか伝わる人には伝わると思います 笑

小福は源氏名が{netabare} エビス・小福{/netabare} で本名は{netabare} 貧乏神{/netabare} という強烈キャラの神様。
見た目は10代女子風。
バカキャラだけど、基本優しい。
そしてたまに無制限にカッコいい。
あのタンカ切るとこは惚れました(๑╹ω╹๑ )

大黒さんも二人居るのでややこしい 笑
小福の相方の方の大黒さんは見た目は「ヤの付く団体職員」で実は専業主夫。

恵比寿神は真面目で理論派でチャレンジ精神溢れてるボンボンのおっさん。
札束で横っ面引っ叩くのは・・・一度自分もやられたい♪( ´▽`)
極めて自然にボケる技術(うで)も持ち合わせてます。
ところで恵比寿様って神様としては本当にたくさんの逸話と名前があって、福の神のはずなんだけど、生まれ落ちてすぐ海に流されたという伝説もあるなど暗い一面も。
結構な複雑怪奇の神さんなんですよね。

そしてノラ。
ノラは通称で本人はそう呼ばれるのを嫌がってましたね。
白い和服に白い三角頭巾という死装束の少女。
釘宮理恵さんの抑えた可愛らしい声が不気味さと哀しさを際立たせています。

他にもたくさん出てきますが皆こんな感じで魅力的。

本作は多神教ならではの世界観の中で紡がれる神様と人間の物語なのですが、そこにはいろいろな暗喩が含まれているようにも感じます。
人はどんな時に悩み、苦しみ。
どんな風に乗り越えていくのか。
絆とはなんなのか。
そうした問いかけを含んでいるように思えるのです。

本当に三期が欲しいアニメ。
でもなかなかやってくれなさそうなので原作読んじゃおうかな。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 39

72.3 3 あやかしで漫画原作なアニメランキング3位
xxxHOLiC ホリック(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (727)
4728人が棚に入れました
アヤカシに好かれてしまう高校生・四月一日君尋は、願いを叶えるミセの女主人・壱原侑子と出会う。アヤカシが寄り付かない体にしてもらう為、その対価として彼女の下で半ば強制的にバイトをしている間に、悩みを抱えた人間や人でない者等の不思議な客と出会い、奇怪な出来事に遭遇していく。
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

《物語シリーズ》より、個人的にはこっちの方が好き・・・

原作マンガは今も少年誌に続編が断続的ながら連載中で、2年前には実写TV番組も作られた人気作。
そしてアニメの方は、2005年夏に公開された劇場版を皮切りに、2006年/2008年とTV版が制作され、その後も2009-2010-2011年とOVAが制作されています。

で、その劇場版・TVアニメ・OVAが全て、監督(水島努氏)+制作(Production I.G)の組み合わせで、劇場版を除いて、シナリオ構成および脚本に原作者CLAMPの大川七瀬氏が深く関わっており、原作マンガとアニメの世界観が揃っていて、『ツバサ』の時のような違和感を余り持たずに楽しめました。

※但し、一番最初に作られた劇場版『真夏ノ夜ノ夢』だけは、原作マンガやTVアニメと全く繋がりのないオリジナル・シナリオ(担当スタッフを確認すると、CLAMP大川氏が全く関わっていないようです)で、他のシリーズ作品とは異質な内容なので要注意です(この劇場版はOVAまで見終わったあとに、ついでに見とけば十分と思います)。


◆シリーズ別評価

劇場版(真夏ノ夜ノ夢) ☆   並 3.5 (70点相当)
第1期         ☆  並 3.8 (76点相当)
第2期(継)      ★  良 4.2 (84点相当)
OVA(春夢記)     ★  良 4.3 (86点相当)
OVA(籠)       ★★ 優 4.5 (90点相当)
OVA(籠 あだゆめ)   ★  良 4.2 (84点相当)
---------------------------------------------
総合         ★  良 4.2 (84点相当)

