nk225 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
伏見稲荷大社(作中における伊奈里神社)の全面バックアップによって、緻密な描写を実現させている。
2014年6月26日にテレビ未放送の第十一話が収録された原作第8巻オリジナルアニメBD付き限定版。
第十一話 いなり、コンコン、蝉しぐれ。
監督は『魔術士オーフェンRevenge』や『大人女子のアニメタイム』の一編「夕餉」を手がけた高橋亨、シリーズ構成は『THE IDOLM@STER』や『カーニヴァル』を手がけた待田堂子、キャラクターデザイン・総作画監督は『織田信奈の野望』を手がけた高品有佳が担当し、アニメーション制作は元AICのプロデューサーらによって2013年2月に設立された新会社「プロダクションアイムズ」が担当する。なお、製作委員会にはKBS京都だけでなくテレ玉も参加しており、スタッフ一覧には両局の関係者もクレジットされている。
メインスタッフには待田や高品のほか、メインアニメーターに中国人の沈宏(シン・ホン)、脚本に新鋭の関根アユミやベテランの金春智子といった女性が起用されているが、これは演出面に男性の願望が入る事態を回避したかったためである。
主要人物の担当声優のうち、いなり、紅司、京子、燈日には関西出身者が起用されているほか、原作者のよしだと声優の西村麻弥(京都府出身)が方言指導を担当している。アフレコは絵コンテの時点で京言葉のイントネーションの録音を行い、それを声優に聞かせてから実際のアフレコを行った。
伏見稲荷大社(作中における伊奈里神社)の全面バックアップによって、緻密な描写を実現させている。また、制作は2012年から開始されており、関東のスタッフだけで京都のイメージを再現できるかという点で話し合った結果、スタッフは伏見稲荷大社やその周辺へのロケハンを敢行することとなった。そして、地元の協力を得た結果、それは本編の風情や色彩へ活かされることとなった。