Lovin さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
第17話視聴終了
■概要{netabare}
原作:勝木光
監督:むらた雅彦
シリーズ構成:千葉克彦
キャラクタデザイン:甲田正行
制作:ぴえろ
OP:「Believe in yourself」
by 阿部真央
ED:「ベイビーステップ」
by ベイビーレイズ
{/netabare}
■感想
原作未読でTV放送を第17話途中まで視聴。ノートを取る話。断念ではなく最後まで視聴する予定。
勉強では細かくノートに整理することで学力をつけていた主人公は、何かを始めたいと思いテニスに興味を持つ。体験講習から始めてみたが思うようにプレイできず、テニスでも勉強と同じスタイルを貫いてみると、自分では気付かないうちに・・・
普通視聴を開始すると、嫌いでなければある程度テンションは上がるものだと思うが、この作品は何故かそれが冷めてしまう。理由の全ては把握できておらず言葉で説明できないが、その一つは二次元のスポーツマンについてだ。キャラをつけるために、三次元の理屈に合わない言動をする。
まず気持ちが冷めたのは、下野紘のキャラだ。年齢は同じくらい、テニスの経験も主人公と比べて長いうえ、県内ベスト8に入る実力者だ。なのに何故主人公に対する呼称が「兄貴」なのか。経験が長いからといって偉そうにする必要はないが、卑屈になる必要は全くないはずだ。
次は第17話の終盤、大会終了後に主人公に接触してきた謎の男。名乗ることもせず慣れなれ酸く話しかけ、貸すと言っていないノートを分捕る、三次元ならポリスマンに任意同行を求められても文句は言えない。しかも二次元の主人公は、後々では気にも留めていないハズ。
ここから導き出される結論は、二次元のスポーツマンは、三次元の人としての大切な何かを一片たりとも持ち合わせていない、ということ。特に後者の例など、私なら第一声は「誰?」、答えなければ即通報だ。見ず知らずの人間が突然話しかけてきて、手にしているものを強奪するなど一つの事案になりえる恐怖がある。
と、以上のようなことを考えてしまう、賢者タイムのような時間が出来る不思議な作品だ。偶々その時はノリが悪かったのかもしれない、常に眼をグッと見開いたようなキャラデザが気に食わないのかもしれない、少なくとも第17話の終盤までは意識したことはないが。