chariot さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
悪魔より悪魔な外道がいた話。
黒執事シリーズ第3弾。
3期ではありますが前後関係はあまりないようなので人物の関係性だけ理解出来ていれば他を観てなくても大丈夫な感じかと思います。
悪魔で執事のセバスチャン。
子供ながらに伯爵でファントム社(玩具会社)の社長シエル。
この2人が女王の依頼である事件を解決する為にサーカス団に潜入する・・・な感じでスタートです。
2話まで視聴。
順調に違和感なく今までの感じを継続出来ていると思います。
けど・・・
なんとなく今回の事件のメドがついちゃった気が・・・
{netabare}あの義肢って・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ねえ?{/netabare}
うーん。
まあ事件の顛末よりキャラがいつものテンションでやっててくれれば僕は観続けられるのでOKでしょう。
{netabare}トラに接するセバスチャン。
猫好きとしてはわかるわ~(笑)
触りたくなるよね・・・あの肉球!
咬まれても大丈夫なのはわかんないけど。。{/netabare}
9話まで視聴。
次回が最終回みたいです。
{netabare}うーん。なんだろう。
元々爽快な話ではないけれどこのサーカス編は色々後味が悪いですね。
9話での使用人vsサーカス団員の戦闘も使用人たちが強すぎてしかも余裕すぎて・・・団員たちを「ねずみ」呼ばわり。
侵入者なんで「ねずみ」は解りますが、どっちが悪役なんだか・・・といった印象。
戦闘どころか一方的に嬲る感じがして・・・・・
サーカス団員が仲間思いで結構いいヤツらだったのがいけないのかな。
団員目線で観てしまうと本来は屋敷を守る使用人のパフォーマンスがえげつなく見えてしまいました。{/netabare}
とりあえずはあと1話。
何の救いもないんでしょうけど・・・
あ。団員でありながら幼馴染ではないスネークとかどうなるんでしょ?
蛇腹話術、結構好きでしたよ(笑)
10話視聴完了。
{netabare}重いですね・・・何から何まで。
女王の番犬として使命を果したシエル。
正しくないと感じながらも恩人に尽くした団員たち。
正義としてはきっとシエルが正しいのだろうけれど(幸せになれない子供たちをも焼き殺した事も含め)、やはりサーカス団の内情を詳細にしすぎた。
彼らの生い立ちを知ってしまえば視聴者は遣る瀬無い気持ちになるのは当然で、それを救いようのない結末で終わらせた。
シエルすら仕事を終えて気持ちよく帰れる訳もなく・・・
恐らく偶然シエルの過去にも関わていたこの話は今後の展開への布石なのかな?と考えます。
原作を読んでないのでわかりませんが、悪魔と契約した少年の物語として暗く重い過去、悪魔と契約した代償・・・総合してハッピーエンドを迎えるはずのない話だと思います。
闇に堕ちた少年の非情な行為を、そうなってしまった経緯を、このサーカス編で補完していつか来るバッドエンドに備える・・・
そんな印象を受けました。
観ていて共感出来る点がないという事は僕が幸せに生きているという事なんでしょうね。{/netabare}
1~2期観てなくても大丈夫と開始当初に書きましたが、この話を単体で観てもきっと爽快感もなく辛く苦しいだけなので、やはりシリーズを観ている方におススメします。
好きなキャラ:ジョーカー(サーカスやる前の優しいお兄ちゃんっぽい頃がいいですね)