「アナと雪の女王(アニメ映画)」

総合得点
66.8
感想・評価
400
棚に入れた
2277
ランキング
2710
★★★★☆ 3.9 (400)
物語
3.5
作画
4.1
声優
3.8
音楽
4.3
キャラ
3.6

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ネタバレ

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

思わず口ずさんでる自分がいる・・・

現在進行形で一大ムーブメントを巻き起こしてる大ヒット映画。
いまだに宣伝も物凄いし、そこにちょっとした反発心が芽生えつつも
「意地でも見てやるか!」って程、捻くれた人間でもないので。
例のあの歌も、いい加減お腹いっぱいって感じなんだけど、
無意識のうちに「ありの~ままの~」とか口ずさんでる自分がいるわけで。
この歌にはそういう魅力というか、魔力があるのかもしれない(ひょっとして洗脳されてる?)

そんなわけで、観てみましたよ「アナ雪」
最も注目してたのは「let it go」が劇中でどういった状況で歌われてるのか、というところ。

{netabare}まあ、アレですよ。自分の魔法のせいで最愛の妹を傷つけてしまい、
日増しに増大する魔力を制御するため、感情を抑え、妹も遠ざけて・・・
両親も事故で亡くしてしまうし、女王という立場のプレッシャーもあるだろう。
そんな孤独で鬱屈した日々を何年も送っていたが、ついに魔法のことが世間に知られてしまい、
国中から非難の目にさらされ、挙句の果てに命を狙われる・・・

そりゃ、歌い踊り狂って、魔法で氷の城も築いちゃうわな。
でもエルサは「ありのままの私」でいて良いと本心で思ってるわけではない。
「少しも寒くないわ(暗黒微笑)」の後で、城に引きこもって賢者モードですからね(笑)
別に茶化してるわけではなく、作中屈指の名場面だと思ってます。
思い切りマイナス方向に振り切れちゃってるエルサに人間味を感じましたね、自分は。
足を力強く踏みしめて、氷の床に雪の結晶が浮かび上がるシーンは鳥肌モノ。
長年鬱屈していた思いが解放されるカタルシスに満ち溢れています。{/netabare}

ストーリーは全体的にご都合主義が目立つけど{netabare}(ハンスの変貌ぶりなど){/netabare}
冒険活劇的な要素もあり、アクションシーンも多いので、少なくとも退屈はしませんでしたね。
そして何より映像と音楽の圧倒的パワーと、両者を融合させたミュージカルの演出。
昔からどうもミュージカルのノリが苦手なんですが、
本作に関しては、ミュージカルパート以外の部分に物足りなさを感じてしまったぐらいです。

日本語吹替版で観ましたが、声優の人選は本当にGJ。
松たか子が上手いのはブレイブストーリーで知ってましたが。
劇中歌も情感たっぷりに歌い上げています。歌声が役柄に凄くマッチしていると思う。

実はディズニー映画をまともに見たのは初めてだったんですが、予想以上に楽しめましたね。
こういっちゃなんだけど、今のジブリに足りないものがたくさん詰まってると感じました。

投稿 : 2014/07/26
閲覧 : 457
サンキュー:

31

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