タナボソ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
この時を、待ってた
1972年、月面で発見した古代超技術を基に、火星のテラフォーミング、移住が進行。
しかし、火星移民と地球在来民との間には軋轢が生まれ、惑星間戦争が勃発。
…舞台となるのは戦闘の影響による月破壊「ヘブンズ・フォール」後、
地球連合と火星・ヴァース帝国の間に休戦条約が成立して十数年後の2014年。
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モチーフはSF、ロボットバトル、惑星間戦争など。
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シリアスなストーリーものを観る時に、俺TUEEEEEEEEとかパワープレイ重視なのか、
或いは理屈や論理を重視するものなのか意識します。
理屈型が本来好きなタイプなんです。とは言え、後者は圧倒的に作られる数が少ない。
そりゃそうなんです。例えば、ストーリー上、二つの勢力が戦った場合、
戦力に勝る方が戦いに勝つのが当たり前で、論理的。
でもそれじゃ意外性が無くて、ただ順当なだけで、
そこから面白さが生まれづらいと言うジレンマがある。
ある程度論理的でありつつ、絶望感、絶望的状況から垣間見える希望、意外性、劇的さ、
爽快感、痛快さ等々…の面白いと感じる要素を担保するのは凄く難しいと思います。
ある程度ってどの程度やねん、てのは観る人ごとに違うでしょうし。
アニメ視聴歴の浅い私にとって、理屈重視で文句なしに面白いと感じたのは
『魔法少女まどか☆マギカ』以外余り思い浮かばなかったりします。
この『アルドナ・ゼロ』は。4話まで視聴した現時点で、
明らかに論理重視と感じられる内容で、かつ非常に面白い。
とりあえず3話まで観て欲しいです。
この3話まで観て、は件のまどマギと同じですし、
まどマギのストーリー構成、全話脚本を担当していた虚淵玄が、
本作ストーリー原案及び1~3話脚本を担っていたのは偶然ではないはず。
1話Aパートは直接的ではないものの、説明部だったりしてとっつきにくいですし、
私の言う論理的、は、揚げ足取り出来る余地がほんの僅かもないと言った意味でもないです。
ロボット、戦争などがモチーフになっている時点で万人向けではないとも思います。
しかし、ただ小難しいアニメなどではなく、
進撃、キルラキル、ガンダムUC等担当してきた澤野弘之によるケレン味たっぷりの音楽だけで
単純に観ていてテンションが上がるアニメでもあります。
とにかく3話まで。
そこまで観てから視聴継続するか決めて欲しいと思いますし、
私自身続きがめちゃくちゃ楽しみで仕方ない期待値MAXアニメです。
OP曲好き度:3/5(heavenly blue / Kalafina)
・作 詞曲 編曲は勿論梶浦由紀
ED曲好き度:3?/5(A/Z / SawanoHiroyuki[nZk]:mizuki)
(aLIEz / SawanoHiroyuki[nZk]:mizuki)
・2,3話が上段、4話が下段。Wiki情報によれば特殊EDではなく使い分ける模様
作品の好き度:6/7(4話まで視聴 14/7/30初up)