※因みに 原作マンガ ★★  優 4.7 (94点相当)


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


=============== 劇場版 xxxHOLiC 真夏ノ夜ノ夢 (2005年8月) ==============

{netabare}全1話 ☆ コレクター達への招待状、xxxHOLiCの意味(=何々中毒者){/netabare}

主題歌 「サナギ 〜theme from xxxHOLiC the movie〜」

※同時上映された『ツバサクロニクル鳥かごの国の姫君』と内容がリンクしていますが、xxxHOLiCの他作品とは余り繋がりがなく浮いた作品(脚本担当がCLAMPではなく、只のドタバタ喜劇に終わってしまっている印象)


====================== xxxHOLiC (2006年4-10月) ======================

{netabare}- - - - - - - OP 「19才」、ED 「Reason」 - - - - - - -

第1話 ヒツゼン ★ アヤカシを引き寄せる性(さが)、願いの叶う店
第2話 キョゲン ★ 幸運の女神?それとも・・・(九軒(くのぎ)ひまわり)、小指の呪い
第3話 エンゼル ★ 百目鬼(ドウメキ)との相性、コックリさん
第4話 ウラナイ ★ 偽者占い師、本物占い師
第5話 シリトリ ★ 狐のおでん屋  
第6話 タンデキ ☆ ネット中毒
第7話 アジサイ ☆ 雨童女(アメワラシ)、彼の岸と此の岸の境
第8話 ケイヤク ☆ サルの手
第9話 ユビキリ ☆ クダ狐、運命の赤い糸
第10話 トモシビ ☆ 百目鬼(ドウメキ)の寺での百物語(怪談)
第11話 コクハク ★ 座敷童(ザシキワラシ)、烏天狗(カラステング)
第12話 ナツカゲ ☆ 避暑先の幽霊
第13話 ヘンボウ ☆ 背中に羽根の生えた少女、餌(エ)

- - - - - OP 「19才」、ED 「蜉蝣 -かげろう-」 - - - - -

第14話 フウイン ☆ 双子姉妹、※初の2話続きもの
第15話 カイホウ ★ (続き)、言霊(ことだま)、言葉の縛り
第16話 サイカイ ★ クダ狐、座敷童へのお返し
第17話 ジショウ ☆ 幸せを受けとらない人
第18話 ホオズキ ★★ 百鬼夜行、座敷童、おでん屋の子狐、甘露、「全ては必然」
第19話 リフジン ☆ 年の瀬、雪合戦、願ったものが出てくる箱 
第20話 アガナイ ☆ 過去を映し出す写真、※脚本がやや安直
第21話 ツメキリ ★ 迷信・言い伝え、四月一日(ワタヌキ)の回想
第22話 ユウワク ★ 四月一日の心に忍び寄る婦人、※2話続きもの
第23話 センタク ☆ (続き)
外伝   ツイオク ★ 四月一日(ワタヌキ)の小学生時代の話、神隠し、誕生日{/netabare}
------------------------------------------------------------------
★★★(神回)、★★(優秀回)1、★(良回)11、☆(並回)12、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.8

