ローズ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
大家が最強
父親の転勤にともない独り暮らしをする事となった里見孝太郎(さとみ こうたろう)。
家賃5000円・敷金礼金無しという格安物件のアパート、ころな荘106号室へ引越したのだが、そこには自縛霊の東本願早苗が居座っていて入居者をことごとく追い出しているのであった。
早苗以外にも自称・魔法少女の虹野ゆりか、地底人のキリハ、宇宙人のティアミリスが理由をつけて106号室を狙ってくる。
それぞれが所有権を主張している騒ぎを聞きつけた大家の笠置静香(かさぎ しずか)が現れて、平和的に問題を解決させるために「ころな陸戦規定」を締結させる。
106号室を争っていた孝太郎たちであったが、一緒に過ごしていくうちに絆が深まっていくのであった。
「未確認で進行形」と同じような新人声優起用作品。
ただし、本作品には中村悠一さん・早見沙織さん・悠木碧さん・竹達彩奈さんなど豪華声優陣が周りを固めています。
侵略者の新人声優さん達もキャラに合っていて違和感がありません。
少し、ゆりかとティアミリスの声が近い感じもしましたが、それを補って余りあるほどいいキャラが揃っていました。
「ゆりか、ふぁいおー」の掛け声は印象に残ります。
孝太郎と侵略者達も規定ができてからは共同生活。
常に魔法使いの ゆりかだけが不憫な目にあうのが可愛想なのですが……いじられキャラも必要ですねw
炊事などの家事をこなすキリハ。
彼女の真意はキリハのパートで明らかになりますが、ティアミリスの秘書官であるルースと同じくらい106号室の生活に貢献しています。
早苗は幽霊ですしティアミリスは皇女なので家事には参加しません。
106号室自体が生活の中心。
何だかとても楽しそうな雰囲気を醸し出していました。
侵略者の4人の個々の紹介話ともいえる話が2話づつあります。
早苗・ティアミリス・ゆりか・キリハの4人×2話=合計8話使っています。
1クール全12話が少ない感じがします。
原作は16巻まで刊行。(2014年9月29日現在)
2クールでなくても2期目・3期目を期待できそうです。
円盤が売れる事が続編の大前提になりそうですが、いまいち売れ行きが悪いみたいです。
本作品はヒロインの特徴を出したかったのでしょう。
どのヒロインに肩入れするかは視聴者次第です。
いずれにしても、登場するキャラに魅力があるので、視聴していてとても楽しい作品に仕上がっています。
大家さんの強さの謎、青騎士の謎など色々な伏線を残しながら本作品は終了。
ハーレム展開でしたが、全然気になりません。
続編を期待したいぐらい面白い作品でした。