たんぽぽの花 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
解釈の違いだけ!
少年ジャンプでは珍しいダークヒーロー作品です。
ノートに名前を書くとその書かれた人が死ぬと言う設定が生かされライバルとも呼べるLとの対決。色々な見せ場が有りドラマも有り結構内容の濃い作品です。
ただ、このキラが取った行動が正義か悪かとか評価している人がいるが
それは、まったく意味を持たない事だと言う事です。
キラが取った行動は間違いなく悪なのです。世界には理不尽な事に満ち溢れています。これは、人類が誕生し歴史が出来、それをさかのぼって見ても解かる事です。人を殺すのがナイフやミサイルで無く、デスノートなだけで、
やっている事は自分の考えに遠い存在を駆除しているだけです。
人は人を殺すと罪が発生します。罪には罰が有り、デスノートの主人公も最終は罰を受ける側になり、話は終わりましたね。信者などはいたかも知れませんが、それは彼の行為にまったく間違った正義を見てたのだと思います。
例え、キラの目や情報に悪に思えた人物の中にも付き合えば、許し、解かり逢えるような人間もいたはず、自分が正しい事をしていると錯覚していた彼は、やはり悪でしかないと思います。実際に悪い人の名前なんて表に出るのは数えるぐらいだよ。世界には裏で力を持つ人間はたくさんいます。
日本でも自分の考えに近い人に好感を持ち選挙で議員を選び国の仕事を任せているのです。そして多々の考えを議論しながら本当に良い答えを探すのです。自分が駄目だと思ったら抹殺してたら、そういう議論も成り立たず、世界は駄目な方向へ向かうでしょう。もしあなたがデスノートを手に入れても
それは、ただの凶器だと思って下さい。そしてそれを使用したら、それは狂気になる事も忘れないで下さい。
まあ、難しい話なのですが、デスノートはリスクが少なく人を殺せる武器と
思って下さい。それは拳銃やナイフや毒を手に入れたのと同じです。
使う人は、それが自分も殺せる事に気づき、使用する気持ちより、人を思いやる気持ちを大事にして下さい。
デスノートに名前を書かなくても殺される様な事をしている人がいつまでも
平穏な日々を送れるはずは有りえないと信じましょう。
最後に、キラの気持ちも解かると言う人に、殺された人の遺族の気持ちも解かるか考えて欲しい。あくまでもフィクションですが、安易にダークヒーロー的な存在に憧れると、道を間違えますよ。