※ここまで視聴しただけだと「ちょっと物足りない人情噺」という感想になってしまうかも。


===================== xxxHOLiC◆継 (2008年4-6月) ====================

{netabare}第1話 蜘蛛 クモノス ★ 四月一日・百目鬼の失敗、※第2期は続きもの
第2話 左眸 ヒダリメ ★ 本の虫、猫娘、烏天狗の懇願
第3話 朋分 ハンブン ★★ 座敷童、女郎蜘蛛、片目の半分
第4話 夢買 ユメカイ ★ 夢の矢、異世(コトヨ)、夢カイ
第5話 由縁 コハネ ★ 霊能師の少女(五月七日小羽(つゆり・こはね))、桜の霊
第6話 平和 コノハナ ☆ 麻雀回、桜の霊の昇天
第7話 水猫 ミズクミ ★ 猫娘との井戸水汲み、指切り、小指の痛み
第8話 鈴音 ササヤキ ★ 増えていく鈴、その場に居てはいけない者
第9話 流噂 フウヒョウ ★ 小羽の家庭事情、霊能師のTV特番出演
第10話 不戻 キヅキ ★★ (続き)
第11話 秘事 ヒトリ ★★ 小指の悪化、怪我、ひまわりの秘密
第12話 真実 ホントウ ★★ (続き)
外伝  報恩 オカエシ ☆ 狐のおでん屋に主要キャラ集合{/netabare}
------------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)4、★(良回)7、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.2


OP 「NOBODY KNOWS」
ED 「Honey Honey feat. AYUSE KOZUE」

※第2期は、一話完結回がほとんどだった第1期とはガラっと変わった続き物になっており、見違えるほどの面白さでした。


================ xxxHOLiC 春夢記 (OVA) (2009年2-6月) ================

{netabare}前編 ★ 百目鬼(ドウメキ)の祖父(遥さん)の依頼、※小狼・サクラ初登場
後編 ★★ 夢の中の世界、夢の世界でのサクラとの出遭い、「侑子さんの願いは何ですか」{/netabare}
------------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)1、☆(並回)、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3


OP 「sofa」
ED 「CHERISH」

※前編はCLAMP原作OVA 『ツバサTOKYO REVELATIONS』、後編も同じく『ツバサ春雷記』とリンクした内容なので、両OVAを先に視聴しておくことをお勧めします。


==================== xxxHOLiC 籠 (OVA) (2010年4月) ==================

{netabare}全1話 ★★ 侑子との別れ、10年後、飯縄(イズナ)使いからの依頼と対価{/netabare}

ED 「風(かざ)なぎ」

※前OVA『春夢記』そして本OVA『籠』で、ようやく物語が大きく動くので、xxxHOLiCの視聴を開始した方は、何とかここまで頑張って視聴を続けて欲しいところです。


================ xxxHOLiC 籠 あだゆめ (OVA) (2011年3月) ==============

{netabare}全1話 ★ 夢違え(ゆめたがえ){/netabare}

OP 「あだゆめ」
ED 「「ごめんね。」」

※第1期の第1話以来の様々なエピソードが回想されるアニメ版の事実上の最終回らしい良い出来と思いました。


◆総評

CLAMP原作作品は、

(1)前半で一見しただけだと詰まらないと感じてしまうようなエピソードを小出しして、視聴者にしだい次第に主要キャラへの愛着を持たせていき、
(2)後半のどこかのタイミングで一気にストーリーを動かして、視聴者のその愛着を強い感情移入へと転化させてしまう、

という王道の感動パターンを踏襲した良作が多いと思いますが、本作も第2期そしてOVAまで確り視聴すれば、そうした期待にまたしても応えてくれる作品に仕上がっているのではないでしょうか。

同じアヤカシ(怪異)を扱ったアニメ作品でも、内容に余り一貫性のない西尾維新氏原作の《物語シリーズ》より、個人的にはこちらの方により好感を持ちました。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 33
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

偶然じゃないわ~必然よ

おのれーどうめきの分際でー!
と言ったのは主人公の四月一日(わたぬき)君ですw
百目鬼(どうめき)、九軒(くのぎ)と最初はみんな名字が読めませんでしたw

原作未読 CLAMP作品 全23話+外伝1話
ミステリーホラーコメディ作品

お話は、主人公 四月一日君尋(わたぬき きみひろ)は、霊能力が強いために妖が嫌でも集まってくる体質です。ある日いつものように妖に追われていてなんとか撒いた主人公は、ある家に意志とは関係なく家に引き込まれ、その家の主人でもうひとりの主人公 壱原侑子(いちはら ゆうこ)に悩みを見透かされ、願いを叶えるために対価としてバイトすることになりました。その家を中心に色々な不思議なことや悩みを解決するお話です。

