麦茶 さんの感想・評価
2.6
物語 : 1.0
作画 : 2.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
脚本が素人
【脚本が素人】(2014.8/14)
この作品の最大の欠点はここだと思います。
物語の構成から察するに、1話に大きな伏線を持ってきて、そこから順次謎解きのような形で展開していくのでしょうけど、面白くない作品を視聴者はそんな辛抱強くラストまで待っていてはくれません。
1~3話は比較的面白かったです。主要メンバーたちが異能を駆使して犯罪組織や事件に立ち向かっていく話なのかな~って思えたからです。その期待が見当違いなせいもあったかもしれませんが、蓋を開けてみたら全然そんなことなくてガッカリでした。むしろ意味がまったくわかりませんでした。自分がやりたいことだけを切り取って、説明や解説は一切なしに、ベタベタ貼り付けられている感覚です。
こんな内容で、視聴者が最後まで着いてきてくれると本当に思ったのでしょうか。
ラストまで見ていないので、一体どんなどんでん返しや衝撃の事実が待ち受けているのかは分かりませんが、そこまで持っていく力が弱いのでは意味がありません。
また、制作をシャフトに任せてしまったのも安直だったと思います。
この製作会社はとても優秀なのですが、止め絵も多く、しかも作風や演出が独特で作品独自の味を殺してしまう部分も多々あります。なので作品のイメージがシャフトと合致しているときはかなりの効力を発揮してはくれるのですが、もし合わない場合はとことん落とす諸刃の剣です。
今回はその欠点が浮き彫りになった形だと思います。
内容が意味不明でも、映像で魅せてくれればまだ視聴を続ける理由にはなったのですが、それもシャフトの大味の効いた演出で見事に玉砕されてしまいました。
原作は知りませんが、ご愁傷様としか言いようがありません。