HIRO さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ジブリが作った泣きアニメ!
テレビ観た感想:
テレビで「思い出のマーニー 」放送してたので久しぶりに観ました。2014年7月公開なので一年と3ケ月ぶりです。
2回目でも良いねエッ。
思春期の少女の心の揺れ具合をよく表現してました。
ジブリらしからぬ作品です(笑)
アンナのお母さんもうちょっと丁寧に描いてほしかった。
主題歌の「Fine On The Outside」この作品にぴったりです。
映画観た時の感想:
杏奈は幼いころに両親を亡くし、心を閉ざした12歳の女の子。
同級生が楽しそうに話しているのを観て、世の中には輪の内側にいる人間と輪の外側にいる人間がいて私は輪の外側にいる人間、だから「私は私がきらい」といってしまうほど心が病んでいる。
喘息の持病があり、悪化するぜんそくの療養のために親戚の大岩夫妻が暮らす海辺の家に居候することになるが、部屋で一人になると真顔で「他人ん家の匂いがする」と吐き捨てるような女の子。
そんな杏奈が金髪の少女・マーニーと出会い、ひと夏を過ごすうちにこころのさまが変わっていくようすを描いた作品です。
デブで不細工な女の子に「太っちょデブ」と言ってしまうほど性格が歪んでいる杏奈がマーニーと出会い少しずつ心の氷が解けていく様子が、丁寧に描かれています。ジブリの作品のテンポのよさやアクションシーンはありませんが、家族愛をテーマにしたハートを揺さぶる作品になっています。
今回もCVに若干の違和感(ほんのちょっとです。)を感じたんですが、思うにアニメの声優さんの演技は舞台俳優に近いんじゃないかと思う。実写の俳優さんの演技は顔の表情を含めてひとつの演技だが、声優さんは声だけで演技しなくてはならないのでオーバーアクションで演技していると思う。オーバーアクションはやもすると作品が押し付けがましくなってしまうのでどっちがいいとはいいませんが、アニメは顔の表情動きが細かくないのでもうちょっとオーバーアクションでもよかったんじゃないかとおもう。
原作はイギリスの作家ジョーン・G・ロビンソンの「When Marnie Was There」
公開2014年7月19日のスタジオジブリ製作の劇場アニメーション映画
初公開: 2014年7月19日
監督: 米林宏昌
原作者: ジョアン・G・ロビンソン
音楽: 村松崇継
脚本: 丹羽圭子、 安藤 雅司、 米林宏昌
主題歌:「Fine On The Outside」(作詞・作曲・歌:プリシラ・アーン)
キャスト
杏奈:高月彩良
マーニー:有村架純