たんぽぽの花 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
OPの歌詞が幻書だったとはやられた!
最初、アニメでOPがなかなか良いな~と思ってた。
最終回に読まれる幻書の言葉がそれだったのには、少し感動したかな(笑)
本アニメはダンタリアンの書架と呼ばれる物と黒の読み姫、鍵守など、他のアニメではあまり登場しない物が出てきます。幻書は魔道書みたいな物で
全てが書架に納められている訳ではない。また本を読み解く力さえあれば、複製も可能のようで、いろいろな謎が残る話も多々に有った気がします。
書架の中にいるのは、もうひとりのダリアンと言える存在で必要とする幻書をヒューイが求む物を届ける役目を持っている。
ダリアンとヒューイの出会いは作品で解かるが、祖父ウェズリー・ディスワードとの出会いはアニメでは解からないままである、鍵守としての力を認められた人間は幻書を読み解く事が出来、その力の恩恵を受けるが気力と体力を消耗する。アニメ自身の方向性は有害な幻書を回収する事が目的に見えるが、回収された幻書はほとんどが、複製版のようである。
話は変わるが、日本には言霊(ことだま)と言う物が伝承であるが、言葉には、力がやどりその言葉を発する事で現実に起こると言う物だが、
幻書で使われる言葉がそれに近い感じがしました。
登場人物も色々出ますが、すべて幻書絡みで登場するので、厄介事を持ちこむ人物と思って見ていればいいと思います。
アニメの方向性や独創性は良いのですが、時代背景が第一次世界大戦後辺りで文明も物質文明より精神文明が大きく描かれている感じがします。
2期があれば見ますが1期だけでも面白いと思う作品なので、
時間があれば見て下さい。OPが何故か心地良いので、入り込みやすかったと思います。