最初に感じたのが、キャラクターの体型です。みんな異常に手足が長くて胴体とアンバランスなので、すごい違和感がありました。慣れるまで2~3話かかりましたねw

でもキャラクターはすごい魅力的でした。ミステリアスでどこか浮世離れしてますが、大酒のみでちょっとお茶目なところがある侑子さんと、几帳面で料理が得意でいつも散々な目に合う四月一日との対比が面白いですねw{netabare}(通信機とか言ってちょびっツのちぃと同じ耳を付けたときは噴いてしまいましたw){/netabare}
他にもレギュラーで出ている、友人じゃないのにw友人の百目鬼静(どうめき しずか) 、主人公が恋い焦がれている九軒ひまわり(くのぎ ひまわり)さん、CLAMP作品と言えばよく出てくる黒モコナ、舘にいる可愛いお調子者のお手伝いさん2人マル&モロ(フルネームは書けませんw)、など中々面白い個性的な人々が集まっています。

日常を題材にしているお話が多く、結構身につまされますね~
{netabare}(嘘、占い、キューピットさん(こっくりさん)、しりとり、パソコン依存症などなど){/netabare}
ギャグ展開の話の中にもピリリと辛いスパイスの聞いた日常の不思議なお話となってます。メリハリが効いていていいですね。1話完結が多いので観やすいです。侑子の一言一言が胸に沁みました。
最後は少ししんみりしましたね。

侑子さん役の大原さやかさんの魅力的な声と四月一日役の福山潤さんのはじけぶりが見れる作品ですw
レンタルDVDで観たのですが、1枚に3話入ってますのでお財布にもやさしくなってますね。ミステリアスなお話が好きで、この作品の独特の世界観が気に入れば好きになれる作品だと思いますので、もし興味がありましたら観てくださいね。オススメです。

OP スガシカオさんが歌ってます。スガさんらしい曲ですね。
ED 2曲ありましたが、後半は{netabare}BUCK-TICK{/netabare}この作品に合う合わないは別として、びっくりしましたw

最後に、印象に残った言葉は「だってわたぬきなんだもん~」じゃなくてw 「あなたの願い叶えましょう」ですね^^

まだまだ分からないことばかりです。それでは2期を観てみますね。
{netabare}CLAMPさんはマカロニほうれん荘が好きなんですね~私も好きですw{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 37
ネタバレ

アイコン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

相変わらずのスタイルで(笑)

カードキャプターさくらや
コードギアスのキャラデザでお馴染み、
CLAMPの作品です。
実は派生作品のようで、
前作のツバサから出演している
壱原侑子というキャラのお話です。

昔からいつも
変なものが見えてしまい、
少し非日常な毎日を送っている
スタイル抜群(笑)な主人公が、
不思議な黒い蝶の
お導きによりなにやら
怪しい雰囲気の家に
たどり着きます。そこで、
とってもスタイル抜群(笑)なお姉様と
出会ってしまったことから、
主人公は今までより非日常な毎日に
巻き込まれてしまいます。
そしてそこからいろいろあり
そのお姉様といろんな怪異の
相談を受けたり解決したりするという、
まぁお話自体はありげな話です。

雰囲気作りがとても上手いですね。
多分その不思議な雰囲気に魅入って
しまう方も多いのではないでしょうか。
基本一話完結で物語が進みますが、
妖怪などの怪異要素のある話の中で
少し社会や人を風刺した話が多く、
考えさせられる場面が多いかも?(^^;
ただ、最後の方の話は
泣きはしませんでしたが
少し感動しました。

この見るからに怪しい雰囲気の
絵柄のホラー作品ですが、
グロい要素はあまりありません。
怖い描写もあまりないと思われます。
ただたまにBAD ENDの話や、
後味の悪い話もあるので、
そういったものが嫌いな方は
気をつけた方がいいかも。

