ががんとす さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
予想外枠の作品(^ω^)
春アニで最初は見ないだろうなと思ってた作品です。
PVで見るとみんな定規で引いたような眼のラインだったし村上君は滝のように涙垂れ流しだったし・・・w
でも今春はダークな雰囲気なのがあまりなかったしOP見たときに歌なしで何か盛り上げられて世界観に入り易かったので見ることにしたのが始まりです。
最初は村上君クールぶってるし転校生のクロネコに対する反応とかクロネコの制服とかないわーと思ったけど逆にそこで掴みはおk的な感じでしょうね
。何となく興味を持ちながら見ると村上君のマヌケな部分もたくさん出てきて黒羽の意地を張ってごまかしたり言い訳したりする部分がかわいくて魅力的で次も見たくなってくるわけです。
ストーリーが進むと新しい魔女が研究所から逃げ出して仲間になる魔女やそれを殺すための追手として派遣された敵で出てくるのですが(ストーリーは基本この流れ)、
仲間には体が動かないツンデレ予知能力ゴスロリ少女の佳奈ちゃんとか、ドイツ人とのハーフなのになぜか関西弁おませなハッキング少女カズミとか、おっとり天然巨乳転移吃音少女小鳥とか個性的なキャラクターが出てきます。
敵は味方より攻撃力が強い魔女が多いのですが村上の機転や、視聴者から見ると少しマヌケなところもあったりで村上たちに倒されます。
魔女を派遣する側には当然直接魔女を指揮するお兄さんがいるのですが、その上部には世界を作り直そうとしている300人委員会の元老みたいな人もいて
村上たちのせいで作戦が失敗しまくってこっちがこの人たち大丈夫?と心配になるくらい中間管理職として立場が悪くなるところが斬新でしたw
モブキャラが残酷な殺され方をするのですが、いちおーモブもただのモブというよりはちょっとしたエピソードがあったりして感情移入しやすい作りになってるのもいいところです。
あとカズミがおませさんなので少年が喜ぶ程度のエロ描写が多少あり(謎の白い光があります)、結構掲示板とかではファンもでき話題になっていましたが、自分的には小学校中学年~中学くらいまではそういうアプローチをかけてくる子もいたしなんかその当時の感覚を思い出して懐かしくなったのと、あとカズミはやっぱり常に死を意識させられてるから普通の人が長く生きてたらすることを早くしておきたいんだろうなという気持ちが伝わり、魔女にされた子たちの気持ちを表すのにいいキャラクターだったと思います。
ストーリーは基本的には襲ってくる魔女に対して仲間が死なないのか、またいつ死ぬのかとドキドキしながら見ることになるのですが心情描写の為のエピソードなどをたくさん入れたので終盤の2話くらいが駆け足になってしまったのがもったいないところです。余韻のない展開になってしまったのでこれでストーリーの評価を下げさせていただきました。
あとこの作品の面白いところは別の方も書いてらっしゃるようにシリアスストーリーにしてはところどころでギャグが多めに入ってきます。それが会話の中の掛け合いだったりちょっとしたときにさらっと突っ込みが入ったりするので関西人としては自分たちの日常会話に近く感じる部分があり楽しめました(^ω^)
黒羽の創作鼻歌もよかったですね♪ということで私の鼻歌で〆させて頂きます。
「他人の評価良くなくても全然関係な~い♪」