Lovin さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
見た感じ
■概要{netabare}
原作:榎宮祐
原作イラスト:榎宮祐
監督:いしづかあつこ
シリーズ構成:花田十輝
キャラクタデザイン:大舘康二
制作:MADHOUSE
話数:1クール全12話
OP:「This game」
by 鈴木このみ
ED:「オラシオン」
by 白(CV:茅野愛衣)
{/netabare}
■感想
原作ライトノベルは未読でTV放送で視聴。引篭もりゲーマー兄妹が旅をする話。
引篭もりゲーマー兄妹が、ある日突然、全ての物事をゲームで白黒つける世界に飛ばされる。その世界は十の盟約に縛られているが、その盟約に触れなければ基本なんでもアリ。まあ、何て自由で融通の利く世界なのでしょう。
正直なところ、十の盟約を覚えるのが面倒なので、放送が終了した今でも覚えていない。一度覚えてしまうと性格上、矛盾が無いか探すことに集中してしまいそうで楽しめないと判断したからだ。それに矛盾探しをしたところで、私如きが思いつく穴は塞がれていて当然だ。
実際脚本の花田氏は大変だったのではないだろうかと想像する。忙しい中、十の盟約に縛られた話を考えなければならず、かといって私のような十の盟約を覚える気のない視聴者にもわかる話にしなければならない。100楽しませようとした場合、1000くらいの奥深さのある話にしなければならないからだ。
ここまで私はこの作品をdisって居るように見せかけようとしたが、実際は上辺だけ見ても楽しめる話になっており、その意図通り楽しませて頂いた。やはり花田十輝という方は面白い本を書くと思う。因みに原作クラッシャーといわれているらしいが、今作品でそのスキルが発揮されたのかはわからない。
自著書のイラストを自分で描く著者というのは、ひだまりスケッチの紗英の目指すところだが、右脳が発達していて器用でないと出来ない芸当だと思う。
続編があったとした場合、是が非でも視聴したいという欲が出ないのは、「俺様TUEEEEEEEEE」作品の悲しい性かもしれない。確かに序盤は面白いと思ったのだが、中盤以降、特に終盤の先読み合戦になってからは、唯我独尊上等みたいで鼻につく。
■蛇足{netabare}
日笠陽子の「~ですわ」口調は新鮮だったかも。
{/netabare}