個人的に中途半端だったのが
青い花の話。

{netabare}すごく思わせ振りな終わらせ方なのに
次からの話は全く関係のない話という、
ちょっと(笑)と思いました(笑){/netabare}

まぁ、そういった話にしたかったのかも
しれませんが(^^;

そういった終わらせ方が
嫌いな方は苦手な作品かも。
ですが基本頭空っぽにして
ホラーな雰囲気を楽しむ作品の
ようなので、あまり真面目に
見る作品ではないかも。
ギャグも多いし(^^;

ただ、雪合戦の話は今でも
入れる必要があったのかなと
常々思います(笑)


全体的にはそんな感じでしょうか。


言うなれば、
夏目友人帳をダークな雰囲気に
したような感じでしょうか。
私的には、雰囲気に魅入りましたが
印象としては普通の作品でした。
なんか……惜しいですね(^^;

もう少しキャラの心情や
過去を描写した話が多ければ
良かったのかな?(^^;
2期でそういったフラグなどが
回収されるのかもしれませんけど(笑)

ただ、曲が良かったです!
OPのスガシカオが雰囲気にあって
とてもいい味出してますよ(^^)
作画はまぁ言うまでもありません(笑)
雰囲気作りをするためや
印象に残る作画を作りたかったのでしょう。
実際イラストは印象には残ったので(^^;

主人公に纏わりついている
管狐がかわいかったです(笑)

投稿 : 2025/02/01
♥ : 6

68.4 4 あやかしで漫画原作なアニメランキング4位
もののがたり(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (153)
461人が棚に入れました
歳を経た器物は、やがて“心”を宿し、付喪神となるーー 塞神より力を授かり付喪神と対話し、常世へ還す生業ーー”塞眼”。 塞眼御三家の一つ・岐家の次期当主、岐兵馬は大切なヒトを奪われ付喪神を憎悪する。 千年の都、京都で暮らす長月家の当主、長月ぼたんは”家族”として愛する六人の付喪神と共棲する。 過去に囚われ、力ずくで付喪神を封殺し続ける兵馬に、祖父造兵は「彼らの声を聞き、導くこと」を指し示す。 祖父が出す条件は今一度、付喪神を見極めるために居候として長月家で家族と共に過ごすこと。 付喪神へ正反対の想いを抱く兵馬とぼたん。二人は出逢い、一つ屋根の下で暮らすこととなる。 人と付喪神。縁を紡ぐ付喪ノ語り。
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

主人公は魅力的だったが、構成に少々疑問 →やっぱり2期ありきだったか・・・

【レビューNo.46】(初回登録:2023/3/28)
コミック原作の2023年作品。全12話

(ストーリー)
付喪神が存在し、その付喪神と対話し、常世へ還すことを生業する「塞眼」が存在する世界。
塞眼御三家の一つ・岐家の次期当主「岐兵馬」は兄・姉を付喪神に殺されたため、対話どころか
憎しみをもって力ずくで付喪神を封殺していた。それを見かねた祖父「造兵」は、京都で暮らす
長月家に兵馬を預けることを決意。当主・長月ぼたんは”家族”として愛する六人の付喪神と共棲
している稀有な存在。(その環境下で付喪神への偏見を改めさせることが目的)
しかし兵馬の考えがすぐに改まるわけもなく、初日から付喪神たちと衝突してしまう。

