あしすと さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
メインキャラだけでなく、モブキャラデザインって大事なんですね…
原作既読です。
アニメを見て、同ジャンル王道バトルハーレム系の中でも物凄く好きな作風だったので原作まで進みました。
原作も「これぞ王道!」という感じで複数回読破した超お気に入り原作です。
さて、アニメの感想。
ストーリーが盛り上がる前にアニメ化範囲が終わってしまうのはラノベ原作アニメの宿命でしょうか(泣)
作品のタイトル通り、この作品はブレイドダンスという「バトル大会」が一番の盛り上がりポイント。
しかし、アニメ化されたのはその出場権獲得まで…。
う~ん、ただただ悲しい。。。
ブレイドダンスはチーム戦だけあって、王道系の中でも独自性があっておもしろいんですよ!
イメージとしては、NARUTOの中忍試験とか、SAOのBoBみたいなサバイバルバトルロイヤル戦で、同ジャンル作品のバトル大会としてはあんまり多くない形式ですし!
ここまでアニメ化できたらもっと人気出ただろうな~。でも、だからといって序盤端折るわけにいかないもんな~。てゆーかブレイドダンス自体が長いもんな~。
もしアスタリスクみたいに分割2クールだったら、エピソードカットをすればそこまで行けたのではないかと考えると、やっぱり切ないです。
(※ちなみにアスタリスクも自分が大好きな作品です)
ただ、ストーリーなんかより厳しかったのは、キャラデザ!
もっと言えば、メインキャラデザじゃなくてモブキャラデザ!!
まず、たしかに作画は決して良くないんですよ。
バトルなんかカクカク動きまくりなんですよ。
でもまぁ、ラノベアニメとしてはもっと酷い作画のアニメもたくさんあるので、突出して悪い点だとは思いません。
また、メインキャラのデザインは良いんですよ!カワイイんですよ!
正直、バトル作画含めた全体の作画の印象よりも数段上の綺麗なヒロイン作画だと思います。
だからこそ!
モブキャラデザインとのギャップが際立つんです!
このアニメを視聴した方なら分かると思いますが、とにかくモブキャラがひどい!
厳密にいえば、モブキャラというよりもモブ精霊やモブ武器といった、人間以外の部分。
例えるなら、初代ポケモンの中にいても違和感のなさそうな単純構造!
いや、誤解のないように言っておきますけど、ポケモンという作品の中ならポケモンのキャラデザで良いんですよ?
このアニメが厳しいのは、ラノベ原作王道バトルハーレムの中の敵キャラが単純構造のポケモンだからなんです!
それで後に原作を読んで知ったんですけど、当初のイラスト担当の方が、無機物を描くのが苦手な方だったみたいなんですよね。
ヒロインはとても魅力的に描いているのですが、武器などの無機物は徹底して構図に入らないように挿絵を描いていたようで。
そのため、主要人物デザインは煮詰まっていたはずですが、モブキャラやモブ道具デザインは、アニメ化までほとんどされていなかったのでしょう。
そして、原作時点で決まっていなかった部分のキャラデザをした方が、こう言っては申し訳ありませんが力不足だったのでしょう。
多少絵面に不自然さが出ても、せめてCGで敵キャラや精霊を描写できていたら、少し印象が違ったのではないかと思います。。。
などとネガティブなことを書いてしまいまいしたが、個人的に大好きな作品であることには変わりありません!
ネチネチした不幸展開がない水戸黄門系の王道バトルハーレムが好きな方には、ぜひおススメしたい作品です!