Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「西の星」vs「東の星」果たして軍配はどちらに!?
2014年の1月から放送が始まった織田信長を題材にした2クール作品です。
2014年の冬アニメでは信長を題材にした作品が2つもありました。
激動の人生を歩んだ武将なので、派生できる題材がたくさんあるから・・・だと思います。
この作品は、作画が好みだったので視聴を決めた作品でした^^
時代は戦乱の世・・・「西の星」と「東の星」の2つの星があり、西の星は統一されていましたが、東の星は戦国時代を駆け抜けた有名武将がひしめく戦乱の真っ只中にありました。
そんな中、西の星に住んでいたジャンヌ・カグヤ・ダルクは未来を予言する「天啓」の力によって東の星に世界の救世主が誕生する事を予見します。それを知ったレオナルド・ダ・ヴィンチはその予見を確かめるため、ジャンヌを連れて東の星に旅立つのですが・・・辿りついた場所は尾張国で、この国を治めている織田家の嫡男・・・大うつけと噂されるノブナガと出会い、物語が動いていきます。
物語は歴史上の人物を用いただけで、設定は完全なオリジナルの作品です。
ロボットなんかも出てくるので、歴史の作品と位置付けて視聴すると違和感を覚えるかと思います。
なので、時代考証などを意識せず戦国ロボットアニメとして視聴すると違和感も少ないように思いました^^;
それに登場人物の心の揺らぎもしっかり描けているので、私にとって見応えのある作品でした^^
ノブナガを取り巻くミツヒデやヒデヨシといった腹心の家臣たちの心理描写はしっかりしていたと思いますが、それ以上に印象に残ったのが、ジャンヌ、イチヒメ、ヒミコの3人の女性達です^^;
ジャンヌ:CV 日笠陽子さん
イチヒメ:CV 茅原実里さん
ヒミコ:CV 東山奈央さん
戦国時代に生きた女性・・・女性は政略結婚の道具にされるなど、あまり表舞台には出てきませんでした。
今回登場した3人の女性も決して表舞台で活躍する・・・という感じではなく裏方役に徹しているのですが、彼女達の想いの真っ直ぐさと儚さ・・・もう甲乙なんて付けられないくらい半端無かったです^^;
ジャンヌ・・・「天啓」の力を持つがゆえに運命に翻弄されすぎました・・・西の国での出来事は見ている私も辛かったです^^;
イチヒメ・・・彼女にはもっと違う展開を望んでいただけに胸が痛みました^^;
ヒミコ・・・本当は一番近い存在のはずなのに・・・でもノブナガを身を挺して守ろうとするその姿・・・堪りませんでした^^;
彼女達が何を想い、何を賭けてその思いを貫こうとしたのか・・・
これは本編でお楽しみ下さい^^
私の涙腺はポンコツなのであてになりませんが、3人の思いを貫く場面ではボロボロになりました(//∇//)
こうして紆余曲折を経ながら物語は怒涛の勢いで終盤に向かいます・・・
でもそこで待ち受けていたのは、全く予想すらできない展開でした^^;
2クール全24話の作品です。とにかく作画は秀逸です・・・特にイチヒメの着物姿は惚れ惚れしちゃいました^^;
作画から入っても十分楽しめる作品だったと思います。
キャラクター原案はカズキヨネさん・・・少しwikiで調べてみたところ、2014年春アニメで放送された「神々の悪戯」のキャラクター原案を担当されていたようです。
この作品を視聴した時も作画の綺麗さに目を引かれましたが・・・こういう繋がりがあったんですね^^;
勉強になりました♪