(評 価)
・主人公は魅力的に描かれていた
 正直よくある「妖バトルモノ」だろうと思い、即切りするつもりだったのですが、意外と兵馬
 という人物が面白かったので、継続視聴することに。
 この手の主人公にしてはかなり人間臭さが滲み出ていて、長所・短所を含め愛すべきキャラって
 感じですかね。
 ・正義感はとても強いが、一方的な思い込みが強く融通が利かない。
  (最初は付喪神への嫌悪感を隠すそぶりもなかった)
 ・愚直で生真面目すぎてお堅くやはり融通が利かない。
 ・悪気はないが(経験不足から)女性に対するデリカシーがない言動をしてしまう。
  それに恋愛に奥手というか、そもそも経験がないから、対処法を持ち合わせていない。
 (この辺りある意味どこかズレたところがあり、それが味となってギャグにもなっている)
 ・それでいて自分の誤りを素直に認める謙虚さ・潔さを持ち合わせている。
 ・理解を示した相手には礼を尽くし、相手のことを知ろうと努力する。
 ・自分の未熟さをわきまえており。常に鍛錬を怠らない。(かなりストイック)
 ・「塞眼」としての強さも強すぎず、弱すぎず丁度いい。(なので仲間との共闘も映える)
 およそ令和の時代に似つかわしくない、愚直で妙に肩に力が入った主人公が、この作品の味と
 なり上手く機能してるという印象ですね。

・やはり2期ありきの構成だった
 ・なので前半は面白いです。憎むべき付喪神と人間が共棲していることが理解できず、反目し
  たり、実際の彼らを観察し、自分に非があるのかも譲歩し始めたり、特に4話では
  {netabare}「実は兵馬は、ぼたんの『婿候補』として見極められていた!」{/netabare}
  という特大爆弾が投げ込まれ、「何や、このまさかの面白展開はwww」という感じで、今後
  に期待大でしたが・・・
 ・その後、京都塞眼「門守家」や(強力な力をもつ付喪神)「大具足・挂」の存在や長月家の秘密
  等「もののがたり」という作品の全体像は見えてくるのですが、終わってみると
  {netabare}・兵馬は兄・姉を殺した「唐傘の付喪神」を追っている
   → ほとんど情報なし
  ・4話での大技・ぼたんとの恋愛模様
   → 両人とも保留でほとんど進展なし
  ・兵馬の人間としての成長
   → 前半からの進展なし{/netabare}
  ってことで、作品紹介を観ている感が強く、アニメ作品として「爪痕が残らない」という印象
  なんですよね。六人の付喪神や主要人物はそれなりにキャラ立ちしており、大きなバトルシー
  ンもあり悪くはないのですが、物語に芯が通ってない感じで何か締まらないというか・・・
 ・強いて言えば、{netabare}過去のトラウマで人間不信となっているぼたんに、兵馬が
  「自分を信じてみてはどうか、自分はぼたんを守り通す」
  と誓いを立てて終わるラストは評価したいのですが、ただこれも「恋愛感0」って感じなんで、
  こちらが期待してるものとはちょっと違うかなっと(笑){/netabare}
 ・全体的に後半は尺の使い方やテンポ等「?」と感じるところが多く、「2期の予定があるのか?」
  と勘繰るレベルだったのですが・・・
  → やっぱり2期ありました!!7月予定だそうです。なので後半はある意味2期に向けての仕込み
    的な要素が強かったようですね。

個人的にはスッキリしました。ということで総合的な評価は2期に持ち越しですね。
コロナ禍以降、スケジュール確保等でこういう分割形式にせざるを得ない事情は理解できますが、これ
ってホントレビュア泣かせですよね。1期の正当な評価が難しいなっと。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

付喪神に奪われた少年。付喪神に救われた少女。三者交わる一つ屋根の下、縁を紡ぐ付喪ノ語り

この作品の原作は未読です。
付喪神を題材にした作品は、これまで面白い作品があったことから、視聴を楽しみにしていた作品です。
でも、あまり詳しいことは知らずに視聴を始めたところ、みゆきちが出演していてビックリしたのを覚えています。

