どらむろ さんの感想・評価
3.5
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
タツノコのヒーローギャグコメディ
1980年9月7日から1981年9月27日まで放送されたヒーローギャグアニメ。全56話。
ケロロ軍曹の大先輩とも言えそうなマヌケ侵略者を、少年がヒーローに変身してコミカルにやっつける感じ。
(ちなみにニコニコ動画で視聴しました)
{netabare}『物語』
展開自体はワンパターンというか様式美。
前半は、侵略者のクロダコブラザーズのお馬鹿な侵略作戦がユニークで面白く、これを元気な少年・遊木リンがタコ星から来た保安官(見習い)のタコローの助けを借りてムテキングに変身してボッコボコにする。
バトルはいつもムテキングのワンサイドゲーム。
クロダコの奇想天外な侵略作戦(後のケロロ軍曹に近い感じ)やタツノコメカの面白味が醍醐味なのだが、面白いのは前半(序盤過ぎ)辺りまで。
後半は失速し、序盤程のギャグのキレが無くて正直退屈な感。
それでも、いくつか良い感じのエピソードはあったりする。
…序盤に限ればかなりのユニークさとワクワク感あり。
『作画』
独特の味わいがあり、ギャグアニメとしては悪くは無いのだろう。
女の子は正直、萌えは期待出来ない。
タツノコ特有の面白メカや、ムテキングのローラーアクションは一見の価値あり。
ただ後半以降は、続けて視聴すると流石に飽きる…。
『声優』
渋いベテランのイメージ強い井上和彦さんの、少年声が新鮮に感じる。
千葉繁さんのトカゲッテルがコミカルで楽しいw
『音楽』
OPが印象的。
ムテキングのテーマ(実質、クロダコの処刑BGM)も良かった。
ギャグアニメとしては楽しい曲多し。
クロダコの歌は面白いけれど、やはり通して観ると飽きる。
『キャラ』
リンは元気な少年だが、ムテキングは没個性(作風上特に問題は無いが)。
タコローはアホだけど健気に頑張っていた。
ミッチーは(今風の作画からは外れているが)結構可愛い。
敵のクロダコブラザーズの方が魅力的、仲良しで微笑ましいw{/netabare}