ダレイオス さんの感想・評価
2.5
物語 : 1.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
これはまずいアニメ、真の意味で面白くは無かった。
これはまずいアニメですね。正直、登場する女の子のキャラが可愛いとか
無茶苦茶なことをしているだけで基本的には面白くもないし
やたら友情をテーマにしているアニメにしては
その友情自体は主人公のうずめ、からドールに対してのものが殆どで
うずめが1話から、ささらの怪我を心配したりで優しい女の子とわかるのですが
ドールからは、主にささら、が私達を捨てるに違いないという一方的な決め付けて
うずめに当たっていることが殆どなので、見ていて痛々しいんですよね。
ささらはうずめの優柔不断さに不満や前のマスターに捨てられたトラウマで、精神的に病んでいるのは
わかるけど、それでお前も捨てるんだろうと今のマスターに押し付けるのは筋違いであり
もし、仮にそうなった場合は丁寧にお互いを理解し合える脚本にしないといけないのだが
険悪になりドールとの契約を解除するために、ある場所に行った、うずめが
なぜが、他のドールとの戦闘になったりで丁寧な脚本ではない。
ささらと協力して敵のドールを倒したのはいいけど
さらりと謝罪して仲直りとあっさり感がまずい脚本
お互い何が悪かったのかを真剣に考えた結末でもないし
ささら本人が自分が何をして、うずめを傷付けたのか理解もしてないし
本当の意味での反省や和解になっていなく、あんまり良くない。
これだと、見た目に反して子供向けではないですね。
これを子供向けと言われても・・・本当に子供向けアニメ見てるのかなと
思ってしまいました。子供向けはアニメは友情に関してはもっと丁寧なので・・・
この一件でささらのおかげで優柔不断さが無くなり友達付き合いはハッキリ言えるようになり
改善はされましたが、うずめのことを思ってやったわけでもないので腑に落ちませんでした。
その後も、他のマスターに苦しめられて助けて下さいと
来た他のドールのアロエに呼び出されたのはいいけど、その場所でまた戦闘とやっぱりよくわからない。
2話に続いて3話もある場所に行ったらわけもわからなく戦闘、これでは視聴者は付いて行きにくいと感じました。
これで面白いと言われても、無茶苦茶なのに面白い理由がわからなかった。
そもそもこのアニメの戦闘のルールがわからない。
カードバトルなのはわかるけど
戦闘で勝利すれば相手のカードが手に入る以外のルールは不明だ
制作者側がわざと受け狙いでルール不明でやっているのかもしれませんが
個人的には作っている側の都合なんてどうでもいいので
わけのわからない競技をやっているにしか見えないですね。
こうなってしまうと、これはショーですね。
ルールがわからない以上、これはもうゲームや競技とは言えない。
わけのわからないことして視聴者を楽しませるプロレスみたいなものなんだろうけど
ストーリー的にもイマイチなのでそのショーを見せられても正直面白くは無かった。
やっぱりギャグや無茶苦茶なことをするアニメでも本筋はちゃんとしていないと
面白くは無いんだなと感じました。
やっぱり真面目にやる時は真面目にやる。はじける時ははじけるストーリーじゃないと
ギャグは生きてこないし見ていて何をやっているんだ?になります。
そもそもそのショー自体も面白くは無かったし空回りしているアニメ
それにしてもここでカードバトルしたマスターの残念王子ですが
うずめのカードを狙うのは金庫を開けるためにポイントをためないと行けないからで
チョットまじめに見るとストーリーは理解しがたい。
そんな状況でわけのわからないカードバトルを見せられても
うーん面白くないな、になりました。
しめじとアロエの掘り下げはあったけど、それくらいしか褒められる場面が無いですね。
アロエの生死に関わるエピソードもギャグなのか真面目な話なのか
よくわからないので、どう反応していいのやらになりました。
相変わらずキャラの心理描写もかなり適当なんで、ついて行きにくい。
ネタアニメだと言っても、それは作った側の都合なんで普通に見てたらイカンと感じます。
その後もうずめが裏切る前提で話が進み、うずめの裏切りは絶対に許さないが
ドール自体が裏切る行為には比較的甘く見られていて一方的かなとは思いました。
敵のドールも理由もなくうずめが裏切るかもしれないと
うずめのドールにほのめかしたりで裏切らせようとさせたり
被害者はうずめでしかなくドール達が敵味方で勝手にもめてるにすぎないので
なんか、うずめが可愛そうになりました。
まあ、それでも最後はもめた、ささらは反省したり他のドールもうずめを心配していたので
ある程度は感動出来る内容になっていました。
けど、本当に反省してるのかと思いました。
7話になっても相変わらずバトルは
敵が唐突にどんどん現われて勝手に進むのだけど、さすがに慣れてきたかな
ここでの戦闘時の大砲は合体シーンが意外に個性的だったので人によっては笑えるでしょう。
ただ自分はストーリーがちゃんとしてないとギャグ自体も面白いとは感じないので微妙でしたが
玉ねぎをきって、敵に涙を流さす攻撃も古典的なんですけど変に凝ってないので
これも人によっては笑えるでしょう。
しかしながらこの程度でしか褒められないのでハードルは低くなりましたね。
ラスボスに関しては感動系にもっていっているので何も考えなければ
ウルッとは来る内容になっていると思います。
登場人物みんなが集まって状況がよく把握出来ないのですが
形だけは終わらせた感じでした。その点だけは評価出来ます。
一応は無茶苦茶だけどギリギリ物語として成立していたので・・・
しかしながら冷静に考えるとラスボスの身勝手さ気になりました。
ドールやうずめに迷惑をかけてるんで泣けば許されるという展開ではなかったと思います。
そのせいで感動も少し薄れました。
良かった所はポーカーゲームは比較的まともにやっていたことくらいかな
あの回だけはうずめの母親が割と考えてポーカーしてましたので
まずまずな心理描写は見れて面白かったかな
作画に関しては萌えアニメの標準クラスはあるので見た目は可愛いですね。
バトルもかなり動いているので力を入れているなと感じで頑張っていると思います。
中盤、後半になっても作画のレベルは落ちないのでその点は評価出来る。
キャラについてはうずめが何か悪いことしたのかな?て展開も多くうずめが可哀相でしたね。
ささらや残念王子は勝手な行動が多くてあんまり好きじゃないですね。
一部のドール達の偽善者ぶりながら主人公に残虐な仕打ちや裏切りや責任の押し付けと
キャラの見た目の可愛さとのギャップは怖かった。
まあキャラの行動原理についてはよくわからなかったです。
個人的には、うずめ、しめじ、アロエは性格がいいので好きだったりしますので
全員嫌いというわけではないですが
やはり、悪いという感じは払拭出来ないかな
声優さんについては、かがみ役の三澤さんはあんまり上手くない感じはしました。
他の声優さんは演技については問題なかったのでその点は目立ちましたね。
これはまずいアニメですね。確かに表面上のドールの反省は見られたけど
口だけに終わってますね。ある程度の成長が無かったのはやっぱりマイナスかな
ギャグアニメだとしても
自分はギャグはストーリーはちゃんとしてないと生きないと思うので真の意味で面白くは無かった。
正直、見た目のドールの可愛さと、アロエ、しめじ、うずめの
性格の良さだけが取り柄でしたね。成長したのも、うずめだけでした。