あしすと さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
改めて考えてみたら、自分にとってけいおんは思っていた以上にスペシャルだった
このレビューは、客観的分析ではなく物凄く個人的趣味嗜好によるものですw
レビュー自体は1期で書いても2期で書いても良かったのですが、2クールでより長かった2期のほうにしましたw
さて、本題です。
けいおんが「スペシャル」だと思ったのは、同じジャンルを自分が超高評価することが少ない中で、けいおんだけを突出して超高評価していたという事実に気付いたからです。
自分の個人的分類で、けいおんと「同じジャンル」というのはどういう意味かについて補足します。
私は日常系作品が好きです。
明確な目標なくほのぼのし続ける作品が好きです。
※けいおん2期ラストは「卒業」というテーマに濁さずに向き合ったことが、他の日常無限ループ系の作品とは異なっており、
けいおんの魅力をそこに感じる方にとっては「目標なく」という表現を使うのは不適切と感じるかもしれませんが、
私はどちらかというとけいおんにしても他の日常系作品にしても、「本当の日常パート」が好きなタイプなので、そこらへんはまぁご了承ください(^_^;)
そんな中ですね、いろいろな日常系アニメを見ましたけれども、その中でもハッキリした基準で好みが分かれており、それが分類可能であることに気付いたわけです。
それは、「日常もの」なのか、「日常ギャグもの」なのか。
具体的に説明します。
①「日常<ギャグ」作品
日常を舞台としているが、ギャグ要素が強く「日常もの」というよりは「ギャグもの」という作品。
ex.野崎くん、とか
②日常ギャグ作品
ほのぼの日常ものだが、ボケとツッコミは割としっかりこなしてくれる作品。
ex.きんモザ、とか
③ほのぼの日常ギャグ作品
ギャグよりもほのぼの要素が強く、ボケ役は割といるがツッコミ役を弱めにチューニングしている作品。
ex.ひだまりスケッチ、とか
④ほのぼの日常作品
ほのぼのに癒される作品。このタイプの作品内に見られるのは、個人的表現を使うと「ギャグ」「ボケツッコミ」ではなく「小笑い要素」。
ex.ごちうさ、とか
個人的にはこのように分類しています。
厳密には「ほのぼの日常もの」なのは②~④だと思いますが、イメージを伝えやすくするために①も入れました。
で、私はこれらが全部好きです。
笑ったり癒されたりします。
しかしそうは言っても、人間ですから全部同じくらいに好きというわけにはいかないのです。
私の場合はどちらかというと①寄りの作品のほうが好きで、④寄りの作品は物足りなく感じる傾向があるようです。
と言いつつ、けいおん。
この分類をするなら③~④あたりに属する作品ですよね。
でも自分は、ほのぼの日常系作品の中ではけいおんを最上位にしています。
いや、元々③④のほうが好きというタイプなら分かるんですが、自分は①②のほうが好きなタイプであるはずなのに。
おそらく、けいおんは自分にとっての日常系パイオニアのような位置づけになっていて甘く評価しているのに対し、最近の作品に対しては無意識にハードルを上げてしまっているのだろうとは思いますが…、
そうだとしても、本来①②タイプが好きなハズの自分が、けいおんだけは別格に好んでいることを改めて自覚し、けいおんのパワーは凄いなと思ったのでした。