もぐりん。 さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
「神通力は人の心は動かせられない・・・それはきっと、いなり自身の 力だよ」
漫画原作 未読 監督:高橋亨さん 全10話
キャラデザ:高品有佳さん 製作:プロダクションアイムズ
京都の某所にある稲荷神社の周辺を舞台とした物語、小柄で成績も運動も平均以下
ドジっ子だが友達想いの頑張り屋さん、中学二年生の【伏見 いなり】が本作の主人公、
川辺でケガをして立ち往生していた子キツネを助けたことで稲荷神社に祀られていた
神様、【宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)】・・略称うか様(笑) が、
ひょんなことから変化を叶える神通力をいなりに与えてしまったために起る、友達や
好きな人に関わる一連のドタバタ騒動をおもしろ可笑しく展開していきます。
ジャンルは、ラブコメ+神道ファンタジー
【完走後の感想】
自分が好きな男の子のために奮闘する姿がいじらしい、カン違いからくるすれ違いが
仲直りと共に徐々に恋に発展する過程もほっこりします、主人公のいなりの恋愛事情
だけでなく、友達関係やシスコン兄とうか様との展開も見逃せません(´▽`)
神通力を与えてしまった、うか様といなりの関係も終盤に向けて盛り上がっていきますw
もらった神通力を使って変化して、問題を解決しようと考えるトコロとかは、まだまだ
幼い感情や単純な行動などを再現したんでしょうか?ちょっと安直かとは思いましたが、
中学生と言う多感で思春期の女の子や男の子の突飛な行動や心理描写などは非常に上手く
描かれていたと思いますww
自分のことだけではなく、他の人のことも一生懸命ないなりちゃんのちょっと先走り過ぎな
ほどの一途なところに共感し感動しましたww うか様の人間臭くて神様らしくない優しい
ところもイイ!! 二次元厨なのも好感度UP(笑)
作画は背景もキャラクターもとても丁寧に描かれていて、色彩も世界観に合っていて
◎!! キャストもキャラと見事に合っていて違和感はありません、
なによりこの作品、方言アニメとしては秀逸だと思いました、関西と言っても様々です、
俗に言う関西弁とは違って、優しくて柔らかいイメージの京都弁がまったく違和感なく
自然に聞こえてきたのは驚きました、キャストを調べてみると、いなりちゃんと丹波橋くん
は元々出身地が関西方面だったんですね、セリフが自然なはずです、日常会話の京都弁が
心地よく聞こえてきます^^
どうしても演技の方言だとセリフのイントネーションとかの違和感が気になってしまってw
関西弁とか名古屋弁とかネ(;^_^A
気がつけば10話一気見! てか盛りだくさんのイベントがあったのに全10話にしては非常に
上手くまとめてありました!ラストはちょっと寂しい感じはしますが良かったですww
OP:「今日に恋色」作詞・作曲・編曲 - kz / 歌 - May'n
ED:「SAVED.」作詞・作曲 - 鈴木祥子 / 編曲 - 山本隆二 / 歌 - 坂本真綾