nk225 さんの感想・評価
2.8
物語 : 3.0
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
登場人物の名字はそれぞれ鎌倉の地名から取られている。
話題の青春グラフィティ 冴えない少女が挑むのは“よさこい”。
人は一生懸命に何かをする時最も輝く、と言います。確かにひたむきに取り組む姿は実にキラキラして見えます。たとえくだらなく思えることでも、無意味に見えることでも、です。キラキラする、というのは決して比喩ではなく、本当に輝いて見えるのだから不思議です。そんな人の眼は文字通り輝きを帯び、カラダからは生命力が立ち上り、人生とはこうだ! といわんばかりなのです。
ただ、誰もがそうかというと、そうでない人の方がが多いのが現実です。輝く人に強い憧れを抱き、羨望の眼差しを送りつつ、「自分にはムリだな…」と、どこか恐れてしまうのが現代人の悩みの種。この悩みの種に、本作『ハナヤマタ』(浜弓場双/芳文社)はシンプルに回答します。
「よし、やってみよう」と。
ほんの些細な一歩を踏み出しさえすれば、いつでもそんな人生の真髄に触れることができる、と。
本作の主人公・関谷なるは、フツウだらけでパッとしない女の子。キラキラに憧れながら、相変わらずフツウの毎日を送るとっても冴えない14歳でした。しかし、ある時その人生に劇的な変化が訪れます。
「私と一緒に、よさこいしませんか?」
月光の下、妖精のように和装で舞う少女が誘うのは、魔法でも冒険でもなく、なんとよさこい踊りの世界。最初は、フツウと違いすぎる事態に戸惑いますが、よさこいの美しさに魅せられ次第にのめり込んでいくのです。
ほのぼの日常マンガかと思いきや、よさこいを主軸にした一風変わった青春群像劇。目立たない女の子が、小さな決断をきっかけにキラキラと成長していくステキなお話です。日本の伝統をベースにした一大ダンスイベントのYOSAKOIを扱っている点が最大の特徴であり、脈々と続く伝統もさりげなく学べます。
可愛い女の子がキラキラ輝く青春マンガ。笑いあり、葛藤あり、さながら『スウィングガールズ』を見ているような気分です。2014年7月からアニメもスタートし、少女たちの動向にますます注目です!
学園生活の魅力が凝縮された「青春部活アニメ」
アニメの王道ジャンルのひとつである「部活もの」。キラキラした学園生活が描かれ、部活動をきっかけにした人間関係や成長を描くこのジャンルは、『ちはやふる』や『げんしけん」、『けいおん!』や『咲-saki-』など人気作も多いのが特徴です。
引っ込み思案でおとなしい女子中学生の“関谷なる”は、ある夜、妖精のような金髪の女の子・ハナの美しく舞い踊る姿に見惚れ、「私と一緒に、よさこいしませんか?」と誘われる。実はアメリカからの転校生だったハナは、なるを「よさこい」の世界に誘う。「変わりたい」と願う“なる”の気持ちとよさこいは、彼女自身だけではなく、周りも少しずつ変えていく……。
「よさこい」は夜さり来い(夜にいらっしゃい)という古語が変化した民謡に合わせた踊り。ただし、近年は若者の参加者が増え、自由な踊りになってきています。「ハナヤマタ」はそんな“よさこい”をテーマにした「ガール・ミーツ・ガール」もの。自分に自信のなかった“なる”や、弱さを隠していた友人たちが、よさこいを通じて少しずつ強くなっていきます。ほんわかしつつも、色鮮やかなキャラクターたちの可愛さにぴょんぴょんと悶えましょう!
よさこいに青春を捧げる、女子中学生達の活動を描く物語。タイトルは、ヒロイン5人の名前の頭文字を並べ替えたアナグラムである。
原作での舞台は神奈川県鎌倉市周辺。
2013年12月に『まんがタイムきららフォワード』にてテレビアニメ化が発表された。2014年7月より9月まで放送された。同誌連載作品のアニメ化は『夢喰いメリー』以来3年半ぶり、テレビ東京で「まんがタイムきらら」系原作作品が放送されるのは『かなめも』以来5年ぶりとなる。6月28日に開催されたイベント「ツギアニ!2014夏」ではアニメの紹介と共にアニメ第1話の先行上映が行われた。
また、TVアニメ放送に先駆けて鳴子機能を備えた公式アプリケーション「なるアプリ」がGoogle Play/iTunes Store上にて配信されている。
オープニングテーマ
「花ハ踊レヤいろはにほ」
エンディングテーマ
「花雪」(第1話 - 第11話)
「花雪(チーム“ハナヤマタ”ver.)」(第12話)