わた犬 さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
はいてない!?
原作既読。原作はいい意味でハチャメチャでものすごく濃い。それというのもアニメ10話分が漫画は2冊に収まっている。アニメは原作ほどハッチャけてなかったことと、濃縮されたストーリーを引き伸ばしたためテンポが悪くなったことが残念。それでも楽しいのだけど。
バトル
チートステッキで威力もサイズも破格の魔力弾をぶっぱなす。ステッキは作品名や宝箱に入ってそうな見た目から察せられるが大師父製。桜ルートで登場したあの魔術礼装から更に機能がどっぷり増えている。
勿論fateのスピンオフなだけありいくら武装が強力でも無双はできない。本編より数ランク下がったとは言え敵は黒化英霊です。戦術だてた戦闘は見ごたえ抜群。
ギャグとキャラ
ステッキに宿る変態精霊や、年増元魔法少女の「凛とルヴィア」といったウザ…個性的なキャラが登場。この作品はW主人公でイリヤともう一人はオリキャラの美遊。名塚さん演じるクールなロリ(罵られたゲフンゲフン
ハイテンションでちょっとメタなギャグもみどころ。
みんな幸せ
この世界では体も心も痛んだ聖杯戦争(四次は勿論もしかしたら一度目すら)なんておこってません。アーチャーのクラスカードは登場するけどシロウは命懸けで魔術の鍛錬なんてしてなさそうだし、切繋とアイリも生きてる。
作画
カメラワークも動きも演出もどこも素晴らしくて圧倒される。アニメのzeroにも引けを取らないレベル。
fateファンでもそうでない人でも。
この作品はこれ単体で十分楽しめる。本編のキャラやガジェットが登場するので元ネタが分かればもっと楽しめるのは言わずもがなだけど、必要な情報は分かりやすく(本編よりボソッ)説明してくれので予習なんて必要なし。
fateシリーズといえば抽象的な文章に膨大な設定で尻込みする方いるかもしれませんが安心してみて下さい。これは深夜のコメディタッチの魔法少女ものなので。
蛇足ですが型月といえば破綻の少ない設定こそ見所だろ!!と思ったあなたの為にプリヤを見るにあたって事前に覚えておいてほしいことを並べます。
・この世界のイリヤはこれまで魔術を行使したことがありません。
・イリヤが実は何であり、それによって何が出来るのか念頭において見てください。
・敵である黒化英霊は1~2ランク下がっており、理性がなく、宝具の能力も弱体化しています(十二の試練はC以下無効になっている)