ラスコーリニコフ さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
100年以上の前の夢が世代を超えて実現
こーゆーレビュータイトルはらしくないな・・まあいいか
見たのは3ヶ月くらい前。これ実はすげー作品なんだよ。
何がすげーって、ついさっきウィキ徘徊してて知ったんだけど、
じゃあ今から色々ウィキからパクりながら書くね。
まず、名探偵コナンとルパン三世は多分誰でも知ってると思うけど
モーリス・ルブラン(1864-1941)の【アルセーヌ・ルパン】
↓
モンキーパンチ(1937- )の 【ルパン三世】
シャーロック・ホームズの著者【アーサー・コナン・ドイル(1859-1930)】
↓
青山 剛昌(あおやま ごうしょう 1963-)の【名探偵コナン】
で、コナン君の苗字の「江戸川」が日本の作家「江戸川乱歩」が元で、更に
これの元が「エドガー・アラン・ポー」(自分は黒猫しか読んだ事ないけど、
アメリカ最大の文豪って言われてる人)
このあたりも多分、ちょっと興味あれば知ってるような事。自分もここまで
は知ってたんだ。
探偵作品(推理物)や怪盗作品のルーツって「エドガー・アラン・ポー」
にあるらしくて、まあ、更に遡ると発想的にはギリシャ神話らしく、それこそ
よく言われる「神話の時代からあった」なんだけど、とりあえずそれは放置。
エドガー・アラン・ポーの作品が元で「ルパン」と「ホームズ」が生まれて、
年代で分かると思うけどモロ被りしてるんで、当時から「ルパンVSホームズ」
の構図、頭の悪い表現だと「超有名な怪盗 VS 超有名な探偵」って構図は
この手のファンなら誰もが待ち望んでいたもの。
で、ルパン書いたモーリスの方が、ホームズをパクってエルロック・ショルメ
って名前で登場させ「ルパン対ホームズっぽい奴」って作品は出してたんだけど
ホームズの方の著者とは全く関係無いんで、やっぱりそれじゃ違う訳ですよ。
(※(Herlock Sholmès)はアナグラムで、SholmesのSをファーストネームに
持っていくとシャーロック・ホームズ(Sherlock Holmes)となる。)
それが1900年頃の話ね。
でだ、
『ルパン三世VS名探偵コナン』
【原作 - モンキー・パンチ、青山剛昌】
監督は双方の長編を担当した経験を持つ、亀垣一
脚本は前川 淳(代表作ルパン三世天使の策略他、DBZ、テニプリ、H×H等)
検索 ルパンVSコナン放送記念、モンキー×青山ドリーム対談
検索 金曜特別ロードショー「ルパン三世vs名探偵コナン」
ついに実現してしまうんだ、「超有名な怪盗 VS 超有名な探偵」が。
自分的にはルパンはちょっと好きくらいで、コナンはどうでも良いんだけど
両方知名度が狂ってるんで、気になって見てしまった。
あー・・内容とかは期待しない方が良いよ、「共演する事そのものに歴史的な
意味がある」んだ。1900年頃に生きてたこの手のファンはさぞ羨ましかろうよ。
なんでてめー等だけそんな作品が拝めるんだ、と。
元々のこういうジャンルは小説(今でも小説は多いけど)で、そこから漫画を
通しアニメって形にはなったものの、知名度を上げるにそれがベストだった。
今日本で一番有名であろう怪盗と、探偵が、共演した。
登場人物も、両作品に出てくるメインのメンバーが声優も含めそのままにね。
ぶっちゃけ見る価値は無いですけど、それでも見る価値はありますよ。と
公式サイトに「アニメ史に残る」とか書いてるけど、そんなもんじゃねーんだよ
と、ついさっき知った。