kwm さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ヤンデレ好きの為のアニメ
原作未読、事前知識無し、「頭脳戦」タグに期待して見始めました。
ヤンデレタグを見落としていた為、序盤でショック死しかけました。
ここまで頭がぶっ飛んでるヤンデレは初経験です。
この作品の見所は、ヤンデレ四天王の一角を占めるこの作品のヒロイン「我妻由乃(がさいゆの)」です。
彼女の主人公に対する狂っているとしか言いようがない常軌を逸した執着心は、この作品の全てといっても良い。
いや、むしろそれしかありません。
主人公を追いかける為に、エレベーターを無理やり手で抉じ開けるその姿はどうみてもターミネーターです。
本当にありがとうございました。
彼女がいなければ、この作品は序盤で挫折していました。
怖いもの見たさで見続けた人も多いはずです。
主人公以外他は何も見えない彼女のように、病んでるヒロイン以外どうでもいい真のヤンデリストにはたまらない作品です。
一話目のラストなんかは家宝にできると思います。
この作品はあらすじにもあるように、12人の選ばれた者が互いに殺し合いを行うバトルロワイヤルものです。
参加者達はそれぞれ未来を予知できる携帯電話を所有しており、予知できる距離や時間等、その能力はバラバラで、その能力の違いが戦いにおける駆け引きを生み出しています。
しかしこの「戦闘における駆け引き」はちょっとした飾りを添える程度でしかなく、デスノートやコードギアスのような交戦前も含めた激しい駆け引きや、相手を嵌め込んで高笑いをするような爽快感は全くありません。
立ち回りなどの「外交的な意味での駆け引き」も少なく、誰が敵で誰が味方かわからずに疑心暗鬼になるハラハラドキドキ感もありません。
また、殺し合いというとバトルロワイヤル的なものを想像しがちですが、主人公に対して敵が順番に並んで戦いを挑んでくる形式の為、乱戦状態にもなりません。
頭脳戦、バトルロワイヤルといった要素に期待する場合は肩透かしを食らう可能性が高いと思います。
{netabare} 我ハ由ッキー乃妻ナリ.......... {/netabare}