「STEINS;GATE [シュタインズ・ゲート](TVアニメ動画)」

総合得点
92.6
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ランキング
19
ネタバレ

逢駆 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

~精思苦到~

完璧な未来なんてどこにもない
それを手に入れることのできるやつなんて絶対にいない
大切な想い出は消すことなんてできない
たとえ世界線が変わってしまっても、その記憶はとても曖昧でぼやけているけれど、夢とか空想とかデジャヴとか、そんな形で認識されるのかもしれないけれど、それでも確かに心に残っている―――

ここまで気持ちが沈んで、気持ちが高ぶって、興奮が抑えきれなかった作品はない。
素晴らしい作品です!!!!!


※ネタバレ激しいので要注意※





大注目の23話。
この回は本当に素晴らしいとしか言いようのない回
α世界線では守れなかったクリスを今度こそ守ろうと誓った岡部だが、それがもたらした最悪の結果。
今まで鬱な展開が続いていたけれど岡部がタイムマシーンから出てきたときの表情ほどつらい場面はなかったと思います...
この時の岡部は観ていられませんでした。

しかしここから物語が一気に加速し始めました!!!
最後の最後で見えた希望の光 
その灯りを照らしてくれたのは未来の自分

『目的の世界線を、シュタインズゲートと名付けたのも俺だ。なぜその名なのかもお前ならわかるはずだ。』

「   特に意味はない  」

この後の岡部の笑みと、ここで流れた『スカイクラッドの観測者』には全身がしびれて鳥肌がたちました。

そして........
「世界は、この俺の手の中にある!!!」
やっぱ岡部倫太郎、いや鳳凰院凶真はかっこよすぎです。
あのエル・プサイ・コングルゥがここまでかっこよく聞こえるなんて思ってもみませんでした。



最終話
本当にここまで観てきてよかったと心から感じました。
アトラクタフィールドの干渉をうけない唯一の世界線シュタインズゲート
そこで岡部はまた新しい想い出をつくっていく。ラストの岡部がとても穏やかで優しい声をしていたので、本当に報われたのだと心から安堵しました。
そして岡部倫太郎と牧瀬紅莉栖。
二人がまた再会できたのも、やっぱりシュタインズゲートの選択なのかなと思いました!



~クリスの言葉~
「あらゆる時、あらゆる場所に自分がいる
誰かを愛する強い気持ちが、何かを信じる強い感情が、何かを伝えたいという強い想いが
時を越え繋がって今の自分があるのだとしたら
それは、素晴らしいこと・・・」

~岡部の言葉~
「未来のことは誰にもわからない
だからこそこの再会が意味するように、無限の可能性があるんだ
これが、シュタインズゲートの選択だよ・・・」

...この二つの言葉が、この物語においての本筋をついてるのではないかと思いました


この作品はキャラの作画が少し残念(岡部の悲痛の表情 etc...)なところもありましたが
声優の方々の演技がそれを補って余りあるものだったので特に気になりませんでした。
また普通に考えたらあの原作の内容を24話に収めるなんてとても難しいと思いますが
それを見事な展開で魅せてくれたストーリー構成に脱帽です!!!


そしてそして、劇場版「シュタインズ・ゲート」制作決定!!!!!
楽しみすぎるッ♪


また本編とは関係ないですがとても興奮したことが・・・
それはSteins;Gateのタイトルロゴの中にある数字が隠されていたということ。
ひとつは「i」のすぐ右側に縦に並んだ「0.571024」
そしてもうひとつはロゴの全体に散りばめられた数字を全て繋ぎ合わせるとでてくる「1.048596」
これはどちらもダイバージェンスメーターの数値を表したものです。

0.571024:第1話でラジ館に人工衛星が出現したときのα世界線の数値
1.048596:最終話で辿り着いたシュタインズゲート世界線の数値

つまり全ての結末は最初から刻まれていたということになります。
こういう細かい演出に興奮を抑えきれません!


ここまで、長文失礼いたしました。
最後まで読んでくださった方ありがとうございました。この自分の想いを届けることができたなら幸いです。


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BD/DVD 第9巻収録 TV未放映話『横行跋扈のポリオマニア』~感想~

ストーリーはアニメ最終話から約2ヶ月後のお話(ダイバージェンス1.048596%)。秋葉原での穏やかな毎日が続いていた頃、ひょんなことからアメリカに行くことになった岡部たち。アメリカに帰った紅莉栖とも再会を果たし、LAの空港に降り立った狂気のマッドサイエンティストの行く末は…!?

本編エンド後の後日談となっていて30分があっという間に過ぎてしまうぐらい大満足の出来でした!
今回の内容は8割が岡部&紅莉栖だったので他のキャラクターの出番が圧倒的に少なかったです。二人のツンデレ度合も増していて紅莉栖ファンには見逃せない1話となっていました。また他のラボメンも少ない出番の中にしっかりと各々の見せ場があったりと、中身は相当濃かったように思います。
そしていつもながらラストの演出は素晴らしかったです。あの引きは卑怯すぎます!
あとマジ顔のオカリンが放つ決め台詞が光っていて印象的でした。

今回の物語は本編を楽しめた方にはぜひ観てもらいたいと思います!
ただ、この未放映エピソードはレンタルDVDには収録されないとのことなので観るためには購入するしかなさそうです。しかし劇場版への期待もさせつつ十二分すぎるほど充実した内容でしたのでシュタゲファンなら必見ですよ!


・・・エル・プサイ・コングルゥ・・・

投稿 : 2012/02/25
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サンキュー:

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