最近、アニメの作品でみゆきちボイスを聴く機会が減っている気がします。
とは言え「報道ステーション」ではいつも聴いていますけれど^^


歳を経た器物は、やがて“心”を宿し、付喪神となる──
塞神より力を授かり付喪神と対話し、常世へ還す生業──“塞眼”。

塞眼御三家の一つ・岐家の次期当主、
岐兵馬は大切なヒトを奪われ付喪神を憎悪する。

千年の都、京都で暮らす
長月家の当主、長月ぼたんは”家族”として
愛する六人の付喪神と共棲する。

過去に囚われ、力ずくで付喪神を
封殺し続ける兵馬に、祖父造兵は
「彼らの声を聞き、導くこと」を指し示す。

祖父が出す条件は今一度、
付喪神を見極めるために
居候として長月家で家族と共に過ごすこと。

付喪神へ正反対の想いを抱く兵馬とぼたん。
二人は出逢い、一つ屋根の下で暮らすこととなる。

人と付喪神。縁を紡ぐ付喪ノ語り。


公式HPのあらすじを引用させて頂きました。

視聴を楽しみにしていたものの、主人公である岐兵馬の設定には少し思うところがありました。
あらすじにも記載されていますが、岐兵馬は大切な人を奪われ付喪神を憎んでいます。

付喪神が憎悪の対象であるのは理解できます。
ですが、全ての付喪神が対象になるのは、少々やり過ぎ感が否めませんでした。
何故なら、例えば人間だって様々です。
自分を傷付ける人に対して嫌悪感を抱くのは仕方ないと思いますが、これで人類全部を憎みますか…と問われたら、答えは「No」だと思うんです。
だって、その全部には自分の家族や恋人だって含まれるんですよ。

付喪神に対して行き過ぎで頑な気持ちがあったから、以降の物語が成り立っているのは分かりますが、最初、岐兵馬が物凄く凶器な人に見えて仕方ありませんでした。
誰かれ構わず噛みつくのはお門違いだと…

一方、本作のヒロインである付喪神に救われた長月ぼたんについては、正直分からない点が多く残されています。

そして、ぼたんと生活を共にする6人の付喪神はムッチャ個性的で表情豊かです。
この付喪神は6対で一つの道具なんです。
どの様な道具なのかは、是非本編のエンディングの映像を見て頂ければと思います。

これはきっといつしか訪れる未来…
そして6対の付喪神の本懐でもあると思うんです。
実際、こんな状況になったら、6対の付喪神はどの様な表情や言動があるんだろう…
思わず想像してしまいます。
みゆきちの優しい声がする、きっと涙無しには見れないシーンになりそうです^^;

最初、岐兵馬と長月ぼたんの立ち位置は真逆でした。
でも、一緒に生活する6人の付喪神のお陰なのでしょう…
最終話で信じられない台詞を聴くことになったのですから。

予兆はありました。
でもまさか、ここまで近づくとは思ってもいませんでした。
だから、その信じられない台詞が聴けてとっても嬉しく思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、ARCANA PROJECTさんによる「恋衣」
エンディングテーマは、TRUEさんによる「rebind」
どちらもお気に入りの楽曲で通勤時のヘビロテしていました。

wikiをチラ見して気付いたのが、オープニングテーマの作詞をしたのが安藤紗々さんということです。
安藤さんは「アサルトリリィ BOUQUET」のED曲である「Edel Lilie」、そして「アサルトリリィ Lust Bullet」の2周年テーマ曲である「トウメイダイアリー」の作詞も手掛けられていらっしゃるんです。
ゲーム内で繰り返し流れるので沢山聴かせていただきましたが、歌詞がメッチャ良きなんですよ。

1クール全12話の物語でした。
ですが、早々に第2クールの放送が発表されましたね。
今年の夏アニメで続きが視聴できるそうです。
ということは、あと2ヶ月弱…余裕で待てるじゃありませんか。
しっかり堪能させて頂きました。
続きの視聴が楽しみです。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 16
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

