「グラスリップ(TVアニメ動画)」

総合得点
65.8
感想・評価
1166
棚に入れた
5339
ランキング
3180
★★★★☆ 3.2 (1166)
物語
2.6
作画
3.7
声優
3.3
音楽
3.4
キャラ
3.0

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ネタバレ

animeneko さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

背景が美しい、福井が聖地

(総評)
下に歴史的説明不足のお話と書いてしまったけど、全話視聴してしばらくたって考えると、他にも同じレベルの意味不明アニメはいっぱいあるよね。
なぜ、ではこのアニメが目立ったか?
それはPA.Worksが注目されているアニメスタジオで注目作だったから、だよね。PAWorksは絵柄とか作るのは優れているけど、外部から人を呼ばないと作劇や作話能力がこんなものなのか。ということがモロに見えてしまった作品か。
作画と音楽はとても良い作品だった。
しかし、お話の方があまりに監督の抽象的思考をそのまま映像化してしまったために、視聴者へ伝わりにくい作品になってしまった。
監督の意図した所って、おそらくあの「未来のかけら」を通じてトウコがいろんなものが見えるとか、芸術的な孤独について描くとかしたかったんだろうね。文学的とか哲学的なこととかも描きたかったんだろう。ただ、描き方が映像よりになりすぎてわかる人ってある程度の監督が持っているような芸術的素養みたいなものがないとついていけないんじゃないか。
別に人に勧めるレベルの作品ではないな。
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一話と二話を視聴
舞台は福井県。
絵がキレイに描かれているアニメですね。
これでもこれでもかというぐらいに舞台のきれいな風景を写している。
人物もカワイク描かれている。青春ラブ群像劇になるのかな。

しかし一話を見たところではお話が少し退屈な印象。
NHKの朝の連続ドラマのような日常劇っぽい。
ところが第二話から突然のSF?展開。未来が見えるという設定が出てきた。
第一話とつながらないような、雰囲気が全体と合わないような。
地元の人達に愛されるドラマになるといいですね
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第3話
お話がすすまないね。せっかく転校生カケルが訪問してきて未来を見るお話するんだ!と思わせてすぐに帰宅させる。じゃなぜ訪問させた?未来が見える能力とドラマとの関連が見えない。。
登山シーンでは見せ場の料理シーンでみんなで食べて会話する所もっとやった方がいいよね。楽しいシーンのはずなのに。イマイチ会話が楽しくないアニメ。
主人公トウコは告白されたけど、きっちりお断りしたけどトウコの好きなのはだれなのかな?好きじゃない理由の説明がないので不満。
未来見えるという思わせぶりのエピソードでなんとか次回にひっぱっていけるかしらん
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第四話
脚本が佐藤梨香(1-3話)から西村ジュンジに変わった。少し話が進み会話がスベらなくなったが、やはりお話の進みが遅い。
未来視ネタはやっぱり回収されず。
ヤナギとカケルが一緒の所をトウコがみちゃって勘違い。
サチとヒロは映画館デートだが、ヒロは映画館でお昼寝って何やってんだ。
なんか、NHKの朝の連続ドラマみたい。毎日10分ならこのペースでもいいが、これを一週間で20分じゃお話進まないぞ。。普通の恋愛ものとしてやっていくのかな?

