弦之介様 さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
美しい緋色の世界観に感動☆
オトメイトの恋愛アドベンチャーゲームが原作(2006年~):未プレイ
アニメは2012年に1期13話・2期13話放送
特に理由なく、好んでは観なかった乙女ゲーム原作アニメだけれど、
以前から『緋色の欠片』という題名に惹かれていて気になっていたので、
少し前に1・2期共に一気に視聴しての感想。
キャラクター原案をされているカズキヨネさんの画集を持っていて、
その中で、『緋色の欠片』は・・
「和風」「キスしまくるゲーム」というアイデアを『緋色』に盛り込む
というところから始まった作品・・と書かれていた。
「キスしまくる」⇒『ブラザーズ・~』を連想してしまって・・^^;
アニメを観る前にいったいどんな・・・と変な先入観があったのだけれど、
自分が思っていた感じではなかったし、好感がもてる作品だった☆
⇒・ヒロイン(珠紀)が前向きで一生懸命で好感がもてる&かわいい^^
・過剰な告白シーンやキスシーンがない(笑)
(でも、もう少しキュンキュンさせて欲しかったのも本音…)
・毎話最後に流れる、乙女達へのサービス?のキャラクターの甘い言葉は
こっぱずかしい感じでした(>_<)・・でも、毎回観てしまう
・作画がきれいで美しい・・特に、背景画☆
・ヒロインを取り巻く守護者達がイケメン
(しかし、敵:ロゴスのキャラデザが個人的にはいまひとつ・・
&守護者達の変身後の姿が・・う~ん・・)
・藤田麻衣子さんが歌うOPがめちゃよかった♪
1期:「ねぇ」、2期:「高鳴る」
特に、1期の「ねぇ」が好きで、OPアニメーションもすごくよかった!
■物語のあらすじは、wiki.などの通り。
個人的には、おもしろいなと思いながら観つつも、
2期の中盤くらいまではぐっと引き込まれるところもなく・・
戦いのシーンでは珠紀を守る守護者たちの活躍がいまひとつだし
(理由は作中にあり)、迫力もいまひとつ。
少しなかだるみしながら視聴。
ところが!
サブタイトルがタイトルと同じ言葉で気になっていた…
11話『緋色の欠片』
この回が素晴らしかった☆
珠紀と守護者のひとりが、お互いに相手を思って・・
鬼斬丸の力を封印するための儀式(命を捧げる)に挑もうと決意する。
その儀式の前のシーン。
秋が深まる季節、夕陽が差し込む紅葉の美しすぎる景色・・
風が吹くと木の葉がまるで時雨のように舞うなかのふたり
そして、藤田麻衣子さんの挿入歌「恋に落ちて」が流れ、
その美しい景色の画と歌だけで目頭が熱くなる。
お互いが自分の運命を知るなかでの2人の会話が何とも切ない。
そして、珠紀の言葉
『 …緋色の欠片に包まれて… 』
無音となり2人が寄り添うシーンでは不覚にも涙ぐんでしまった・・。
「なるほど・・ あぁ、観てよかった」と思った。
説明不足を感じることが所々であり、
途中、なかだるみしそうになったものの・・
2期の後半くらいからおもしろくなり、11話で最高潮を迎え(!?)
その後も引き込まれながら最終回まで観ました(*^^)v
■メインキャラクター
・春日 珠紀(カスガタマキ)=玉依姫(cv. 三宅麻理恵)
【守護者】
・鬼崎 拓磨(オニザキタクマ)(cv. 杉田智和):鬼の子孫、守護者の中で最も強い力を操る
・鴉取 真弘(アトリマヒロ)(cv. 岡野浩介):ヤタガラスの子孫、風を操る力を持つ
・狐邑 祐一(コムラユウイチ)(cv. 浪川大輔):妖狐の子孫、幻術と炎を操る力を持つ
・大蛇 卓(オオミスグル)(cv. 平川大輔):守護者筆頭、大蛇の子孫、水と大地を操る力を持つ
・犬戒 慎司(イヌカイシンジ)(cv. 下和田ヒロキ):言霊を操る力を持つ
・狗谷 遼(クタニリョウ)(cv. 野宮一範):謎めいた人物、・・実は…