Lovin さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
見た感じ
■概要{netabare}
原作:XEBEC
監督:佐藤竜雄
シリーズ構成:佐藤竜雄
キャラクタデザイン:うのまこと
話数;2クール全26話
OP:「明日へのbrilliant road」
by angela
ED1:「綺麗な夜空」
by angela
ED2:「The end of world」
by angela
{/netabare}
■感想
DVDを視聴。人類の生贄になる話。
自分の将来を考えたとき、「宇宙を正面から見たい」という気持ちに気づく主人公は、母親の反対を押し切りファウンデーション(ステルヴィア)の予科に進学する。そこでは主人公以外の予科生も含め、訓練に、恋に、友情に、そして家族との間に関して大いに悩む。その先に待ち受ける運命とは・・・
1期目は、180余年前から綿密に計画されていて人類の命運を左右するグレートミッションが最大のヤマ場。予科生である主人公には本来無縁だが、そこは物語上都合よく、そしてある理由から大抜擢され参加することになる。
2期目は、その余波というか此方がラスボスだったと言えるくらいの人類の危機が最大のヤマ場。ここでは主人公ともう一人の少年が人類の存亡を欠けた戦いを強いられる。そこでは二人の息の合ったコンビネーションと得意分野の作業のキレを見せる。
主人公は序盤から泣き虫だが、それは自分に自信が持てないことが原因。Wikipediaによると、それを払拭することが目標のように書かれていたが、そういった描写は特に感じなかったので?状態だった。ただ得意分野についての描写は序盤からあって、そこについては理解し易い。
前半部分も後半部分も、作戦中に問題が発生して、それに対して臨機応変に対応する、そして帰還したメンバーは英雄扱い、というこういう話では王道と言える展開。しかし、2期目は特にだが、全員で力を出し合って団結力で立ち向かうので、自分もクルーになったつもりのような熱さがある。
冷めたことを言うと、「大人はどうした?」だった。ロボットものではたまに、先行して教育を受けているエリートを見かけるが、本作にはそういう存在は居ない。これをよく考えると、年端もいかない少年少女に人類の危機回避の全てを託すなど、大人として如何と思う。
でもこの作品の魅力は、やはり主人公だけが突出しているわけではなく、地味ながらも、そして命令違反を犯しながらも、その場に居る全員が力を合わせる団結力にあると思う。流石に命令違反はいかがかと思うが、結果的に良い方向に向かったと思える。
キャストは私でも知っている方が多く、野中藍、水島大宙、松岡由貴、広橋涼、折笠富美子、豊口めぐみ、岸尾大輔、屋良有作、根谷美智子、檜山修之、朴璐美、田中理恵、斎賀みつき、上田祐司、田中正彦、藤原啓治、小杉十郎太等々・・・
OPもEDもangelaが担当している。OPは、明るくはないが鬼気迫る雰囲気のある曲で、ED1は明るいけど穏やか、ED2はしっとりとしたバラード調の曲で、インストゥルメンタルにアレンジしても作中のBGMとして良い。
続編についてはポシャった的な話を見たような気もするが、終わり方が良かったので続編がなくて正解だったかもしれない。もしあれば是非視聴したいと思うが、アレ以上の危機となると、人類も相当な進化を遂げないと対抗できないだろう。
■蛇足{netabare}
相変わらずangelaの歌は、かつぜるが悪いわけでもないのに聞き取り辛い。
蒼い春の最後の部分など、「もしかしてチーター?」と思うほどだった。
{/netabare}