★mana★ さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
過ちを起こすな!揉めるな!争うな!詰るな!傷つけるな!普通でいろ !
太陽系の南半分が壊死している世界。
それぞれの夢を見、航宙士養成所に集まった子供達。
しかし、突如襲撃を受け宇宙空間に漂流してしまう。
そこに養成所内に隠されていた航宙可潜艦「リヴァイアス」が現れる。
リヴァイアスに避難する際、大人達は全員殉職、子供達487人が取り残される。
そこから、子供達だけの宇宙漂流が始まる。
始めこそ、すぐ助けが来ると信じて、協力しあう子供達であるが、何故か助けを求めるモノに攻撃されてしまう。
まさかの事態に艦内は次第に無法地帯とかす。
力のあるモノはそれを振りかざし、力の無いモノはそれに屈するしかない。
いつ逆転するかも分からない状況で精神的にも体力的にも消耗し、それでも希望を捨てずに救助を待つしかなかった・・
誰かが傷つき、それを守る為にまた誰かを傷付ける。
怒り・恨み・憎しみ・悲しみ・絶望・妬み・裏切り・・艦内はそんなモノでいっぱいになってしまう。
はたして、こんな状況下で希望なんて持てるのか・・?
そこで、良くも悪くも変化していく子供達の心情がよく表現されていて、
私にはそこがこの作品の魅力であり、注目すべき一番の見どころであると思いました。
しかし、そこに感情移入するには、足りないモノも多く
もう少し掘り下げた話もあっても良かったのではないか?
という気もしました。
こういった作品は、最初に全体像が掴み辛く、なかなか理解し難い。
観終えたから言える事なのですが、少し事前に調べておくと、話しが入り易くなると思います。
私的視点なのですが、この作品はもっとロボットだったり、戦闘だったりそんなモノが中心なのだと思っていたのですが、それはこの作品を盛り立てるモノであり、ただの出来事に過ぎません。
精神的に不安定な年齢の子供達が極限状態になり、そこでどうなってしまうのか。
人間の汚い部分が曝け出され、それがぶつかりあう事でどうなってしまうのか。
真実から目を反らさず観て頂きたいと思います。
それを見届けた後、希望の光が差し込み静かな涙がこぼれ落ちる様な、そんな作品でした。
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※追記
監督=谷口悟朗(コードギアスなど・・)
脚本=黒田洋介(ガンダム00など・・)
キャラデザイン=平井久司(ガンダムSEEDなど・・)
OP・有坂美香=「dis-」個人的にかなりの良曲♪
何と言っても声優人が豪華です!
白鳥サンは、あんなキャラピッタリだし (´・ω・`)ナンナンダヨ、モウ・・
保志サンのあまりにもヒドイ暴言に笑ってしまいます(゚Д゚)オマエラハ、シンデンノトオナジダ!!
関サンは、やはりいい味出してますし(・∀・)イイ!!
(タイトルは関サンのセリフです)
ね?面白くないわけないでしょ?(・∀・)
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