minisaku さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
関西弁の違和感をあまり感じない珍しい作品w
小狐を助けたことから、お稲荷様から神通力(変身能力)を授かった主人公の伏見いなりと
その友人たちの友情や恋愛模様を描いたお話。全10話です。
内容としては、作品のタイトルからして恋愛モノだと思っていたのですが、
恋愛というよりは友情をメインにした物語ですね。
ストーリーは基本的に、ファンタジーの入った日常系って感じでほのぼの見れるし、
1クールで上手くまとまっていて良かったと思います。
それに、各キャラに関しての掘り下げ不足は否めないけど、登場人物ひとりひとりに
好感が持てる作りなのは良かったし、伏見稲荷大社をモデルにした神社を中心に
背景などの作画もとても綺麗で良かったと思います。
全10話と短い話数ながら、1クールとしての完成度は高めで結構楽しめたアニメですw
ただ、楽しめたと言っても残念な部分や納得できない部分というのはあるもので...
色んな人が残念と書いてた変身能力の使い方、強引というか納得できない設定、
キャラの掘り下げ不足からくる謎などなど、色々ありますw
詳しくネタバレタグ貼って書こうかなって思ったんだけど、長くなりそうなので省略w
ですが、いなりの変身能力の使い方については、自分もそれはダメでしょって
思ったけど、その後の対応で逆に好感度ちょっと上がった感じでしたw
ああいうの普通出来ないと思うので。
あと、京都を舞台にしているこの作品で触れないといけないのは関西弁ですよねw
コメディ色が強かったりギャグ系ならまだいいのですが、自分は関西圏の人間だから、
下手な関西弁が入ると一気に萎えたりするけど、この作品は気になりませんでした。
なんでだろう!?って考えた結果、たぶん、その理由は京都弁だからだと思います。
もちろん、声優に関西の人間を多く起用した(他の方の受け売りw)ってのもあるの
だろうけど、京都の言葉ってのが大きいと思います。
関西弁って県によってもその中の地域によっても微妙に変わってくるものなんだけど、
京都ってのは同じ関西でも少し異色だと思うんですよね。
だから、下手かどうかもわからない。ってのは言い過ぎだけど、判断しきれない部分があるし
少なくとも関西弁のイントネーションの違和感はほとんど無くてストレス無く見れました。
もしかしたら、そこがこの作品で一番評価するべきトコかもw
まぁ良いトコダメなトコ、色々書きましたが、最終話の締め方としても続編はいらないなって
思ったりもした位良い感じの締め方でしたし、全体的に見ても面白かったって思うので
興味のある人にはオススメな作品です。
でもまぁ、物語の続きが気にならないといえばウソになるんだけどねw