だんご神 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
タイトルなし
なかなか楽しめましたよ。
舞台背景は近未来(具体的な年代は知らん)で、シュビラというシステムが構築された監視社会の日本。シュビラシステムによって個人がどのような職業につけば一番幸せになれるか等、個人の選択がシステムに依存されている世の中。
そのようななかで、治安面においてもシビュラシステムは機能する。悪行をせずとも、個々人の持つ犯罪係数という数値が一定数を超えると潜在犯と見なされ、警察は取り締まることができる。ストーリーのメインキャラは、この犯罪を取り締まる公安局刑事課の面々。
見どころは、公安局刑事課の執行官である狡噛慎也と槙島聖護との対峙ですかね。この槙島という男は犯罪係数をスル―できる男であり、犯罪を行っても犯罪係数が上昇することはなく、取り締まることが困難であった。なぜ、槙島にはシュビラシステムが機能しないのか?それはシュビラシステムそのものがどのように構築されているのかに帰因するのですが、ネタばれになるので自重します^^
この他にも、同僚間、親子間、上司と部下等の様々な人間関係の描写もあり、なかなか楽しめるアニメとなっていると思います。また、システムに依存した生活への警鐘などもアニメから見て取れると思います。だから、現実でも私達は国に騙されているのでは。。。?なんて懐疑心も沸いてくるかもしれないですね~。まぁ体制や政治的批判はタブーでしょうから、これ以上のコメントは控えますが^^