お湯掛けてメデューサ さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
シッパイ
(注:酷評)
大変残念、酷評ですが、お粗末さまでした。
原作(楽曲)が好きで、小説も読んでおり、
相当な期待をしていました。
放送までの間流れていた、
キャスト発表のキャラCMには毎週興奮し、
とことん期待を高めていったのです。
そして第1話。
この時は良いと感じました。
監督が新房さんで、あの新房演出も利いていて、
小説通りのシンタローとエネの掛け合いも気持ちよかった。
なによりラストに流れたOPがかなりかっこよかった。
これは期待できるぞと思い、以降も観続けます。
結果的には最終回まで観ました。
のですが……
本当になんだったのでしょうか。
細かく指摘したい所はいくつもありますが、
誰しも分かりやすいのはラストの展開の薄さ、強引さではないでしょうか。
あの強引さはないでしょう。
色々と不明瞭過ぎるでしょう。
カゲロウプロジェクトは、楽曲、小説、漫画、アニメで
各ストーリーは分岐するそうです。
楽曲は不明瞭な部分が多くも、そもそもそれが魅力であり、
かつ既に完結している。
小説はじんさん本人が作者を務め、
楽曲では表現されなかった細かい疑問を解消しつつ、
キャラやストーリーの流れをつかませてくれる。(順番は複雑)
漫画版は漫画版で↑の特徴を持ちつつ、
じんさん監修の上で小説とは別ルートに入っている。
ではアニメ版は…。
これら3メディアにおいて、唯一完結までいった作品。
ですが既に述べた通り、
その出来はひどかった。
作画や挿入楽曲はともかく、ストーリー展開がひどい。
この上で残り2メディアはどう終わるのだろう。
……じんさんは忙しかったでしょう。
小説、マンガ、アニメOP.EDのPV制作、
それらと平行してのアニメの脚本制作。
しかも1クール。
じんさんの能力がどうこうではなく、
この脚本家人選は圧倒的にミスだったでしょう。
そして時期も。
最後に言いたいことは、
リメイクしてください、ということだけですね。