STONE さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
劇場版らしい、お祭り感覚の作品
原作は未読。
後半は舞台を宇宙にといった具合に、テレビシリーズよりスケールが大きなよそ行き仕様の
イメージ。
劇場版はテレビシリーズよりゴージャス感を出すというのはよくあるパターンだが、これも
その典型といった感じ。
スケールは大きくなっても、上条 当麻が可哀想な娘を助けるために・・・、という基本
パターンはテレビシリーズと一緒。
このキーワード的存在の鳴護 アリサだが、奇蹟を生む歌声と言い、キーボードを使う
ストリートライヴと言い、本格ヴォーカリスト系のシンガー・ソングライターだと思って
いたら、いざプロデビューするとやけに露出の多いコスチュームを身に纏って、アイドル
ソングを歌うのはちょっと笑ってしまった。まあ、いいけど。
レギュラーキャラの多くが登場して活躍するオールスター祭りといった感じで、
「とある魔術の禁書目録」だけでなく、「とある科学の超電磁砲」のキャラも顔を出して
いるのは嬉しい。
こういうのは劇場版ならではの楽しさといった感じで、こういった部分からもゴージャス感を
感じる。
多くのキャラが登場するために一人頭の比重は軽くなるけど、まあオールスターものって
そういうものか。
終盤において、御坂 美琴、ステイル・マグヌス、一方通行が計らずも協力する形で同時
攻撃するシーンなどは、オールスターゆえの見所の一つといった印象。
この「計らず」というところがポイントで、決して一枚岩の協力ではなく、それぞれが自分の
意志で行動した結果が、三人の共同作業になっているところがこのシリーズらしいな。