どらむろ さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.5
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
過度な期待をしなければ、かなり萌える変身美少女バトル
変身魔法(謎科学だが魔法という認識でおk)少女達が仲良く頑張って戦うお話。
魔法少女バトル+ストライクウイッチーズ+エヴァ諸々を足して5位で割ったような感じ?
あまり良作とは言えないのだが、過度な期待をしないで美少女の可愛さをお楽しみ頂くアニメか。
{netabare}『物語』
プリキュア+ストライクウィッチーズな感じの設定。
軍隊が大勢犠牲になったりと深刻な状況な一方で、美少女達が元気に立ち向かう。
シリアスとほのぼのが中途半端、どういう方向性の作風なのか戸惑う面も。
設定上、少女達の友情パワー(キン肉マンかw)がストーリーの鍵なので、日常パートでの交流が重要だったりする。
13話で5人も居る上に、一番訳アリな黒騎れいとの交流に尺が取られて、あまり深いドラマは期待できず。
それでもメインヒロイン・あかねの天真爛漫な性格や他の3人も(クセはあるものの)分かり易い性格で、あまり違和感無くチーム結成出来ていた。
日常パートは、ひまわりちゃんの話が可愛くって和む。
バトルは、まずまず王道な変身ヒロインだった。
一部、通常兵器とのナイス連携は見せるも、ミリタリー要素は中途半端で底は浅い。
いっそ完全にカマセにするか、住民避難に専念させれば良かったと思った。
ストーリーのハイライトは最後の仲間・黒騎れいの葛藤とあかね達の友情展開。
プリキュアシリーズでいう「最初敵で、ヒロインの友情に触れて苦悩、後で仲間になる」お約束ポジション。
彼女の場合、自分の世界の命運が掛かっているのでおいそれと裏切るワケにもいかない、しかしこのままでは友情結んでくれたあかね達の世界が滅ぶ!というどっち選んでも絶望な重い板挟みが、観ていて辛かった。
いったいどうするのか!?
ところが、その大事な終盤の展開が、かなり御都合主義(というより雑)で拍子抜けした。
まあ、御都合展開自体は王道お約束だし一向に構わないのだが、黒幕の小物っぷりや、理解し辛い理屈が、共感し辛い原因だったのかも。
…色々とアラやザンネンな所も多い物語ではあるが。
「少女達が友情で戦ってハッピーエンド」
という王道はしっかりしていたので、決して詰まらないアニメではない。
本格派オリジナルアニメという触れ込み故に、過度な期待をしてしまったのが、いけない。
「美少女達のお尻や可愛さを淡々とお楽しみ頂くアニメ」として過度な期待をしなければ、十分楽しめる作品なのでは。
点数は酷評だが、私は割と好きでした。
『作画』
少女が非常に可愛い。作画の可愛さは非凡な部類に入るのでは。
バトルもまあまあ。
「ビビットアングル」と俗に言われるおしりアニメでもあり。
微エロも中々おいしい。
『声優』
わかば枠の大坪由佳さんが下手だと批判が多く、確かにぎこちなさは感じるも、個人的には殆ど気にならず。
声優は特に問題無いのでは。
『音楽』
OPは良曲ではあるのだがあまり記憶に残っていない辺り、(個人的に)印象は薄かったらしい。
BGMは良かった。
『キャラ』
13話でヒロイン5人、一人一人の描き込みは薄くなりがち。
それでも(テンプレ気味ではあっても)皆可愛く良い子達であるし、日常パートも含めての友情は良かった。
あかねちゃんの妹のももちゃんが一番可愛かった。次点でひまわりちゃん。
黒幕の小物さが残念、本作の印象をショボくしている戦犯かも。{/netabare}