脚本家に脚本力がないから、人物を魅力的に描くこともできず、おもしろい会話もできない。しかたないから、未来視のネタを、毎週小出し、小出しにしてじらしながらひっぱるしかない。観客はイライラしながら見続けるか、視聴を途中で止めるか
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第五話
やっとお話が動き出したかな。しかし未来視設定はまだ使われず単なるジラし要素。
ヤナギとカケルの雨宿りでのトウコの目撃シーン、大した伏線にならずさらっと流された。あのエピソードいらなかったんじゃないか?
サチが検査入院することに。ここで未来視との関連は語れないなら何のために前の週で未来視だしたんだろう?
ヤナギがユキナリに告白。
トウコとカケルと父親が一緒に食事。やっと親しくなったか。
トウコとカケルが秘密の森林の場所でデート。キレイな森林風景はさすがのPAワークス。
今回は、各エピソードを必要もなくブツブツと切って画面展開。わかりにくくしているだけだと思うがなああれ。
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第六話
あんまりおもしろくないが気になるし、背景が無駄にキレイだから見てる。昼ドラ状態か。
トウコははっきり告白しようとしない。スタッフは絵で何か表現しようとするけどアニメは言葉やセリフでも伝えられるはずだが。
カケルとトウコと付き合った期間が長いわけでも、何度か合った程度のはずなのに、カケルはやたら強気で、トウコのことをわかっているみたいだけどなぜなんだろう。未来視関係しているのかな?
例によって未来視の説明はなし。
しかし、トウコのお母さんの、未来が見えたら二度恋愛が楽しめるね!の言葉は前向きでおもしろかったな。
カケルのお母さん、初登場、ピアニストで超美人。
カケル、ユキナリに失恋の腹いせに殴られる。ユキナリカッコ悪い。
カケル、ユキナリにグランドでカケッコの決闘を申し込む。わけわかんないが、どうやらトウコに「カケルの方が大事」といって欲しかったらしい。
トウコはカケルにもうメロメロになるんかな。

ドロドロ恋愛模様になりそうでならない、今週は、ストーリー進むかなと思ったがさほどのことはなかったか。
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第七話 
もうお話がわけわからんレベルを超えたw一部狂気が混じり、そこがおもしろいw
止め絵を多用しているのはその部分が、動画まにあわないんだろうね。
作画崩壊といわれるよりは止め絵の方が絵がキレイではある。

トウコとカケル、手をつないてお話タイム!かなり親密になってきた?
カケルが自分の分身と会話しているシーンがいきなり映されてドキッとしたけどやっぱりそういう子だったのな。
トウコの妹のヒナが突然、ユキナリを追いかけるんだが、これ水泳練習中のスクール水着のままで自転車漕いでいくwなぜw!そこまでして追いかけるwわけがわからんがおもしろいw
トウコとカケルの海でのデート計画を聞いて、サチはなんとみんなで海にいこうと誘う!どうやらデートを邪魔しようとしたのか!あまりのことに、ヒロくんはショックで引いてしまった。サチはトウコのこと好きだとしても、他人の恋路を邪魔しちゃいけないよ。。

海のデートで、ヤナギだけは中止の連絡つかずに来てしまう。カケルと鉢合わせするヤナギ。「あんたのせいでユキがかっこ悪くなった」とか文句をいわれてしまう。
あんまりカケルがみんなに嫌われるのでかわいそうになってきた。
未来視とかあんまり重要な要素ではないみたいだな。

このアニメの楽しみ方は普通のドラマと思わないこと。各人の心情を理解するよりは味わうこと。作画がキレイな所を見ることかなあ
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第八話
水着回じゃなかったが、海と下着と全裸が出てきたw
もうお話には期待していないが絵はなんかいいな
トウコの未来視がもはや幻覚をみている状態で不安定。
海で、カラスの映像をみてぶったおれてしまうトウコ。
家でもガラス工房ぶっ壊れる映像を見る。
カケルはまるでたよりになりそうもない。
ヤナギは着替えシーンでなぜか止め絵w全裸になって家の中を歩きまわるw
なんのサービスでしょうか?
サチ、ヤナギに二人の未来視についてゲロってしまう。
ユウは1人で山登り、サチの腹黒計画が許せんらしい。

