まーさちゃ さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
夏になるとついつい観たくなる。
OZという仮想インターネット空間(近未来の舞台)と、長野にある元・武田家家臣の子孫である陣内家(伝統的・日本的な舞台)、一見すると相反するこの2つの舞台を中心に、世界の危機を救うという壮大なスケールのお話。
個人的には、夏といえばこのアニメ映画と決まっており、毎年のように鑑賞している。そして、その度に笑い、手に汗握り、泣く。ストーリーも結末も知っているのに、何回観ても泣いてしまう。それほどまでにこの作品は特別だ。
勿論、色々と突っ込みどころがあることも承知している。
けれども、それを差し引いてもこの作品の素晴らしさは変わらない。
陳腐な言葉で表現するなら、「家族の絆」とか、「人と人との繋がり」とか、そういったものを再確認出来る映画である。
なお、私は、この作品が、インターネットの普及によるコミュニケーションの希薄化を非難しているわけではないと思っている。
最後に、ナツキとラブマシーンとの花札の勝負の場面で、ドイツの少年がアカウントをナツキに託すというシーンがある。これを見たときに、「人と人との繋がりの大切さは、現実世界でも仮想世界でも変わらない」と思うのである。
多分、これからも毎年鑑賞すると思う。