Nagi* さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
人を好きになる気持ちがなくなったら楽だったろうけどさ…今の私じゃなくなってる、きっと。
【 完璧な映像美 】
このアニメを一言で評価するなら、これに尽きる
海をよくぞここまで綺麗に表現したものだ!と感心するばかり
やりすぎていない、あのキラキラ感
完璧なキャラデザに完璧なキャスティング
後世に残ってほしいと願う一作です
ただ、オリジナルストーリーなだけあって
海の住人という設定を活かしきれていなかったり
予定調和がダメな人には受け入れられないかもしれない…
海独特の生活要素をもう少し表現してほしかった
“うみうし”みたいな感じの(^o^)
【 凪のあすから 】
タイトルの意味、考えたことありますか?
*凪 = 風がおさまって波の穏やかな状態
= 子供だからこそ、変わりたくない
いつまでも仲良く、関係を壊したくないという気持ち
*あすから = これから
何も変化がなく、波風立てないようにしていた日々…
それでも大人になるにつれて変わるものがたくさんある。
それを乗り越えて…彼らのこれからはどうなっていくのか
こんな意味があるのかなー、なんて
足りない頭で考えてみた\(^o^)/
つまりね、何が言いたいかっていうと
このアニメには、胸を打たれる名ゼリフがあまりない(笑)
それでも登場人物ひとりひとりが
『 好きって何? 』と考え、自分なりに受け止め、行動する
だからこそ物語終盤で ナミダ がこぼれてくる。
最後の最後まで凪だけど、きちんとあすからも描かれてます。
【 恋愛 】
{netabare}
ちさき ← かなめ ← さゆ
↗ ↘
つむぐ ← まなか ← ひかり ← みうな{/netabare}
ここまでやるか?!と思うほど一方通行な恋愛相関図w
この関係がほとんど変化しないことに退屈する人も多いけど
私は一気見したから飽きることはなかったなあ…
断念した人のレビューあとで見てみよう(笑)
2期のスタートには驚いた!
{netabare}まず、5年も時を進めたこと。これによって
19歳になった 紡とちさき
14歳のままの 光とまなかと要
14歳になった みうなとさゆ{/netabare}
って複雑に絡み合った関係になったわけだけど
これがまたなんとも言えない切なさを醸し出す。
子供の恋愛だから、キレイ事だけで終わるかと思いきや
そこは大人になった紡&ちさきが表現してくれましたね
恋愛には嫉妬とか醜い感情がつきものだもんっ
大人になっても良く分からない“好き”という気持ち
凪のあすから90%を占める恋愛の中で
Nagi*号泣!! イチオシBest Shotがこちら
{netabare}
▽ 踏切付近での さゆ→要 への告白シーン
「 悲劇のヒロインぶんな!!ばかっ!! 」
本当に涙がほろほろ…
大人になったちさきへの報われない気持ち
冬眠してた自分を待ってた人はいたのか?という疑心暗鬼
そんな要の心に一筋の光をもたらしてくれた さゆ
あー、個人的にサヤマートとみうなにくっついて欲しいw
あの告白してくれたクラスメイトじゃなくて(笑){/netabare}
【 残念なトコロ 】
◎海と陸、大人の関係性
大人の事情でおふねひきをやらないと決まるほど溝があるのに
廃校になったからといって海と陸の学校を統合するの?
もう少し詳しく掘り下げて設定しとくべきじゃないかなーと。
◎おふねひき
光たちの有志で2回やったわけだけど
何の対策もなしにやりますかね?ふつー
あんな風に波が荒くなることや、落船の危険性があるなら
もう少し対策を練るのが人の性というものではないかなーと。
◎最終回まで引っ張った海神様の真実
もう少しはやく登場させるべきだったのではないかなーと。
凪のあすからは、陸と海の人々によって成り立っているんだから
その元になってる海神様にもう少し重きを置くべきだった。
【 総評 】
海の綺麗さ 子供たちの揺れ動く恋愛感情
とてもよく感じることができました!!
そして なにより“あきら”の可愛さ♡
幼児ってあんな感じだよねー、ほんと。
もしも、続編をやるならば あきらを中心として
光たちの子供の関係性とか日常を見てみたいな~♩
っていう希望ね(笑)