Lovin さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
見た感じ
■概要{netabare}
原作:プリンセスソフト
監督:関田修
シリーズ構成:長谷川勝己
キャラクタ原案:如月水
キャラクタデザイン:新田靖成
制作:渡来ネットエンターテインメント、ピクチャーマジック
話数;1クール全13話
OP:「KIZUNA~絆」
by 彩音
ED:「想い出 good night」
by tiaraway
{/netabare}
■感想
原作ゲームは未プレイでTV放送を視聴。妹の座を骨肉の争いで奪い合う話。
幼い頃の事故で両親を失った主人公は妹と二人暮らしをしている。事故以前の記憶が無い主人公だが、自分を「おにいちゃん」と呼ぶ少女の登場などから、断片的に記憶を取り戻し始める。そんな中、無口で協調性の無いクラスメイトから意味深な言葉を投げかけられる。
主人公を兄と呼ぶ少女は二人登場するのだが、このうちの一人は何かおかしい。中学生にもなっているのに、事ある毎にペタペタペタペタしてくる。もし私なら喜国雅彦のパロディ漫画に登場するような摂関をしてしまいそうなくらいに、何だか気持ち悪い。おかしい理由は結末でわかるが、気持ち悪い理由は別だと思う。
女性キャラが多く出てくるが、重要人物は主人公を含む上記4人で、それ以外のキャラはこの物語の核心の事件に巻き込まれただけだ。しかし無口な同級生は冷静に語るのだが、「同時に二人の妹は存在できない」の一言に突っ込んでしまう自分に穢れを感じてしまった。
メインのキャラは福山潤、清水愛、新谷良子、松来未祐、南里侑香、金田朋子、千葉紗子と、私でも知っている声優がキャスティングされている。作画の程度など低予算らしく見えるのに、もう少し人件費で抑える努力をしても良かったのではと思う。
この作品、EDもまずまず悪くないが、OPはかなり気に入った。一寸ギターの「ギュイーーーン」ってのが大きすぎる気もするが、メロディはかなり良いと思う。ただ歌いだしのリズムは取り難いので、歌うのは難しそうだ。ニコ動のコメントによると、彩音のデビュー曲らしい。
今更振り返るほどの名作とは言い難いし一寸暗すぎる内容だが、最終的にはポジティブに捉えられなくもない結末で落ち着く。残念なのは、前半はほぼ日常なのと、作画がいい加減に見えるところ。せめて作画がよければ人に奨められるが、15分作品でサクッと見られることくらいしか訴えられるポイントがない。
■蛇足:{netabare}
蛇足に書こうと思っていたことを感想に書いてしまった。
{/netabare}