お湯掛けてメデューサ さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
勢いの良さがピカイチ
注意
『一気に全話(2クール)観ての感想なので、長ったらしくまとまりがない』
全編通してとにかく勢いがあり、清々しい展開だった。
ジャンルとしてはバトルもの。けど、比較的コメディに寄っている。
満艦飾マコ(THE・アホの子)というキャラの力が強い。
また、後半では流血が多め。
次いで若干のエロ成分があるが、これもグレンラガンに近しく、
艶やかとかそーゆーのではない。
前述の[清々しさ]を象徴する台詞として、第1話に
「恐怖こそ自由!! 君臨こそ解放!! 矛盾こそ真理!!
それがこの世界の真実だ!!
服を着た豚ども!
その真実に、屈服せよ!!!」
というのがある。
これを鬼龍院皐月(柚木さん)が張って叫んでいる。
これと同等の台詞を、小清水さんやら関さんやら稲田さんやらが言いまくる。
いずれも力強い台詞が気持ちいいキャストばかり。
それと繋がるが、演出の一つに
[字を出す]というのがある。タイトルと同じ字体で、
台詞(主に技名)を画面に出してくる。
次回予告も気持ちがいい。
中身は抜けていることが多いが(23話のとか)、
鮮血がナレーションし、ここでも[字出し]をフラッシュ演出している。
作画が独特であると感じた。
飯(コロッケ)を貪り食う満艦飾一家や群衆の作画から、
なんとなく[一昔前]という感覚を覚える。
バトルものというだけあり、戦闘シーンは多い。
作画が良い所もあるのだが、
雑(?)な処理も多かった。(繰り返し使用など)
ただ、個人的にはそれも面白く、5行上と同じ感覚を覚えた。
ラスト怒涛の展開は見物だった。
深くは書かないが、バトルものとして気持ちのいい、
しかし見飽きた感じのしない展開。
特に四天王の進化と、皐月と流子の共同戦線は良かった。
これは余談だが、
マコの持ちネタ(?)がおもしろい。
マコが両腕を頭上で交差させた所にスポットライトが当たり、
そこからマコがペラペラとしゃべるのに合わせて
マコがいろんな同音異義アクションをする。
このアクションが面白い。
例えば[戻す]でトイレに顔を突っ込んだり。
スロー再生などでじっくり見てほしい。
あにこれの星評価のいずれも高得点」な良作だった。