たんぽぽの花 さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
すももももももも?もの数って?(笑)
TVのタイトルでは『も』は6個映画では5個と何か意味が有るのか?知っている人がいたら教えて下さい。
作品は主人公犬塚孝士の所に許嫁の九頭竜もも子がやって来た所から始まる。孝士の家系は12の干支の名を受け継ぐはずの人間なのだが、昔の喧嘩のトラウマで喧嘩はまるで駄目、腕力より知力に走った主人公。
すももは龍の干支の名を持つ格闘家、その腕前はすでに親に匹敵するほどの極みにいた。すももは、孝士が大好きな理由が有り、昔交わした約束を胸に
犬塚家に居候し、孝士を助ける。
元々、12の干支の名を持つ12家の対立で東西に別れた派閥なのだが、
双方の筆頭の犬塚家と九頭竜の子供同士の婚姻には大きい意味があったのだが、孝士の武術の才能は見れず、知性とルックスだけの男になっていた。
双方の合意が無ければ許嫁の話が無くなる。それは東西の分裂と争いを意味するのだが、本人には自覚が無い。すももは、そういった事は全部抜きで孝士が大好き、強い許嫁に助けられ、徐々に自分の有り方を考えるようにはなるが、きっかけが無かった。作品最終話で敵に2人は毒を受ける、解毒は1人分、そこで初めて孝士が取った行動とは!?
原作では、もっと話が進むのだが、テレビの終わり方は良かったと思います。犬塚の血が孝士に一瞬目覚める時はすごく良かった。
作品は10年前の話ですね。今思えば結構好きで単行本集めました。
この世界観に有る干支の12の家と言うのは、実際に実在します。
ただし、全てが武道や武術とかでは有りません。薬学、風水学、神社、寺などに名前を隠し名を使い現存すると言う事です。まあどこまでが本当の事かは解かりませんが、家の者達にはそれぞれ、役割が有りそれは時の権力者によって使われていたと言う事です。実際に、日本の宗教は仏教が主であるが、神社が多々に有るのは、仏と神と区別していたからです。
そして、神道は間接的に時代の影を生き抜いて現存しています。
仏教が当たり前でも、多くの人が神社に初もうでに行くのか?七五参は神社でするのか、色々な説は有りますが謎は謎のままの方がロマンチックで良いのかも知れませんね。