いつものジャンプ...。

{netabare}
現世にやってきた異能の敵付喪神を仲間たちと共に打破していく話。
まあ、ジャンプの戦闘系作品の典型的な設定。
大した目的も目標もないから視聴のモチベーションが。
敵の設定が独特とか、戦闘形式が特殊とか、そういった個性も一切ない作品で、無難なものを作りました感しかない。
裏を返せば、良い要素もない代わりに悪い要素もこれといってないから低評価にする気はないけれど。

強いて言うなら、戦闘アニメのような設定にも関わらず、ラブコメ要素に力を入れているのはこの作品の強みかな。
後半からは戦闘と言うよりも恋愛要素中心。
ただ、自分としてはそこよりも話を面白くしてほしかった感は強い。
特に紆余曲折もなく、普通に近しい関係性になっていてちょっと拍子抜け。

キャラに関しては、ぼたんは幼いながら色々と覚悟を決めているのが好感持てて好きだった。
兵馬は付喪神に対してはかなりの過激派で見応えがあったけど、良い付喪神達にも喧嘩腰だったのは最初の数話だけで、ちょっとすごした後はすぐに考えを改めてしまってあっさり感を感じた。
でも、戦闘経験を積んだ事による、過去の出来事に対する考え方の変容は良かったかな。
兄と姉を殺されてしまったことで付喪神(やその関係者)を恨むのではなく、自分の実力不足を悔いるようになっていたのはかっこよかった。
その他のキャラ達、主に味方付喪神達の存在感はかなり薄かったかなぁ。
物語上における役割があまりなかったし、主人公のお供的なポジションで落ち着いてしまっている感がある。

作画は悪くないけど、主人公のキャラデザがエレンにしか見えなかった。
ED曲は名曲。
まさかの分割2クールだけど、夏には内容忘れてるだろうなぁ。
特にぼたん周りの細かな設定。

私的評価:46点
ベスト回:12話

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆5
呪術廻戦もどき? 付喪神別に悪い奴とは限らんのな。取り消せよ!
主人公の武器が独特なことしか目新しさがないw

2話 ☆7
偉そうな主人公。早速共闘か。戦闘あっさり。
いきなりギャグになるのやめろ。
主人公が好きになれないけど他はいいかも。

3話 ☆5
しょうもない少年漫画の流れに。俺もこの主人公嫌い。
人を襲わない付喪神(大嘘) 百合の波動を感じる。
結局狂人かよこいつ。

4話 ☆7
前回の話か? 全員の署名ってそういうw ざっこ。ラブコメか?

5話 ☆6
擬似家族での兵馬の感情の変化はこの作品のテーマでもあるのかな?
札効果ないじゃん。こいつら悪人ではないの?
人に危害を加えない付喪神とは。

6話 ☆7
あやかしトライアングルか?
稀人宿ってるのはわかったけど、それがなんで付喪神に必要とされてる理由に繋がるの?
付喪神って既に稀人持ってるだろうになんでまだ必要なの?
はよ付き合え。

7話 ☆5
前回のやつか。話せるなら最初から普通に聞けよ。
長月にやどる稀人は特異性があるのか。一瞬で考えま逆になってて草。
牡丹のおかげか? これが本土を生き抜いた人の実力ですかw

8話 ☆5
普通に勝ってて草。名前呼びテンプレ。

9話 ☆5
こいつ内通者か? 暴力団かな。このアニメ地味に主人公強いよな。

10話 ☆5
倍返しだ。このじじいやっぱ敵なんか?
まとめて半額ってそれ実質一個無料じゃん。めっちゃコメディ回だな。
付喪神も酔うんか。

11話 ☆5
自分でモデルやっとるんかw 付喪神製w 強そう。

12話 ☆8
茶番かよw
から傘に関わりのあるボタンを憎むのではなく自分の力不足を憎むのはかっこいいな。結局から傘はどうなんだ。実質的に振られて終わりかよ。
自分を信じるというのはそうかもな。

曲評価(好み)
OP「恋衣」☆7
ED「rebind」☆9.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 5
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