学校の美術準備室で、トウコとカケルが行くと、トウコが怖い幻覚を見る。
あれは雪か?冬なのか?もう怖い!ホラーアニメみたいだ。正直、M3とかより怖いぞw
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第九話
カケルとのキスシーンを未来視してビックリするトウコ。
カケルの家族関係の問題はいまだに明らかにされない。何かあったのか?
なぜカケルはテント暮らしなのか?
ヒナちゃんは姉が心配でいろいろと動く。ヤナギにお話を聞きに行くとお古の素敵な洋服をもらう。カワイイ!ヒナちゃん!
サチは、夏目漱石「夢十夜」にかけて好きな人に告白って、これはトウコに対してか!ヒロの目の前でやるのは違反。それはルール違反でっせサチさん。
カケルはあいかわらずわけわからんセリフでトウコから避けられているみたいだな。未来のかけらって何だろうね。
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第十話
サチ、ついに告白!て、トウコに?それともヒロ?え?両方好きなの?サチってバイ?二人好きって欲深wてトウコは無理やりごまかしたw
カケルはピアニストの母親のため、演奏旅行で一か所にとどまったことがなく故郷がない?という事情を持っていたため、孤独だったようである。
トウコはカケルの両親からカケルの事情を聞いて、カケルの「唐突な孤独」を理解したいと思う。もう、雪が降る幻視を見ても怖くないw見ているこっちは怖いというかわけわからんがw
カケルは、なぜかサチにあってお話がしたい。なぜ??未来のかけらについて?でもサチは知らないだろう?
ユキナリとヤナギはやっといい雰囲気になってきた。よかったw
そして、美術準備室で出会ったカケルとトウコ、ついにキス!て相変わらず唐突なカケルやなw
もう無理矢理に、納得してみんなカップルになって終わりだなw
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第十一話
あいかわらず訳のわからん展開はそのまま。もう期待してないから別にいいけどw
カケルとトウコはついに一緒に一晩美術準備室で過ごすことになってしまった。トウコは雪が降るのがなんなのか突き止めたいらしい。一晩帰れない、という電話にヒナちゃんは必死の隠蔽工作。ヒナちゃんの勘違いはあながちまあ勘違いでもないんだけど。朝帰りのヒナとカケル。
もうその日は家族ぐるみで、カケルの母のビアノを聴きに来る。
ヒナちゃんのかわいい洋服!
カケルはトウコと唐突な当たり前の孤独について、そしてガラス玉にカケルとトウコは花火を見る。
サチとヒロは一緒に山にのぼるが、サチの告白について説明したのかしてないのか。
ヤナギとユキナリは一緒にダンススクールへ行く。いい雰囲気だな。
家庭ピアノコンサートで、カケルはトウコの手を握る。て、家族のいる中でそれをやるのかwカケルw空気読まない派w
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第十二話
もう何があっても驚かないつもりだったけど、今回も驚かされたw
突然設定が変わってるw季節は冬、なぜかトウコと家族が福井にやってくるところから始まるwトウコは他のメンバーとは初めて合う設定になってる?
あれ、パラレルワールドか??と思ったらトウコが透明人間になった??
すさまじいわけのわからなさwこれはある意味芸術的。
途中から、これってトウコの妄想で、カケルの感じていた孤独を疑似体験しているみたいということか、と無理やり納得した。
と思ったら、先週の家族コンサートの場面にもどった。ああ、よかったww
トウコはどうやらピアノを聴いているうちにトリップして妄想を見ていたようだ。トウコの夢見がちのクセ、直しておいた方がよくないかw芸術家になるには必要なのかなあ
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第十三話(最終話)
わけのわからない歴史的説明不足のアニメもついに完結した。
どんなまとめかたするのか興味があって最後まで見たw
最後まで見てもやっぱり説明不足のままだったw
でも結構よかったかもしれない。最後の方は結構会話が成立していたよね。
あの、トウコの見た幻影とか未来のカケラってトウコのイメージ力が創りだしたイリュージョンでいいのかな?何かの狂気ではなく、狂気に近いインスピレション。感性の高い人にだけ見える映像。
正直、トウコが途中から怖かったけどなw
このアニメのラストは、カケルは結局トウコ達と学校に通うことにしたみたいだが、はっきりとは描かなかったな。というか何一つはっきりと説明はしないという、本当にアニメの歴史に残るぐらいの説明しないイメージだけの作品だった。
これだけ謎が多いと、エヴァンゲリオンとかみたいに、解説で楽しむ楽しみ方も有りだと思う。エヴァならわけわからんストーリーでもみんな勝手に解釈してくれるから、ああゆう楽しみ方もあると思う。

この監督はものすごい芸術系のイメージ力が強い作品が作れるというのがはっきりしたのは収穫だな。これだけ実験的な作品が作れるという日本のアニメ業界もすごいし、PA.Worksもすごいかもしれん。

あとは、映像はとてもキレイで背景とかよかった。音楽も、音楽だけはwさわやか系青春を感じさせるとてもいいものだった。

投稿 : 2014/09/30
閲覧 : 339
サンキュー:

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