dm501 さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
鳥肌もあるのに、感動もあって、とにかくすごかった。心が揺さぶられるアニメです。
・ストーリー
志倉氏の発言を引用します。
「“せつなさ”をテーマにした場合、時間を扱う物語を超えられるものはない。」
本当にその通りです。
切なさ感動涙がありながら、鳥肌もあるすごい作品。
さて、各話の構成について。
前半は少しづつ謎が深まっていきますが、これといって大きな出来事もなく、なんとなく進んでいく印象でした。
大きな転機を迎えるのは12話。
ここで主人公の目的が見えてきます。
それから主人公は様々な人の痛みを背負い、幾重もの苦難を乗り越え、到達する22話~24話は本当に神回です。
もちろん、想定科学アドベンチャーということで、理論的に完全に詰められているわけではありませんし、ご都合主義的な点もあります。
ですが、全体としてみたら本当に素晴らしかった。
心が揺さぶられるアニメです。
・キャラクター・声優
そんなストーリーでありながら、キャラもまた素敵。
助手かわいいよ助手。
「タイムーリープマシンを開発したのは私なのだぜ」にはやられました。
それから、助手の「道徳的な見地を一切排除して、客観的に物事を判断して、後で私って嫌な性格と感じてしまうところ」は個人的に共感できます。それでも、皆のことを考えていると感じます。
オカリンとダルくんも最後は超絶イケメンでありました。
オカリンは鳳凰院凶真をやってますが、本当に人が良くて優しくて、仲間を大切にする人で、また人間味のあふれる人だと思いました。
まゆしぃは守るべき存在。みんなのことをいつも考えてくれています。
まとめると、ラボメンの結束は強いのです。
2ch用語等ネット用語(スラング?)が多様されています。
自分は馴染みがあったので最初からキャラに好感が持てたのだと思います。
ネット用語に抵抗感がある方はもしかしたらキャラに対しても抵抗を感じるかもしれません。
演技も迫真でした。
ストーリーを引き立ててくれています。
・音楽
素晴らしいストーリーをさらに引き立ててくれています。
22話以降の音楽演出も「ここでこの曲をかけて欲しかった」という気持ちに答えてくれるもので、痛快でした(超電磁砲の最終回Bパートの感覚に近いかな)。
神回の一翼を担っていたと思います(もちろんそれ以外の回も良かったです)。
アニメにおける音楽の大切さを改めて感じさせられました。
読み返すと本当にべた褒めしているなと感じましたが、べた褒めに値する作品だと思います。
とりあえず12話まで、是非視聴をおすすめします。