退会済のユーザー さんの感想・評価

4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

ドタバタスタイリッシュ抗争劇。

武器商人のココとその愉快な仲間達が繰り広げるドタバタスタイリッシュ抗争劇。
感想として、武器商人がそこまでするの、と思うくらいの大活躍っぷりでした。
銃撃戦と交渉（頭脳戦）を楽しむアニメでもあります。

実際の抗争と比べると、味方側に死者が出なかったりするので、あまりリアリティが無いかもしれません。
話のテンポが凄く良くて、サクサクと物語が進行します。ただテンポが良い変わりに、キャラクター描写が不足していて、4話の敵キャラが死ぬシーンは、もうちょっとキャラクターの掘り下げをするべきではないかなっと思いました。
死を表現する上で死体だけを見せるのではなくて、花やぼろぼろになったピストルなどを置くことで、どういう死だったのか、味付けが出来るのではないか、と個人的には思っています。
12話については、死体と大切に思っていた人の泣き叫び声が、その死がどういうものかを表現出来ていて、良かったなぁっと思ったのですが、4話についてはそれが出来ていないのではないかなっと思いました。
銃撃戦と交渉（頭脳戦）については、銃撃戦はあまり長い描写をしていないので付加要素にしか過ぎません。交渉のシーンについては、ココのカリスマ性が描き出されるシーンであり、物語の山場とも言えるシーンです。物語がサクサク進むので、視聴者に先の展開を読まれることがありません。考えさせる時間を与えないので、取って付けた展開に見える人もいますが、娯楽作品としては、それで良いと思います。

2期をこれから視聴しようと思うのですが、もうちょっと味方が追い詰められるシーンやココのライバル（お兄さんになるのかな？）などを強調して、ドラマ的な要素を増やしてくれれば、私好みになるかなっと思っています。

1期で良かったところは、ココの魅力が際立っていたことですかね。
ココが活躍したり、ココのカリスマ性が仲間の過去を描くことで、一緒に表現されていたりと、終始、ココの魅力が描かれていました。
とりあえず、1期だけを観た感想だと、テンポの良いココの活躍と銃撃戦と交渉（頭脳戦）を楽しむアニメ作品という感じです。