アルカット さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
最終話の考察。
思いの外、みんな飽きてしまったのか最終話に対してツッコミ入れてる人が少なかったので書いてみる事に。
と、その前に全体の評価をしますが、「既に飽きられ始めている信長モノ」である事と、「そこに歴史上の偉人たちを無理矢理詰め込んで話を崩壊させた」事。この2点が重くのしかかって残念な仕上がりになってしまったのではないでしょうか。
事実、作画はそれなりにキレイですし、"イクサヨロイ"や、ハイカラなキャラも勢ぞろいという恵まれた設定の中、脚本さえ良ければワンチャンス有ったと言った感じでした。
さて、最終話の考察という事で。ここからはネタバレレビューに移ります。
{netabare}まず、深夜アニメとしては珍しい。最終話中盤でOPカットイン。これではせっかくの雰囲気が台無しでは無いでしょうか。
そして、次にアーサー王の急逝。死因は、信長達の戦いに巻き込まれ圧死。ようやくフードを外して姿を見せてくれたというのにあっ気無さすぎます・・・。
そして、重要なシーン。「敵は本能寺にあり!」。ついにミツヒデとノブナガが戦います。予定通り(?)ノブナガは殺されてしまいますが、最後にこの作品にしては珍しく名言を頂きました。
「俺は、乱が好きだから。」
・・・はい、そうなんでしょうね。そうだと思いましたよ・・・。というのが聞いた直後の私の感想。
しかし、ED後にそれが覆ります。ダヴィンチさんの遺作、最後の晩餐が飾られた現代日本。何とそこには、高校生になったジャンヌとノブナガの姿が。
そこで10分考えましたよ。これが今日私が一番言いたかった事です。
「乱が好きだから」→乱丸(ジャンヌ)が好きだから→生まれ変わったら俺と一緒にいてほしい。{/netabare}
最終話だけ深いメッセージが込められた作品でした。だからと言って、これまでの評価が覆る事は無いのが残念な限りですが・・・。
しかし、ノブナガさんお熱いですね~。ヒミコさんに怒られますよ♪(笑
以上、長文にも関わらず、ご精読頂きありがとうございました。