たんぽぽの花 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
図書館軟禁ってよくあるけどね、これは結構ドラマです
時代背景は第一次世界大戦後で第二次世界大戦が起こる寸前の頃の話です。
久城一弥は日本の軍人家系の三男で優秀な兄を持つが、同時にコンプレックスを感じていた。そして留学を決め、架空であるがソヴュール王国と言う国に留学した。言語はフランスが多く使われている為、フランスに属する国とも考えられる。そして留学先の学園では、異国の黒髪、黒い瞳は不吉な者と思われ、友達らしい友達は出来なかった、そして多くの書物を納めている。図書館と言うより建物に入り本を読むことを選ぶのだが、その図書塔の最上階には、まるで、妖精のようなヴィクトリカ・ド・ブロワと言う少女がいた
最初は人形かと思えるほど整った顔立ち、奇麗な金髪、だが実際は、結構ひねくれ者の人格者で、一弥を奴隷のように使おうとする。
ヴィクトリカはある貴族の妾の子で学園で半軟禁状態で過ごしていた。
だが、卓越した知識と行動力で様々な事件を推理解決するが、お手柄は義理の兄のお手柄になる。ヴィクトリカには名誉も地位も欲しい物では無いので変わりに変な事を要求したりするぐらいだった。兄のとんがりヘアースタイルもその要求の一つである。
時代はオカルトも混ざっており、その類の事件は命からがらのおもいもするが、一弥はそんなヴィクトリカに心を寄せて行くのであった。
{netabare}背景的にもうすぐ、第二次世界大戦だな~と思う所が有り、最終話前から、突入する。二人の離れた距離は遠く、想いはいつもお互いを想い有って
最後に再開する時は感動しました。あまり大げさに褒めるつもりはないですが、再開する時の喜びは逢いたい人と向き合った時の二人の表情やしぐさが
とても印象深く思えました。{/netabare}
結構、ミステリアスで面白い分野の作品です。