退会済のユーザー さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
食を巡るアレやコレ。
公式http://www9.nhk.or.jp/anime/medamayaki/
おおひなたごう原作の日常的な食への個人たちなりのこだわりを巡る心理薀蓄漫画?をアニメ化。
ケンドーコバヤシと壇蜜の実写部分もあるの?
NHKにて8月5日(その実、4日深夜0時15分。)より4夜連続放送。
第1夜
「目玉焼きの黄身いつつぶす?/トンカツのキャベツいつ食べる?」
第2夜
「カレーのルーどうかける?/ライスどうやってたべる?」
第3夜
「みかんの皮どうやって剥く?/納豆 ご飯にいつかける?」
最終夜
「ちらし寿司にワサビ醤油かける?/ショートケーキのイチゴいつ食べる?」
タイトルからだけでも、個人的なこだわりがブイブイ湧いてくるのがみて取れそうですね。
【観てみました。】
アニメ部分は今風な動きではないのですが、劇画的な煽り方がジワジワとクセになる面白さでした。エンディングの演歌「二郎のバラード」もいい味イイ詞いい雰囲気です。(作詞:おおひなたごう、作曲:ラレコ←監督)
着ぐるみでドサ回りする主人公の仕事上の先輩が、主人公の食のこだわりを上回る次元のクリティカルな回答を叩き出してくるところに妙な軽快さがあり。
レイバンのサングラスにアフロヘアの先輩、主人公もオールバックだしいつの時代なんだろって味わいもあります。女の子は結構今風にかわいいですね。毎回「気づくと彼女は居なかった…」って^^;
実写部分は、一般の方の食べ方のアンケートドキュメントのような感じで、アニメの滑稽さや、ともすればどうでもいいこだわりでは…といった視点が、あながち大げさではないかも?という裏づけされる効果がありました。他者の中に潜む「様式」の違いの新鮮さを感じられます。
アニメは野暮ったいのに、実写部分はEテレの「デザインあ」的な整理された感覚で、ふたつが混ざる事で不思議なエンターテイメントに仕上がっていました。
シャベール大佐さんのレビューによると、今月中に再放送があるそうなので、気になった方は観てみてはいかがでしょう。
ジロさんみたいなダンナだったら…
あるいは舅だったら…
大変だろうな〜
納豆のノリの城壁は、むこうから巨人が攻めてきそうでしたね。
アレ試してみたいです。
【視聴前メモ】
{netabare}放送日の 4日は…爺ちゃん(舅)の命日なのです。その深夜にコレが。爺ちゃんの名にかけて!今は亡き爺の食のこだわりについて追想してみよう。
爺ちゃんはー
家で育てたトマトしか食べなかった。スーパーの、青いうちに採って追熟させたやつは味が薄くていかんと言っておった。
爺ちゃんはー
なぜか、夕飯に食パンに納豆をサンドして食べていた。傍らにはやっすい焼酎。酔えればイイと言っておった。
爺ちゃんはー
息子がトマトを庭で丸かじりしていたら、初孫が可愛かったためか「皮をむいてやれ!」と急に言い出した。…この家でトマトの皮を剥いて食べる伝統なんてあったっけ?なかった筈だよな…と思い、「なんで?皮も栄養あるし。」と答えたら「本当にズボラな嫁だ!!!」的な事をあれやこれや言い出した。なんか私もブチ切れ、子連れで能登に逃避行、数日帰らず。
コレが我が家に伝わるトマトの皮むくかむかないか事件である。ベベベンッ!
トマトの皮ひとつで家族に亀裂が生じることもあるのだ、この世には。
爺ちゃんはー
お米を研ごうとしたら米をばら撒き、しゃがんでチミチミつまんで拾っておった。「婆さんに叱られっからな。そんじょそこらの叱り方じゃねーからな。」とニヤリとしながら拾っておった。爺ちゃんは確実に婆ちゃんを愛していた。夫婦喧嘩が半端なかったけど。本当に、目玉焼きの黄身いつ潰すかでひとゲンカできそうな夫婦であった。
そんな回想をしつつ…
気になるので観てみます。面白いのかはまだ謎。 {/netabare}